東邦音楽大学総合芸術研究所

東邦音楽大学総合芸術研究所

第一線で活躍している教授陣からのハイレベルなレッスン

「東邦音楽大学総合芸術研究所」は音楽に対する社会のニーズがますます多様化し、より専門的で幅広い知識が必要とされる時代の要請に応えるため設立されました。
研究所では、音楽界の第一線で国内外的に活躍している音楽家である教授陣の直接指導により、ピアノ・声楽などそれぞれの専門領域における研鑽を深めるとともに、更にジャンルの枠を超えたハイレベルな指導により、音楽そして人間・文化を考える豊かな人材に育つことが期待されています。

教授陣紹介

令和5年4月現在(順不同)

藤井 一興
ピアノ(特任教授)

東京藝術大学3年在学中、フランス政府給費留学生として渡仏。パリ・コンセルヴァトワールにて作曲科、ピアノ伴奏科ともに一等賞で卒業。パリ・エコール・ノルマルにてピアノ科を高等演奏家資格第一位で卒業。作曲をオリヴィエ・メシアン、ピアノをイヴォンヌ・ロリオ、マリア・クルチォ、ピアノ伴奏をアンリエット・ピュイグ=ロジェの各氏に師事。メシアン国際コンクール第2位(1位なし)、クロード・カーン国際コンクール第1位、マリア・カナルス国際コンクール第2位(1位なし)、他多数のコンクールに入賞。第3回グローバル音楽奨励賞。第10回京都音楽賞実践部門賞受賞。レコード・CDではメシアンのラ・フォヴェットゥ・デ・ジャルダンやイゴール・マルケヴィッチ作品集、武満徹作品集、ドビュッシーシリーズなどをリリースしている。また、作曲家としても、フランス文化省から委嘱を受け、その作品が演奏会や国際フェスティバルで演奏・録音され、色彩感豊かな響きでモーツァルトからメシアンまで続々とCDリリース。その他、世界初のフォーレのピアノ全集の校訂を担当し、1~5巻(全5巻完結)を春秋社より出版している。  

片岡 啓子
声楽(特任教授)

国立音楽大学卒業。同オペラ研修室修了。文化庁国立オペラ研修所第一期修了。ミラノ・スカラ座歌手養成所修了。畑中良輔・畑中更予・グアリーニ・ベルトラミの各氏に師事。1974年日伊声楽コンコルソ入賞。1976年文化放送音楽賞受賞、同年文化庁在外派遣としてミラノ留学。1979年最も権威あるコンクールの一つヴェルディ国際声楽コンクール第3位(1位なし)に入賞し一躍注目を集める。その後、1980年パルマ国際声楽コンクール第2位、1980年トレヴィーゾ国際コンクール第1位と輝かしいコンクール歴を重ねた。二期会公演「トロヴァトーレ」のレオノーラでは、その精緻な音楽性と高度なテクニックによりコントロールされた歌唱が絶賛され、第8回ジローオペラ賞を受賞。1981年パルマ王立歌劇場ヴェルディ「アルツィーラ」でデビュー後イタリアを中心に「アッティラ」「ナブッコ」「アイーダ」「ドン・カルロ」等出演。日本では、二期会、藤原歌劇団公演にて「仮面舞踏会」「トスカ」「蝶々夫人」「トゥーランドット」他多数のオペラ公演出演。帰国後は後進の指導にあたる傍ら国内外で幅広く活躍。イタリアオペラのプリマドンナ「ヴォーチェ・ヴェルディアーナ」(ヴェルディ歌いの声)と評される圧倒的なベルカントで人気実力とも日本を代表するソプラノ歌手の一人である。「愛のカンツォーネ」「イタリアを歌う」「カロミオベン」「ヴェルディ・オペラ・アリア集」(デンオン・日本コロムビア)をCDリリース。

佐藤 泰弘
声楽(特任教授)

東京芸術大学卒業後、同大学院博士課程修了。博士号取得。96年モスクワ音楽院研究生修了。97年文化庁在外研修員としてミラノに留学して以来、約9年在伊。90年イタリア声楽コンコルソ金賞、新潟県音楽コンクール大賞、98年オルヴィエート市国際コンクール第2位(1位なし)、G.シミオナート国際コンクール第2位、00年ヴィッスィ・ダルテ国際コンクール第3位入賞。03年ロシヤ歌曲賞受賞。89年オーチャードホールの杮落とし公演『魔笛』ザラストロで楽壇にデビュー以来、日本で数多くのオペラに出演後、欧州でもボローニャのドゥーゼ劇場で『ナブッコ』ザッカリーア、モスクワ国立児童劇場『エフゲニー・オネーギン』グレーミン等、次々とキャリアを重ねた。新国立劇場『指輪』ファフナーや『フィガロの結婚』バルトロ等に出演。同劇場の『エロディアード』ファニュエルの成功は、日清食品GooTaのCM主演抜擢に繋がった。二期会&ケルン歌劇場共同制作『ばらの騎士』オックス男爵は演出家G.クレーマー氏に「チャップリンのような名演技」と称賛された。「滅多に聴いたことのないバス」と厚く信頼された指揮者V.クレメンテとオペラ彩で初共演をした事がきっかけで、和光市での毎年連続出演が続く。19年C.デュトワ氏の招聘により『ファウストの劫罰』ブランデルで上海と北京に出演。教育活動と舞台活動を並行して常に話題を提供し続けるバス歌手。

令和6年度 前期研究生入所試験日程

専門 入所試験日程 願書受付期間 合格発表
声楽 令和6年3月6日(水) 令和6年2月21日(水)必着 令和6年3月7日(木)発送
ピアノ 令和6年3月21日(木) 令和6年2月29日(木)必着 令和6年3月22日(金)発送

【対 象】声楽・ピアノ研究生:
原則として音楽大学(音楽学部)を卒業以上、もしくは同等の能力を有する者
※年2回の入所試験により若干名の研究生を募集

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