[佐藤 泰弘]

大学院音楽研究科長・特任教授

佐藤 泰弘
佐藤 泰弘Yasuhiro Sato
役職 :
大学院音楽研究科長・特任教授
専攻 :
声楽
担当科目 :
  • 大学院:声楽特別演習 
  • 大学:声楽/オペラ研究 
  • 短期大学:声楽 
  • その他:-

●プロフィール

東京芸術大学卒業後、同大学院博士課程修了。博士号取得。96年モスクワ音楽院研究生修了。97年文化庁在外研修員としてミラノに留学して以来、約9年在伊。90年イタリア声楽コンコルソ金賞、新潟県音楽コンクール大賞、98年オルヴィエート市国際コンクール第2位(1位なし)、G.シミオナート国際コンクール第2位、00年ヴィッスィ・ダルテ国際コンクール第3位入賞。03年ロシヤ歌曲賞受賞。89年オーチャードホールの杮落とし公演『魔笛』ザラストロで楽壇にデビュー以来、日本で数多くのオペラに出演後、欧州でもボローニャのドゥーゼ劇場で『ナブッコ』ザッカリーア、モスクワ国立児童劇場『エフゲニー・オネーギン』グレーミン等、次々とキャリアを重ねた。新国立劇場『指輪』ファフナーや『フィガロの結婚』バルトロ等に出演。同劇場の『エロディアード』ファニュエルの成功は、日清食品GooTaのCM主演抜擢に繋がった。二期会&ケルン歌劇場共同制作『ばらの騎士』オックス男爵は演出家G.クレーマー氏に「チャップリンのような名演技」と称賛された。「滅多に聴いたことのないバス」と厚く信頼された指揮者V.クレメンテとオペラ彩で初共演をした事がきっかけで、和光市での毎年連続出演が続く。19年C.デュトワ氏の招聘により『ファウストの劫罰』ブランデルで上海と北京に出演。教育活動と舞台活動を並行して常に話題を提供し続けるバス歌手。

●レッスン・授業における指導方針

この大学院の声楽特別演習においては、大学院修了後にプロフェッショナルな声楽家として活躍するための準備が中心となる。その基本として理想的発声法を学生と共に徹底的に追求していく。さらに数ヶ国語の舞台発音法を探求しながら、歌曲やオペラ・アリア、さらにオラトリオの研究など、将来学生たちがグローバルな声楽家として活躍できるよう、可能な限り幅広いレパートリーを研究し、その表現法や演技法も深めていく。

●メッセージ

音楽は、昔から心の安らぎになり癒しになってきました。最近の世界情勢はまさに激動であり、長引くコロナ渦や信じられないような戦争、それによる経済の悪化で心が疲弊している人も多いのですが、素晴らしい音楽は心の栄養になり勇気付けられ、傷ついた心を救う事も出来るのです。しかも歌詞が伴う歌はメッセージ性を強められるし、マイクを使わない、研ぎ澄まされた生の歌声で劇場やホールに響かせるという声楽という分野は、更に観客の心を直に揺さぶり、大いに魅了するでしょう。本学は少数精鋭であり、教育熱心で面倒見の良い教員が揃っています。音楽に情熱のある人は、是非、当学園で一緒に学びましょう。

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