【ご報告】 東邦音楽大学附属東邦中学校・東邦高等学校クラシックコンサート

東邦音楽大学附属東邦中学校・東邦高等学校クラシックコンサート
~東京さくらトラム(都電荒川線)沿線の文化と景観を後世に残す~
「伝える ~ 奏で、歌うこと」
2023年4月9日(日) 場所:豊島区南大塚ホール


本公演は「~東京さくらトラム(都電荒川線)沿線の文化と景観を後世に残す~『伝える~奏で、歌うこと』」と題し、ごく身近にある地域の文化や生活の営みの素晴らしさに気付きながら、感謝への想いを伝えるとともに、演奏を通して、新たな生活を迎えられる皆様への、歓迎の気持ちを込めて、演奏をさせていただきました。



ピアノ連弾
ピカデリー / E.サティ


独唱
ラ・セレナータ / F.P.トスティ


ピアノ独奏
「無言歌」より 紡ぎ歌 ハ長調Op.67-4 / F.メンデルスゾーン


テューバ独奏
オペラ「フィガロの結婚」より もう飛ぶまいぞ、この蝶々 / W.A.モーツァルト


独唱
私は家をつくりたい / G.ドニゼッティ


ピアノ独奏
「無言歌」より 狩の歌 イ長調Op.19-3 / F.メンデルスゾーン


二重唱
春メドレー どこかで春が ~ 春が来た ~ 花 /山口 景子編曲


ピアノ連弾
春の声 /J.シュトラウス / J.ツェグレディ編曲


アンサンブル
「小組曲」より Ⅳ.バレエ / C.ドビュッシー /管打編曲 林 克幸


混声合唱
Peace of Mind(国連機関ユネスコ・パリ本部:公式ソング)
/ 作詞・作編曲 城之内 ミサ


アンコール
独唱
La promessa / G.ロッシーニ

「La promessa」は、歌詞の意味においては「恋人との約束」「愛の誓い」等を表します。
この「約束」という言葉から――
ご入学された生徒の皆さんや、東邦の生徒たちを温かく見守っていきたい、という想い。
ご父母の皆さまからお預かりした、大切な生徒さんを大事に教え育んでいく、という約束。
未来を担う子供たちへ、伝え歌い継がれるべき一曲として、アンコール曲に選ばせていただきました。


本コンサートでは、ユネスコの国際協力の一環として行わせていただきました、
企画・立案をされた城之内ミサ先生は、音楽家であり、ユネスコ平和芸術家として活躍されております。ご自身の楽曲と音楽活動を通じて、世界遺産保護の重要性や世界平和、心の平和への祈念を世界中の人々と分かち合うユネスコの理念を発信されています。

今年は、ユネスコの無形文化遺産保護条約 採択20周年にあたります。
「無形文化遺産」は、例えば、食文化では「和食」、伝統音楽においては、「歌舞伎」や「雅楽」等が挙げられます。この文化遺産保護条約は、建築物や景観、自然などの「世界遺産」と同様に、ユネスコ総会で2003年に採択、新設されました。
多元的な文化では、踊りや祭り、食文化、伝統音楽など、伝承的なものが重要な柱になっています。多様化する人類の文化遺産全体を保全するために、これらを対象にした新しい条約が必要だとお考えになられたのが、第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎先生です。
松浦先生は、東邦音楽大学パフォーマンス総合芸術文化専攻の客員教授でもあります。

本年はこれを記念し、「伝える〜奏で、歌うこと」の喜び、そして志を皆様と分かち合い、次代へと繋げていきたいと思います。
パンフレットでのご挨拶をいただいた、松浦先生をはじめ、総合プロデューサーの城之内ミサ先生、舞台監督の中島優那さん、そして、たくさんの方々のご支援とご協力の下で演奏会を迎えられたことを、心より感謝申し上げます。

東邦音楽大学附属
東邦中学校・東邦高等学校

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