2016年11月

短大・コンポージングアーティスト専攻生が「ライブ実践」を行いました。

11月28日(月)、ライブハウス「Welcome back」(豊島区南大塚)にて、本学園短大 コンポージングアーティスト専攻生による「第4回 ライブ実践 My Song My voice for you~世界の音楽シーンを彩るベテラン奏者達との共演~」を行いました。

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会場となったライブハウス「Welcome back」。
開場前から多くのお客様がお待ちくださっていました!

 
「ライブ実践」は、コンポージングアーティスト専攻の「専攻実技」の一環として行われるものです。クラシックの芸術性とポップスの文化を学びながら音楽創作および表現の研究を目的とする同専攻の2年次生が学びの集大成として、プロミュージシャンの方々と同じステージに立ち、お客様の前で自身が作詞、作編曲した作品を発表します。
 
「学生ではなく、今日はあえて『アーティスト』と皆さんを紹介します。本日出演する11組のアーティストは、プロミュージシャンに演奏でサポートしていただきながら2年間の学びの成果を発表いたします。どうぞ皆様、手拍子や声援などでこのアーティストたちを応援していただけますようお願いします」との城之内ミサ特任教授の挨拶で、ライブは幕開けしました。
 
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城之内ミサ特任教授。教授の明るく楽しいMCで、
お客様も、ステージの奏者の方々も、笑顔があふれて......!
先生からは、音楽以外のこともたくさん学べます!!

 
独唱、デュエット、弾き歌い、ソリストとして楽器を演奏......と、学生各自の研究によって発表形態はさまざま。また、楽曲の制作意図も多様で、自身の思い出に刻まれた実体験をもとに、また、特定の誰かに伝えたいメッセージを込めて、あるいは、フィクションの情景・ストーリーから楽曲を創造し......など楽曲にまつわる興味深いエピソードも、演奏の前後に学生自らが紹介しました。

演奏やMCにお客様がおおくりくださった声援、手拍子、盛大な拍手を受け、出演者の学生は皆、お客様に、そして演奏でサポートしてくださるミュージシャンの方々に向けた感謝の想いと、自身の達成感や充実感とが入り混じったような表情を見せてくれました。

「共演してくださっているプロの奏者の方々は、学生たちの楽曲を、今日、初見で演奏してくださっています。プロフェッショナルの世界では、こういった瞬発力が求められることも学んでほしい。」

「プロになると、自分が100パーセント望むとおりの楽曲制作というのはなかなかできません。自身の希望に沿わない書き直しをしなければならない場面もあります。ですが、この『ライブ実践』は、純粋に自身の望む創作・表現ができる非常に貴重な機会であり、出演している学生たちはそのことを理解したうえで、今日までの準備をしてきました。」

会場では、コンポージングアーティスト専攻1年次生も先輩たちの演奏を鑑賞していましたが、城之内特任教授が司会の合間に伝えたこれらのメッセージは、来年、自らが舞台に立つ日を迎えるまでに学ぶべきことへの意識をよりいっそう強くさせたのではないでしょうか。

最後の出演者の演奏が終わっても会場は熱気に包まれたままに、ライブの幕は下りました。

この日に向け、学生たちは各自の発表の準備だけではなく、同専攻の仲間同士サポートをし合い準備を進めてきました。このような舞台をつくりあげるには、多くの方々の多くの時間と高い専門性、参加し合う者同士の円滑なコミュニケーションが必要であること、またそれらがいかに重要であるかを、出演した2年次生も、鑑賞した1年次生も、理解を深められたことでしょう。

学生に貴重な経験を与えてくださいました奏者の皆様、音響や照明等にご尽力くださいました「Welcom back」のスタッフの皆様、そして、会場に足をお運びくださいました多くの皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
  
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最後は全出演者でお客様にご挨拶。
皆さん、おつかさまでした!

 
 
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水野 美佐子(東邦音大 アドバンスコース生)
♪For You ♪ Change
 
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野村 理世奈
♪恋花歌 ♪月と星の遊戯
 
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青木 美妃
♪いのいちの種 ♪Bare foot
 
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小川 翔太
♪ambivalence syndrome
 
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沓澤 万莉
♪桜色の風 ♪サボテン
 
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永井 麻美
♪風韻 ♪φιλία(フィリア)
 
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大脇 大貴
♪たんぽぽの野原で
 
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吉居 成美
♪feeling ♪オービット
 
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米田 優美
♪sexual freedom
 
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金子 彩音
♪L'Arc~en~Ciel lunaire ♪Everasting ties
 
