東邦音楽短期大学において、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けての講演会が開催されました。

2016年10月26日(水)、東邦音楽短期大学の「東邦スタンダード」授業内において、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けての講演会が開催されました。
講師は、スポーツの社会的・文化的側面や地域におけるスポーツ活動等について研究されている江向真理子先生(東邦音楽大学講師)です。

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東邦音楽短期大学では、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と連携協定を締結しております。今回の講演会は、この連携協定に基づく取り組みの一環として、本学学生のオリンピック・パラリンピック競技大会に関する知識と関心を深めることを目的として行われました。

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まず、1896年より始まった近代オリンピックに先立つ紀元前776年~紀元393年まで、1000年にも渡って開催されていた古代オリンピックの歴史をひもとき、オリンピック精神について理解を深めました。

続いて、来る2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関する内容へと進みました。記憶に新しい前回リオデジャネイロオリンピック閉会式での≪2020 SEE YOU IN TOKYO≫と、その際のオリンピック旗・パラリンピック旗の引継ぎについて解説がありました。旗とともに大会の精神も引継がれたこと、オリンピック・パラリンピック旗レプリカ巡回イベント等が紹介されました。
江戸時代の市松模様をモチーフにした2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムに関しては、これが「多様性と調和」を表現していることも学びました。

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本学と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会との連携協定にもうたわれている重要な概念に、「オリンピックレガシー」「オリンピックムーブメント」があります。今回、この2つの概念についてのお話しも聴くことができました。オリンピックレガシーとは、オリンピック・パラリンピック競技大会の開催により、開催都市や開催国が、長期にわたり継承・享受できる大会の社会的・経済的・文化的恩恵を指していること、「オリンピックムーブメント」とは、オリンピック精神に従い、スポーツを通じて平和でより良い世界を目指すための活動であることを学び、これらが東京においてはどのように推進されていくかについても理解を深めました。

最後に、オリンピックと音楽との関わりについてもお話しがありました。今回この講演が行われた「東邦スタンダード」のカリキュラムは、音楽の専門知識・技術のみならず、社会人基礎力と人間力を獲得することを目的のひとつとしています。オリンピック・パラリンピックについてより深く知ることを通じて、スポーツ文化・音楽文化の社会的意義についても理解を深めることができた今回の講演会は、参加学生にとって非常に有意義な機会となりました。また、当日は多くの教職員も参加しており、2020年に向けてオリンピック精神を生かした教育活動を推進するための多くの知見と刺激を得ることができました。
東邦音楽短期大学

◆関連記事:

・東邦音楽短期大学の授業において、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けての講演会を開催いたします。
http://www.toho-music.ac.jp/juniorcollege/whatsnew/2016/5300.html

・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会との連携協定締結について
http://www.toho-music.ac.jp/juniorcollege/whatsnew/2015/4870.html

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