2009年10月

東邦ピアノセミナー報告会

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今年7月に開催された第3回東邦ピアノセミナーを座談会形式で振り返り、今後への展望を考える「東邦ピアノセミナー報告会」が、先日文京キャンパスで行われました。

座談会には春日洋子主任教授、上田京専任講師、國谷尊之専任講師の3名が参加。それぞれ今回のセミナーで講座を担当しました。

過去最多の参加者にお越しいただきました今年度の東邦ピアノセミナー。ディスカッションが進むにつれ当日の会場の熱気が思い出されて、自然と3人の話にも熱がこもってまいりました!

この報告会の模様は、近日中に学園Webサイトにてお知らせする予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

第4回トライアルコンサート

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オーディションで合格した学生がソリストとして東邦音楽大学管弦楽団と共演する「第4回トライアルコンサート」が、2009年10月1日(木)川越キャンパスグランツザールにて開催されました。

このところ不安定な天候が続いていましたが、開演の18:30が近づくにつれてキャンパスは心地よい涼しさに包まれ、コンサートを祝福するかのように空が茜色に染まりました。
会場には学生はもちろんのこと、グランツザール友の会会員さまをはじめ多くの一般のお客様もお越しくださり、すばらしい雰囲気を作ってくださいました。

今回のピアニストは、大学3年次生のSさんです。曲目はベートーヴェン作曲「ピアノ協奏曲第3番ハ短調op.37」。全3楽章、演奏時間約35分を要する大曲です。
約2週間前に初めてオーケストラとの合わせを体験したSさん。この日の成功のために懸命に努力を重ねてきました。

コンサートは作曲の新曲発表、ヴァイオリン協奏曲、オペラアリアと続きます。どの演奏も本番の高いテンションの中で、すばらしい感動を与えてくれました。作曲者もソリストたちも、無事に演奏が終わった安堵と満足感で笑顔が自然とこぼれます。

いよいよ最後のプログラムとなるピアノ協奏曲です。
末廣誠先生の頼りがいのある指揮とオーケストラの温かい視線に見守られながら演奏が始まります。最初こそ、少し緊張気味な表情を見せていたSさんですが、まもなくオーケストラともすっかり息が合い、演奏に勢いがみなぎってきます。

第1楽章の長大なカデンツァ(ピアノの名人芸的な独奏部分)を堂々と弾き切り、第2楽章へ。重々しい性格の第1楽章とは対照的に、教会での祈りを思わせるような静かな楽章です。透き通った美しい響きが会場に満ちていきます。
第3楽章が終わるまで高い集中力は途切れることがなく、初めてのコンチェルトとは思えない立派な演奏が完結しました。

演奏を終えて大きな拍手に包まれたSさん。何度もカーテンコールに応えてステージに立つその姿は、キラキラと輝いて見えました。
お越しいただきました皆様をはじめ、このコンサートのためにお力添えくださったすべての皆様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。