音楽療法Q&A

音楽療法Q&A

Q.音楽療法って何?慰問コンサートやヒーリングミュージックとは違うの?

違います。音楽療法は、対象者ごとに目標を立て、それが達成されることをめざしてなされるものです。懐かしい歌を歌い思い出を語り人生を振り返ることが必要な人、音楽の中で人と楽しく関わる経験を通じてコミュニケーションの方法を学ぶ必要のある人…各人の個別目標に応じて音楽を選び提供し、対象者の変化を確実に導く-それが音楽療法です。

Q.なぜ実習が必要なの?

音楽療法士には、音楽と人間関係の技術が必要です。生身の対象者と適切に関われるようになれなければ、有能な音楽療法士にはなれません。現場での実習は、音楽療法の実践的な技術を身につけるために欠かせない学習なのです。

Q.卒業後の進路は?

病院、施設などの音楽療法士、または高齢者施設のケア・スタッフ兼音楽療法士が最も多い進路です。福祉現場では有能な専門家が決定的に不足しており、施設からの求人募集が常に大学に寄せられています。その他、幼稚園教諭、高等学校の音楽の教諭、音楽関係の企業などに就職する人もいます。他大学の大学院に進学してさらに勉強を進める人もいます。

Q.音楽療法の魅力って何?

A.「やりがい」です。音楽療法の現場では、音楽療法士のしたことが伝わったかどうかが、対象者の様子からハッキリわかります。演奏会で演奏する時も、聴衆からの何らかの反応はありますが、それよりもはるかに直接的で、確かな反応が、対象者からは返ってきます。楽しげに歌い、楽器をならし、笑い、時にはしみじみと涙する…そこに立ち会える「やりがい」と「喜び」は、何にも代えがたいものです。

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