始業式を終え、授業開始を前に避難訓練を実施いたしました。

中学・高校の全校生徒、短大、大学、大学院の学生、さらに全教職員が参加し、震災時における避難行動、経路の確認をいたしました。
校庭に避難した後、10年前の東日本大震災に関する話も含めた講話がありました。いつしか草に覆われてしまった明治時代の三陸大津波の石碑(津波到達地域を示したもの)を、地元の中学生などがその草を刈るなどして、その存在を確認した話があり、災害は風化させてはならないこと、今の生活だけではなく、旅行をしたり、引っ越しをした時にその土地の良さとともに危険も把握しておくことの大切さを述べながら、この避難訓練の意義を生徒学生に伝えました。

また、東北地方には「津波てんでんこ」(まずは家族などそれぞれが逃げていることを信じてとにかく逃げる)という古くから伝わる言葉があります。まずは「自助」であり、そして周りの人に手を差し伸べる「共助」が大切であると話しました。
生徒たちは、訓練の大切さを学ぶことができ、真剣な面持ちで臨むことができました。

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