[大島 洋子]

学長・名誉教授・客員教授・教授・特任教授

大島 洋子
大島 洋子Youko Ohshima
役職 :
声楽主任/教授
専攻 :
声楽
担当科目 :
  • 大学院:-
  • 大学:声楽/オペラ研究
  • 短期大学:-
  • その他:-

●プロフィール

東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。22才で第44回毎日音楽コンクールに3位入賞。文化庁オペラ研修所に最年少で入所。日本での最高指導者の下で研鑽を積む。24才で二期会公演においてヤナーチェックの「利口な女狐」の女狐でオペラ界にデビュー。続いて「夕鶴」のつう、「フィガロの結婚」のスザンナをレパートリーに加え文化庁芸術移動公演で日本各地を廻り好評を博す。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。留学中にイタリア・ベルカントオペラの作品研究に励む。帰国後はモーツァルトのオペラを多く手がけ、ことにスーブレットの役作りにおいては他の追従を許さないものがある。また邦人作品初演を手掛け、原嘉寿子作曲「脳死を越えて」「さんせう太夫」に出演、どちらも好評により再演される。また、新国立劇場で「罪と罰」ソーニャを歌い高い評価を得た。柔かく、透明感と潤いのある声で、低音から高音までむらなく響き、また的確な表現と豊かな音楽性は高い評価を得ている。第17回ジローオペラ賞受賞。二期会会員。畑中良輔、故畑中更予に師事。

●レッスン・授業における指導方針

歌における大切な事に発声があげられます。年齢を重ねても歌い続ける事が出来る為には勉強の初期段階に正しい発声を身に付けて行なければなりません。 体全体を楽器として有効に使う事。響きをつける為の鼻腔、副鼻腔、また歌う為の支えとはどういう状態になっているかを知る事が大切です。基本的な体の使い方がわかれば、次に発声練習の中で母音と子音をむらなく音に乗せて行きましょう。 ここまでの発声を土台とし、次には詩に込められた意味を掘り下げて行きます。 音楽の中で唯一声楽だけが言葉を有し、詩を音に乗せて語って行きます。詩の心が音に表れるように歌いましょう。 稽古は地道な積み重ねです。すぐに出来なくても諦める事なく繰り返し繰り返し重ねて身に付けて行きましょう。

●メッセージ

何の為に音楽を学んで行きますか?歌う事が好きで学び始めた人、何かのコンサートに感銘を受け音楽を志した人。動機は様々でも一旦その魅力に取り付かれれば、その世界は無限に広がって行きます。 音楽に触れる事で人は心豊かになれます。 自分が心に感じた事を、音楽を通して多くの人に伝え、感動を与える事が出来たら素晴しいではないですか! その為にも音楽と真摯に向き合って下さい。また常に自分自身を磨いて行きましょう。

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