シビックコンサート


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先日、東京都文京区の文京シビックセンター区民ひろばにて定期的に開催されている「シビックコンサート」に、東邦音楽大学ピアノ専攻生が出演しました。

このコンサートはほぼ月1回のペースで開催されており、すでに200回以上の歴史を積み重ねています。

東京都文京区と三室戸学園東邦音楽大学は、2008年より相互協力協定を締結しており、このシビックコンサートにも本学の学生たちが数多く出演しています。

今回は、大学2年次生と3年次生によるピアノ連弾とソロのコンサート。学生たちが司会も担当し、曲目の解説を交えながら、ショパンのエチュードから、ポピュラーの親しみやすいメドレーまで、多様な曲目を組み合わせたプログラムを披露しました。

会場は、このコンサートを楽しみに聴きにいらした大勢の方々で満席になり、コンサートならではの熱気に包まれました。学生たちはコンサートに向けて準備したことを気持ちをこめて表現し、たくさんの拍手をいただくことができました。

ご来場の皆様、そしてこのコンサートを支えて下さっている皆様に深く感謝申し上げます。

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大塚キャンパスに隣接する「大塚公園」

東京市が公園整備に力を入れていた1928年、欧米視察の成果を取り入れてイタリアルネッサンス様式で設計されました。

高低差のある地形を活かして露壇(テラス)カスケード(小滝)パーゴラ(ツタを絡ませた格子棚)噴水など、洒落た設備がならんでいます。

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一方、地蔵尊あずまや稲荷神社が「和」のエリアで時代を感じさせます。

校舎の4,5階ほどの高さに成長した樹木は都会のオアシス。桜や落葉樹が四季折々に憩いの場を演出してくれます。通り過ぎるだけではもったいない!

たまには小道をたどり、立て札や石造りの細部にも目を向けてはいかがでしょうか。

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諸説はありますが、ラジオ体操発祥の地と言われ、少年像が立っています。80周年記念放送では附属中高生がライブでラジオ体操の歌に出演しました。

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平成26年度、新コースがスタートします。


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あけましておめでとうございます。

今年もピアノダイアリーをよろしくお願い申し上げます。

すでに学園ホームページにてご案内の通り、東邦音楽大学では平成26年度より「演奏家コース」と「教職特設コース」を開設します。

このうち「演奏家コース」のカリキュラムは、東邦ウィーンアカデミー(ウィーンキャンパス)で行う国際的な教育が大きな特徴です。

演奏家コース在学生は、4年間を通して、毎年、年2回東邦ウィーンアカデミーにおいてレッスンを受けます。レッスンを担当する教授陣は、ウィーン国立音楽大学教授やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー等、第一線で活躍する音楽家です。

また、語学教育も徹底され、演奏家コースを卒業後はウィーン等へ留学することを目指し、将来演奏家として国際的な舞台で活躍する人材を輩出することを目的としています。

入試の詳細を、ぜひ入試要項にてご確認ください。

古代の音、秋の音

相次ぐ台風も過ぎ去って、秋が一歩深まったようです。
この時期、日頃の研鑽を発表する定期演奏会が次々と開催されます。その舞台である川越キャンパスのグランツザールのホワイエには、クラシックとは趣を異にする大小いくつもの銅鐸のような鐘がガラスケースに納められています。

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これはグランツザール落成のお祝いに寄贈された「編鐘」と呼ばれる中国の古代宮廷楽器です。
歴史は古く3000年前にまでさかのぼります。湖北省で発見された編鐘は「世界八番目の奇跡」と言われました。
この楽器の突出した特徴は、一つの鐘から二つの音が出ることで、12の音律を備えています。

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大変興味深いですね。
グランツザールに来場されたときには、この古代の楽器もご覧いただいて暫し思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
因みにわが国のいにしえ人は、
秋の音を、「mi」に近い音でとらえていたようです。 

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「第8回トライアルコンサート~オーケストラとの共演」が行われました。