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齊藤 紗耶可
♪アイバラ~愛を知る赤い薔薇~ ♪Happy birthday

ヴィート・クレメンテ先生による声楽公開講座を開講しました。

平成28年11月24日(木)、川越キャンパス スタジオBにて、ヴィート・クレメンテ先生による声楽公開講座を開講しました。
 
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ヴィート・クレメンテ先生
 
ヴィート・クレメンテ先生は、世界各地の歌劇場や管弦楽団の音楽監督、客演指揮を務められ、日本でも新国立歌劇場、東京文化会館など各地の主要劇場にて客演指揮をしていらっしゃいます。イタリア・オペラを中心に宗教音楽の他、現代音楽初演など、幅広いレパートリーをお持ちで、世界的にご活躍されている先生です。
 
本講座は、「イタリアでの伝統に基づいた音楽作りを、感覚的に『こんな感じ』で歌うのではなく、知識に基づいた解釈ができるように、またそれを表現できるようになる為の基礎が学べる講座」と題して、本学園にて声楽を専攻する学生3名(短大生、大学生、大学院生)を対象に、公開レッスン形式で行われました。
 
クレメンテ先生は、各レッスン生に対して、イタリア語の「B」と「V」の発音や、息の使い方、歌詞の意味を聴き手に伝えるための重要なポイントなど、たくさんの貴重なアドバイスをしてくださり、また、時おり自ら歌いながら、そして指揮をしながら、ダイナミックな動作を交えたわかりやすい指導をしてくださいました。
レッスン生も受講生たちも、クレメンテ先生の一言一句を熱心にメモを取りながら解説に耳を傾けていました。
 
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3名のレッスンが終わった後には、聴講生からの質問に答えてくださいました。その中でも言葉の解釈についての質問には、「解釈というのは、その言葉のニュアンスを表します。言葉のひとつひとつにアイディア、イメージを持つことが大切」とお話してくださり、質問をした学生は、クレメンテ先生と直接お話できたことにも感激した様子で、大きく頷きながら聞き入っていました。

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最後に、クレメンテ先生より「自由であるということはどうでもいいことではありません。すべてを勉強したうえで初めて自由が手に入ります。どうぞみなさん、たくさん勉強してください。」とお話があり、クレメンテ先生と各レッスン生へのたくさんの拍手が響きわたるなか、講座は終了しました。

指揮者の見解でのレッスンは、普段声楽の先生を中心にレッスンを受けている学生たちにとって、それとはまた違った新しい視点から楽曲に向き合うことができたのではないかと思われます。今回の講座が学生たちのさらなるステップアップに繋がることを願っています。

クレメンテ先生は2016年12月10日、11日に和光市民文化センターにて開催されます、第33回オペラ彩定期公演 プッチーニ「ラ・ボエーム」で指揮をされる予定です。そのオペラの合唱は、本学園附属第二高校生徒と大学・短大の学生が務めます。
皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。

♪第33回オペラ彩定期公演 プッチーニ「ラ・ボエーム」の詳細はこちら



大学 声楽公開講座「イタリア・オペラ表現・解釈」
◆講師 ヴィート・クレメンテ 先生
◆日時 平成28年11月24日(木) 14:30~16:30
◆会場 東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオ B
◆講座でとり上げた楽曲
W.A.Mozart/オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」より 岩は動かぬ様に
G.Puccini/オペラ「ラ・ボエーム」より あなたの愛の呼ぶ声に
G.Donizetti/オペラ「愛の妙薬」より 人知れぬ涙
 

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団員のルネ・スタール教授によるヴァイオリン公開講座を行いました。

平成28年11月17日(木)、川越キャンパスにて、ルネ・スタール教授のヴァイオリン公開講座(二日目)として公開レッスンを行いました。
 
ルネ・スタール先生はウィーンフィルハーモニー管弦楽団員としてご活躍されており、本学の東邦ウィーンアカデミー教授でもいらっしゃいます。今回の公開講座は、前日の文京キャンパスでの特別講座、附属中高生の公開レッスンに続き、本日は川越キャンパスにて公開レッスンを行いました。
(11月16日(水)の講座の記事はこちらをご覧ください)
 
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本日の公開レッスンは、本学園の短大、大学、大学院の学生、卒業生を聴講対象として行いました。今回は、ヴァイオリンを専攻する大学生2名、大学院生1名がスタール先生のレッスンを受けました。
 
