東邦祭の風景から~その1


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東邦祭では色々な模擬店が並び、とてもにぎやかです。
ピアノ専攻学生たちも「レッスン企画」として門下生が集まり、たくさんのお店を出します。

東邦祭の特徴は、普段レッスンしている教員もいっしょになってお店を盛り上げることです。東邦の家族的な雰囲気を感じることのできる場面と言えるでしょう。

そのひとつ「春日焼」は、春日主任教授のレッスン生が出しているおいしいホットサンドのお店です。
春日先生みずから店頭に立ってご案内中です!

2009年度東邦祭終わりました!


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ゴールデンウィーク、皆さまはどのようにお過ごしになりましたか?今年も4月29、30の両日、川越キャンパスにて恒例の「東邦祭」が開催されました。

両日とも晴天にめぐまれ、川越キャンパスにはびっくりするくらいの大勢のお客様にお越しいただきました。ありがとうございました!

ピアノ専攻学生も、演奏会や模擬店企画で大活躍しました!

東邦祭のコンサートでは、2台ピアノや連弾などのピアノアンサンブルが盛んに演奏されます。
今年は16号館が落成してから初めての東邦祭です。コンサート会場も一新されました。
そのひとつである4階のLH室は、ユニークな卵形の構造を持っており客席の角度もかなり急な設計であるのが特徴。そのためどの席からでもステージが間近に感じられ、臨場感のある音響が楽しめます。
2台ピアノコンサートでは、演奏者の息遣いや情熱がものすごい迫力で伝わってきました。しばしばどよめきも起きるほど聴き応え十分のコンサートでした。

次回以降も東邦祭の様子をお伝えします!

専攻別オリエンテーション~その2


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年度始めのオリエンテーション期間が終わり、今週から通常の講義、レッスンが始まっています。
1年次生にとっては、履修方法や単位、時間割など、高校とは大きく異なる学園生活がいよいよスタートです。

ピアノの専攻別オリエンテーションでは、先輩たちによる演奏会も開催されました。中島裕紀先生が司会を担当し演奏者へのインタビューも行われるなど、楽しいステージです。
まず4年次生のYさんがソロを演奏。N.メトネルの「忘れられた調べ第1集」Op.38より「祝祭の舞曲」を披露しました。

続いて大学院生のお二人による2台ピアノの演奏です。スタジオBには2台のスタインウェイ・ピアノが備えられており、2台ピアノコンサートにはうってつけの環境です。
さすがは大学院生という感じの迫力と立体感に満ちた演奏でした。演奏後のインタビューでは大学院での研究や生活についての話も聞くことができ、会場からは大きな拍手がおくられていました。

年度初めにふさわしい華やかな演奏会でした。演奏者の皆さん、ありがとうございました!

新年度スタート!


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キャンパスのさくらも満開になり、いよいよ新しい年度のスタートです。

新年度にあたり、この一週間は大学・短大の全学生を対象としたオリエンテーションが行われています。
その内容は多岐にわたりますが、今回はその中から「専攻別オリエンテーション」の様子をご紹介します。

川越キャンパス内のスタジオBに、大学・短大のピアノ専攻生全員が集合しました。
ピアノ専攻生のオリエンテーションは約2時間。履修に関する説明、講義紹介、定期試験について等、さまざまなメニューで構成されています。
どの内容も充実した学生生活を送るには大切なものばかりです。

写真は、オリエンテーション冒頭に行われた春日洋子ピアノ主任教授による「ピアノ専攻の方針について」の様子です。学生生活や音楽そのものへの取組み方について、春日先生はていねいに語りかけるようにお話しになり、学生たちは集中して耳をかたむけていました。

また、この日は4年次生のソロと大学院生によるピアノデュオの演奏も披露されました。次回はその様子をご紹介しましょう。

カレッジコンサート


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3月も終わろうとしているのに、ずいぶん冷え込むことの多い今日このごろです。でも昼間の日差しは確かに春の訪れを告げていますね。

晴天に恵まれた29、30両日、大塚キャンパスにて春期セミナーが開催されました。入学試験も終わったこの時期のセミナーには、たくさんの高校1、2年生が参加してくださいました!

このセミナーのメニューの一つとして、50周年記念館にて「カレッジコンサート」が開催され、在学生がセミナー受講生の皆さんの前で演奏を披露しました。
このコンサートの大きな特徴は、演奏終了後に澤敦准教授による出演者へのインタビューがあり、演奏者の生の声を聞くことができる点です。受講生から直接質問することもできます。

ピアノソロの演奏は、先日の卒業代表演奏会にも出演した大学4年次生のMさんによる「ショスタコーヴィチ:24のプレリュードとフーガOp.87より 第15番変ニ長調」。
緊迫感に満ちた熱演に、会場の反応も上々だったようです。ペダルについての質問なども出ていました。
他楽器や声楽のプログラムでも、共演者としてピアノ専攻の在学生たちが頑張ってくれました。

今回セミナーが行われた「大塚キャンパス」。4月からは「文京キャンパス」と名称が変わりますので、どうぞよろしくお願いします!

卒業代表演奏会近づく


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試験期間も終わり、キャンパスは落ち着きを取り戻しています。とはいえ、この時期も演奏会などを控えて準備に励む学生たちがたくさんいます。今日も練習室には遅くまで明かりが灯っていました。

平成20年度の「卒業代表演奏会」が近づいてきました。
この演奏会は、まもなく卒業を迎える大学、短大生のなかから、優秀者として選抜された学生に出場機会が与えられるものです。
学生生活の集大成となるこのステージ、きっと心に残る演奏を聴かせてくれることでしょう!