去る9月23日、川越キャンパスの東邦音楽大学グランツザールにて「第8回トライアルコンサート~オーケストラとの共演」が行われました。

この「トライアルコンサート」は、学内オーディションで選ばれた学生がオーケストラと協奏曲等を共演(作曲専攻の学生は、自作のオーケストラ曲を演奏)するもので、毎年1回行われています。

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今回ピアノ専攻からは、5月に行われたオーディションに見事合格した大学2年次生のKさんが、末廣誠先生指揮・東邦音楽大学管弦楽団と「L.v.ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73」を共演しました。

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「皇帝」の愛称で知られるこの曲は、その名にふさわしく威風堂々たる曲想と規模の大きさを持ち、その演奏にはピアニストとしての全ての力が要求されると言っても過言ではありません。今回ソリストに選ばれた学生は、将来の大器を予感させる幅広い表現力と集中力で、この演奏時間40分に及ぶ長大な作品を堂々と弾き切りました。彼の今後の活躍を、大いに期待したいと思います。 

ご来場下さいました皆様、そしていつもこのコンサートを応援して下さる全ての皆様に、深くお礼申し上げます。

祈健闘!前期実技試験

連日「記録的な猛暑」と報道された今年の夏。皆様はどのようにお過ごしでしたでしょうか?川越キャンパスに設置してある寒暖計は、地面からの照り返しを受けて40度を上回ることも多かったようです。しかし、そんな暑さもそろそろ終わりに近づき、ふと気づくと、涼風に乗って秋虫の声が聞かれるようになりました。秋といえば、「実り」「食欲」「読書」など、人の心を豊かにしてくれる言葉が多く思い浮かびます。そして私たちの心をワクワクさせる「芸術」の秋でもあります。静かな秋の夜には、透明度の高い空気と共に、芸術的な感性が研ぎ澄まされていくような感覚がいたします。
ちょっと一息いれて、ショパンのノクターンなど聴いてみるのもいかがですか?

さて、大学では現在、前期実技試験の真っ只中です。学生一人ひとりが前期のレッスンで学んだことを夏休み中に身に付け、更に、自分の言葉で音楽を表現できるように、練習に練習を重ねた成果をこの試験で発表します。ピアノを勉強するためには、日々の地道な努力の積み重ねが必要ですが、その積み重ねがステージで花開いた時の喜びは、一生の宝となり得るほど大きなものです。また、一つのことに全力で取り組む姿は、輝いています。熱くなれるもの、ひたすら無心に取り組めるものを持つこと、それは何と素晴らしいことでしょう。
緊張したり、うまくいったり、そうでなかったり、試験ではほんの一瞬の間にさまざまなドラマが繰り広げられます。学生たちには、常に美しい音とうた、そして音楽の心を大切にしながら、勇気をもって本番に臨んでほしいと思っています。私たちもそれを全力でサポートしていきます。

(写真は川越キャンパス16号館の練習室フロアー廊下です。)

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第7回東邦ピアノセミナーが開催されました。


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去る7月28日(日)、文京キャンパスにて「第7回東邦音楽大学 東邦ピアノセミナー」が開催されました。

当日は好天に恵まれ、全国各地から大勢の参加者をお迎えすることができました。

今回も、それぞれに特徴のある3つの講座が行われました。

一つ目は、このセミナー創設以来のシリーズである「時代様式に基づくピアノ演奏とは‐7 ~バロックから古典へ~」。

小林律子准教授が担当し、鍵盤音楽史の礎とも言えるバロック期にスポットをあて、様式と演奏との深い結びつきについて考察しました。

ひとくちに「バロックらしく弾く」といっても、それがどのようなことかを理解するためには、当時の人々の暮らしや文化について知ることが非常に大切であると実感されました。

二つ目の講座は、今回初めて作曲の小島佳男教授が担当しました。

「作曲家の伝えたいことは?」と題して、子供たちのピアノ指導にも用いられる有名な作品を通して、音符の裏側に何が隠されているか、指導するにあたってどのような音感教育が必要なのかを考えました。