スタール先生のご指導は、「波のようなクレッシェンドで!」「ここは、好きな女の子が通り過ぎた時の胸がドキドキする感じをイメージして」「賛歌を歌うように!ハレルヤ!!」など、ユーモアにあふれており、受講生たちが笑顔になるような場面もありました。レッスン中は先生自ら演奏しながら細かく丁寧にアドヴァイスをしてくださいました。
また、各レッスン生のこれからの課題やその課題を解決するための的確な練習方法もご指導してくださいました。
 
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これからウィーン研修に臨む学生も受講していたため、スタール先生の一言一句に耳を傾け熱心にメモをとったり、うなずきながら聞いていました。
  
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本日の講座も予定時間をオーバーするほど盛況でした。
ヴァイオリニスト、作曲家、指揮者など多彩にご活躍されるスタール先生の二日間に及ぶ特別講座は、学生たちにとって貴重な経験となり、さらなるステップアップにつながる機会となりました。
 
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スタール先生(中央)、通訳を務めた林 特任教授(右)、レッスンを受けた学生たち
  
東邦ウィーンアカデミーの詳細はこちら
  
大学 ヴァイオリン公開講座
◆講師 ルネ・スタール先生(東邦ウィーンアカデミー教授)
◆日時 平成28年11月17日(木) 14:30~17:30
◆会場 東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオB
◆本講座でとり上げた楽曲
無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 アダージョ フーガ / J.S.バッハ
ヴァイオリンソナタ ト短調 / C.ドビュッシー
詩曲 / E.ショーソン
 

東邦音楽大学

平成28年11月16日(水)にルネ・スタール教授によるヴァイオリン特別講座を開講いたしました。

本学の東邦ウィーンアカデミー教授を務めるルネ・スタール教授は、国際的に活躍するヴァイオリニスト、作曲家、ピアニスト、指揮者であり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員、ウィーン国立歌劇場オーケストラ団員も務め、ヴァイオリンを学ぶ人のための教則本も執筆するなど、幅広い活動を行っています。
 
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今回の特別講座は、ウィーンから来日中のスタール教授をお招きして、林千尋本学特任教授が通訳・ナビゲーターを務め、「初心者への指導法」として開講いたしました。
 
ヴァイオリンという楽器を初めて持つ方がリラックスできる方法をはじめ、子供たちに対するアドバイス。ソリストとオーケストラ奏者というそれぞれの視点で、立って演奏する時と座って演奏する時の姿勢や楽器の構え方の違い。弓を上手にコントロールし美しい音色を奏でる練習方法など、スタール教授の実演を交えた充実した講座となりました。
  
会場にはメモを取りながら熱心に聴講される方をはじめ、本学大学院生や短大生も参加し、自身の練習法や将来の指導者としての心得を学ぶことができる、たいへん貴重な機会となりました。
 
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サクソフォン奏者として活動する卒業生をゲスト講師に迎えた「東邦スタンダード」開講

2016年11月9日、本学園短期大学の「東邦スタンダード」の授業において、本学園大学卒業生で、サクソフォン奏者として活動されている物井光太朗さんを講師にお招きしました。

「東邦スタンダード」は、在学中の学びをより深めるとともに、社会人に必要な基礎力を身につけることを目的とした大学・短期大学の全学年必修科目です。社会で働くことの意味や社会で各自が果たしうる役割を考える場となる授業を毎回実施しています。

今回、講師を務めてくださった物井先生は、東邦音楽大学を首席で卒業後、サクソフォン奏者として、ライブ、CDリリース、多彩なジャンルのアーティストとの共演・レコーディングなど幅広くご活躍されています。演奏活動に限らず、音楽教室講師として、数多くの音楽愛好家のご指導にもあたっていらっしゃいます。

物井先生1.jpg 物井光太朗さん


授業は講演会形式で行われ、物井先生ご自身のさまざまなご経験を学生に語ってくださいました。音楽を始めたきっかけ、音楽大学をめざした経緯から、プロフェッショナルな音楽家として活動するにいたるまでをお話くださり、さらに、現在のお仕事についても具体的にご紹介くださいました。

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プロの方だからこそ語れる仕事現場の話に、学生たちが興味深く耳を傾けていたのはもちろんのことですが、学生時代の経験談や、学生時代にはどのようなことを考えていたのか、などといった物井先生のエピソードには、現在の自分たちになぞらえているかのような表情を見せながら、また、メモを取って大きくうなずきながら聞く姿が見受けられました。

物井先生のジャズ演奏でスタートした授業は、最後も先生の演奏でしめくくられました。先生の奏でる音色の鮮やかさ、迫力に、演奏終了後は教室中に拍手が響きわたりました。

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物井先生が音を奏でたとたん、教室のムードは一変......!
美しく、迫力のある音色に、学生は皆、魅了されていました。