今年度の卒業代表演奏会は、以下の日程で行われます。

2009年3月14日(土)、15日(日)
13:30開場、14:00開演(両日とも)
川越キャンパス・東邦音楽大学グランツザール
全席自由・入場無料

ピアノ専攻からは計5名が出演します。曲目をご案内しましょう。

14日(土)
E.グラナドス: 演奏会用アレグロ
H.デュティユー: ソナタ 第3楽章~コラールとヴァリエーション
M.ラヴェル: 「クープランの墓」より 1.プレリュード、4.リゴードン、5.メヌエット、6.トッカータ

15日(日)
J.ブラームス: パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
D.ショスタコーヴィチ: 24のプレリュードとフーガ Op.87
第4番 ホ短調、第15番 変ニ長調

写真は、この演奏会のチラシとポスターが刷り上って届いたところを撮ったものです。
春らしい温かな色彩に仕上がりましたね!
多くの方々にこの演奏会にお越しいただけたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。

後期実技試験期間です!


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現在大塚、川越両キャンパスは後期実技試験期間の真っ最中です!

東邦音楽大学、短期大学のピアノ専攻では、実技試験に充分な時間をとっています。
1年次から3年次までは10分間、4年次生は20分間の持ち時間があり、この時間内なら演奏のカットは行いません。
また、時間は実際に演奏が始まってから計測するので、入退場やピアノの前で呼吸を整えたりする時間は含まれません。ステージマナーも含めてじっくりと演奏に取り組むことができます。

このような試験のスタイルは、東邦の特徴である少人数制のカリキュラムでなければ、なかなか実現することができないでしょう。この取り組みのためには多くの時間が必要で、実技試験はおよそ2週間にわたって行われているのです。

今年度から使用開始した新しい試験会場のひとつをご紹介しましょう。川越キャンパス16号館のスタジオBです。
天井が高く、響きの良い会場にスタインウェイC型が入っています。
ある日の実技試験開始直前の、緊張につつまれた会場です!

新旧交代


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とても寒い日が続きますが、みなさまお元気でいらっしゃいますか?
今年初めてのピアノダイアリーです。どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

川越キャンパスでは、後期の学科試験期間が終わりました。この時期は試験のほかにレポート提出なども集中し、学生たちにとっては気が抜けない日々が続きます。
キャンパス内を歩く学生たちの表情も、心なしか緊張気味です。

さて、学科試験が終わりレポートも提出し終えてほっとする間もなく、いよいよ実技試験期間です!
来る実技試験は新しい16号館のスタジオで行われる予定です。次回その会場をご紹介しようと思っていますが、その前に今日の写真は・・

左に見えるコンクリートの壁が16号館、そして、右のフェンスの向こう側が役割を終えた3号館・4号館解体作業の現場です。
今までは建物内部の作業が行われていましたが、今年に入ってフェンスに完全に覆われて見えなくなってしまいました。

たくさんの思い出のある建物とも、いよいよお別れです。今までほんとうにありがとう・・

冬期セミナー申込受付中です。


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今週のキャンパスは、後期最後の講義やレッスンの真っ最中。年明けの実技試験に向けて練習にも熱が入ってきました!

大塚キャンパスのホワイエでは、年末恒例のイルミネーションが点灯中です。天井の高い吹き抜けになっているこのホワイエでは、耳をすますと学生たちが練習している音があちこちから聴こえてきます。

さて、ここ大塚キャンパスでは来る12月21日(日)、22日(月)の両日、冬期セミナーが開催されます。
今回のセミナーは、受講される方々の目的に合わせていろいろなコースが用意されています。
受験を間近に控えた方のための「受験生コース」のほか、「高1・高2コース」もあります。音大受験をまだ具体的に考えていない方も、ぜひ大塚キャンパスでの冬期セミナーで音楽大学の雰囲気を体験してみませんか?

申込みは現在受付中です。学園ウェブサイトトップページにセミナー詳細ページへのリンクがあります。セミナー要項請求もできますのでぜひご覧下さい!

短大の講義から~その2


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先日、短大のユニークな講義のご紹介をしましたが、今日はその第2弾です。

「ピアノ指導者のための教材研究」は、幼児期や児童期のピアノ指導について、実際の教材に触れながら研究して行く内容です。ピアノレスナー養成専攻生は必修科目となっており、ピアノ専攻生もそのほとんどが履修しています。

ピアノ指導法の研究には、さまざまな鍵盤楽器についての知識が欠かせません。

先日、砂原悟先生がクラヴィコードを講義室に運び込んで実演と解説をしてくださいました。
バロック時代の鍵盤楽器というとチェンバロが有名ですが、クラヴィコードはチェンバロとは全く仕組みも特徴も異なる楽器です。チェンバロは弦をはじいて音を出しますが、クラヴィコードは「タンジェント」という小さな金属の板が弦をたたいて音を出します。指先の微妙な感覚が直接弦に伝わっていく、それはそれは多感な楽器なのです。
バロックの巨匠たちは皆、このクラヴィコードを愛用していたそうです。もちろん大バッハも!

砂原先生の奏でるクラヴィコードによって、バロック時代の音楽の驚くほど繊細かつ豊かな表情が講義室の中によみがえりました・・。

講義終了後も、興味を持った学生たちがクラヴィコードを取り囲んで、その音色に耳をかたむけていました。