題材として取り上げられたのは、どれも良く知られた作品でしたが、楽曲形式や和声の視点から作曲家の意図を考えていく作業は大変知的かつ楽しいものでした。

三つ目の講座は、これもセミナー創設以来続いている「作曲家シリーズ」の一環として、久邇之宜教授による「R.シューマン。その作品と演奏 ~光と影の具現者たち~」が行われました。

R。シューマンの波乱に満ちた人生を振り返り、そのピアノ曲を中心に演奏史の考察が行われました。

様々なピアニストによる演奏が紹介され、演奏者が変わることによって、同じ作品でも全く異なる生命力が注ぎこまれる様子が分かり、シューマンの作品が持つ音楽性の奥深さを改めて知ることができました。

これら3つの講座と並行して個人レッスンが行われ、終了後には懇親会が行われました。ピアノ指導者、本学卒業生、そして様々なかたちで音楽に携わる方々が大勢参加してくださり、予定した時間があっという間に感じられるほどの盛会となりました。

お越しいただきました皆様、そしてこのセミナーに関心を持って下さった皆様に、深くお礼申し上げます。

東邦音楽短期大学の講義を紹介します。

今回は、東邦音楽短期大学の講義の様子をご紹介しましょう。

東邦生の普段の表情をご覧ください。

短期大学において、主にピアノコースとピアノレスナーコースの学生が受講する講義の中に「伴奏法」「ピアノアンサンブルⅠ・Ⅱ」があります。

「伴奏法」

受講生全員が課題となった曲を準備し、実際に独奏者または独唱者と合わせて演奏します。

実際に共演を経験することによって、学生たちは多くのことを学んで行きます。共演者は、大学院生や研究員が担当します。

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「ピアノアンサンブルⅠ」

この講義では連弾を行います。

今年度はシューベルト、ブラームス、ドヴォルザーク、ドビュッシー、ラヴェルの作品に取り組んでいます。

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「ピアノアンサンブルⅡ」

2台ピアノのクラスです。

前期はプーランクの小品と、モーツァルト作曲・2台のピアノのためのソナタ ニ長調 KV448に挑戦しています。

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このように学生たちは、いろいろな角度から大いに楽しみながら音楽的体験を深め、充実した音大生活を送っています。

第7回東邦ピアノセミナー受講お申込受付中です。


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毎年大勢の方々にご参加いただき、暑い夏を一層盛り上げている「東邦ピアノセミナー」。

第7回を迎えた今年は、平成25年7月28日(日)文京キャンパスにて、以下の3つの講座、レッスン、懇親会など、多彩なプログラムで行う予定です。

講座1 「時代様式に基づいたピアノ演奏とは -7」 ~バロックから古典へ~

講師:小林律子准教授

講座2 「作曲家の伝えたいことは?」

講師:小島佳男教授

講座3 「R.シューマン。その作品と演奏」 ~光と影の具現者たち~

講師:久邇之宜教授

各講座の詳細、受講お申込方法はこちらをご覧ください。ピアノセミナーチラシや、受講申込用FAX送信フォームもダウンロードできます。

受講お申込期間は平成25年7月12日(金)PM5:00までとなっております。なお、定員になり次第締め切らせていただきますので、ぜひお早目にお申し込みください。

第46回東邦祭が開催されました

新年度が始まり1ヶ月が経ちました。

新入生も学園生活になじんできた4月29日・30日、川越キャンパスにおいて第46回東邦祭が開催されました。多くの皆様がご来場くださり華やかなうちに2日間が過ぎました。ピアノ専攻生は、ピアノアンサンブルや門下生グループの企画で演奏を披露、また屋外ではテント企画を出店しそれぞれに大活躍しました。

東邦音楽大学管弦楽団の演奏会においては、上田 京先生がE.グリーグ作曲ピアノコンチェルト第1番 a moll op.16 第1楽章を演奏してくださいました。

拍手喝采…!

素晴らしい演奏でした。

連休が明けるといよいよ本格的にレッスン・授業が始まります。

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