「東邦スタンダード」では、卒業生を講師に招く授業を毎年実施しています。それぞれの現場で活躍する卒業生から吸収した多くの情報や知恵は、各学生にとって、自身の音楽観やキャリアの形成にも活かせる大きなきっかけとなることでしょう。


→物井光太朗さんのホームページはこちら

11月12日「TOHO Saturday Concert」を開催しました。

平成28年11月12日(土)文京キャンパスにて、「TOHO Saturday Concert」を開催しました。
  
「サタデーコンサート」は地域の皆様にも身近に生演奏をお楽しみ頂ける場として年6~7回、土曜日の午後に開催しております。出演者は本学在学生をはじめ教員、そして本学研究員の中から選抜されたメンバーで構成されています。  

今回は、第一線で活躍している本学教員の演奏家達による「サタデーコンサート スペシャル編」として行われました。

美しく洗練された音色から奏でられる素晴らしいアンサンブルの妙とともに、終演後の出演奏者紹介の際には舞台と会場が一体となった笑顔にあふれ、秋晴れの暖かな午後、音楽を愉しむひとときをお届けすることができたのではないかと思います。また本学学生にとってはプロの奏者としての教員の姿から多くの学びを得る貴重な機会となりました。
 

曲目は

♪ L.v.ベートーヴェン 作曲
弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.18−1

♪ J.ブラームス 作曲
ピアノ五重奏曲 へ短調 Op.34
 
以上2曲が演奏されました。

多くの方にご来場いただきましたことをこの場をお借りして深く御礼申し上げます。

東邦音楽短期大学

 
L.v.ベートーヴェン 作曲
弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.18−1

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天満 敦子(ヴァイオリン) [ 東邦音楽大学大学院教授 ]
宮野 陽子(ヴァイオリン) [ 東邦音楽大学教授 ]
大久保淑人(ヴィオラ) [ 東邦音楽大学特任教授 ]
藤森 亮一(チェロ)[ 東邦音楽大学特任教授 ]



J.ブラームス 作曲
ピアノ五重奏曲 へ短調 Op.34

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天満 敦子(ヴァイオリン) [ 東邦音楽大学大学院教授 ]
白井 英治(ヴァイオリン) [ 東邦音楽大学特任准教授 ]
大久保淑人(ヴィオラ) [ 東邦音楽大学特任教授 ]
藤森 亮一(チェロ)[ 東邦音楽大学特任教授 ]
小林 律子(ピアノ) [ 東邦音楽大学准教授 ]


《ナビゲーター》井上淳司 [ 東邦音楽大学大学院准教授 ]

次回は平成29年1月14日(土) 14時開演 「入場無料」
研究員による弦楽四重奏曲等のプログラムにて開催予定です。
皆様のご来場をお待ち申し上げます。

 
→サタデーコンサートの詳細はこちら

イタリアオペラの魅力について、吉田裕史先生による公開講座を開講しました。

イタリアでオペラ指揮者としてご活動される吉田先生に、前日の文京キャンパスでの公開講座に続き、
本日(11月10日)は川越キャンパスにて公開講座(二日目)を開講していただきました。
(11月9日の講座の記事はこちらをご覧ください)
 
本日の講座は前日の公開レッスンとは違い、吉田先生がイタリアオペラやボローニャ歌劇場フィルハーモニーについて学生たちからの質問に答えるという座学形式で行われました。

 
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席が足りなくなるほどたくさんの学生が聴講しました。


講座の初めに、「皆さん、わからないこと、疑問に思ったこと、何でも聞いてくださいね!」と吉田先生からの優しい呼びかけがあり、緊張している学生に対しても「『マエストロ』ってわかりますか?歌劇場ってどんな場所か知ってますか?」と語りかけるように声をかけてくださったりと、和やかなムードの中始まりました。

吉田先生は、イタリアと日本の違いやシンフォニー指揮者とオペラ指揮者との違いなど、さまざまなお話をしてくださいました。学生は皆、意欲的で、多くの学生が手を挙げて先生に質問をし、「オペラのソリストはオーディションで決まるのですか?マエストロが指名することはできるのですか?」「ピアノ専攻ですが、オペラに興味があります。将来ピアノ奏者としてオペラに携わるにはどのような仕事がありますか?またそのためにはどのような勉強が必要ですか?」など、自身の目標達成に関わる質問が次々に提示されました。
 
さらに「吉田先生の音大生時代の夢は何ですか?」と率直な質問もたくさん寄せられました。質問に対し吉田先生は「いい質問ですね~!」と笑顔を見せながら、ひとつひとつ丁寧に先生のこれまでのエピソードも含めながら答えてくださいました。


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最後に、吉田先生から学生たちに向けて、「自分が今まで培ってきた日本人としての大切なものを失わないでください。イタリア人を真似るのではなく、日本人であることを誇りに想ってほしい。」とお話しくださいました。世界でご活躍する吉田先生からの説得力のあるお言葉は、学生たちの胸に強く響いたことでしょう。

今回の講座も前日と同じように予定時間をオーバーするほどの盛況で、吉田先生のエネルギーをもらった学生の中から、将来、世界を舞台に活躍する音楽家が出てくることを願っています。

吉田先生、二日間ありがとうございました!


大学 公開講座「ボローニャ歌劇場フィルハーモニーについて~イタリアオペラの魅力~」
◆講師 吉田裕史 特任准教授
◆日時 平成28年11月10日(木) 14:20~16:20
◆会場 東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオB

♪吉田先生のプロフィールはこちら

オペラ指揮者 吉田裕史先生による声楽公開レッスンを行いました。

平成28年11月9日(水)、文京キャンパスにて、吉田裕史先生による公開講座を開講しました。

本学特任准教授でいらっしゃる吉田先生は、日本人として初めてボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督、ボローニャ歌劇場の首席客演指揮者に就任し、今イタリアで最も注目を集めているマエストロです。また、2006年からの本学オペラ定期公演を指揮し、公演を成功へ導いてくださっている先生です。

今回イタリアから一時帰国され、本学園学生・生徒を対象とした講座を二日連続で開講してくださることとなり、初日は文京キャンパスにて吉田先生の指揮によるオペラアリアの公開レッスンを行いました。

大学院研究科長 片岡啓子教授より「吉田先生はイタリアでキラキラと輝いている先生です。吉田先生の『キラキラするドキドキ』をぜひ感じとってください。そしてこの講座を通してイタリアオペラって素敵だなと感じていただけたらうれしいです。」とのご挨拶で講座は"幕開け"しました。

レッスンを受けたのは、声楽領域の大学院生4名。G.プッチーニやG.ドニゼッティのオペラアリアを用意し、本学園附属高校の生徒から大学院生までを中心とした小編成のオーケストラがその歌声を支え、まるでオペラのコンサートホールを思わせる舞台でのレッスンとなりました。

 
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各レッスン生に向けて、吉田先生はイタリア語の発音や歌詞の意味内容、オーケストラとの合わせ方などの指導、また、時おり自ら歌いながら、次々とアドヴァイスをくださいました。先生の熱いご指導に学生たちは一言一句を聞きもらすまいといった表情で、受講していました。

 
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レッスンが進むにつれ、みるみる変わっていく学生たちの歌声や表現、演技を聴講していた学生たちも、自らレッスンを受けているかのように集中して楽譜にメモを書きこんだり、一緒に口ずさんだりしていました。

レッスンの最後に、吉田先生は「アリアは鳥肌立ててもらって"ナンボ"です!!」と仰って、ここで鳥肌立たせたいというポイントになるところをレッスン生があらかじめ決めて、聴講生にはどこをポイントにしたのか探りながら聴いてもらうというユニークな提案がありました。先生とレッスン生でうちあわせを行ってから「人知れぬ涙(愛の妙薬より)」を通して演奏しました。レッスン前と後で大きく変わった学生の演奏に聴講した学生たちから大きな拍手が響きわたりました。

予定していた時間をオーバーするほど先生も学生たちも盛り上がり、名残惜しいムードただよう中講座は終了しました。オペラ本場「ボローニャ歌劇場フィルハーモニー」の音楽に厳しいメンバーを束ねてこられた魅力溢れる吉田先生の熱くパワフルなレッスンは、受講生だけでなく、オーケストラメンバーの学生たちや聴講した学生たちにとっても、貴重な経験、また大きな刺激となったことでしょう。

 
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吉田先生(中央)とレッスン生の大学院生たち


吉田先生、ありがとうございました!二日目の講座も楽しみにしております!



大学 公開講座「マエストロによる演奏表現探求」
◆講師 吉田裕史 特任准教授
◆日時 平成28年11月9日(水) 14:20~16:20
◆会場 東邦音楽大学 文京キャンパス
◆本講座でとり上げた楽曲
 G.プッチーニ/「つばめ」 美しい夢
 G.プッチーニ/「ラ・ボエーム」 もう帰らないミミ
 G.ドニゼッティ/「愛の妙薬」 人知れぬ涙

♪吉田先生のプロフィールはこちら