第18回 日本管弦打楽器ソロ・コンテスト【埼玉予選】木管楽器の部 審査結果発表

2021年11月3日(水・祝)、本学主催の日本管弦打楽器ソロ・コンテスト【埼玉予選】木管楽器の部が開催されました。
予選結果につきまして、下記の通りご報告いたします。

全部門審査統括委員長メッセージ~【埼玉予選】木管楽器の部を終えて~

ファゴット奏者
東邦音楽大学特任教授 演奏部長

Kouei Asano
浅野 高瑛

木管楽器の部の予選が、11月3日文化の日に東邦音楽大学 川越キャンパスにおいて無事終了しました。
参加者、来場者の皆さんには感染対策にご協力いただき、安全に実施することができましたことを改めて感謝いたします。
毎年皆さんの演奏を聴くにつけ、そのレベルは高まる一方だと感じています。これは木管のみならず、他の部門の審査員からも同様に出てくる言葉です。
しかしさらに良くしていくために、審査員の先生方と話し合った2つのポイントについて、皆さんにお伝えしたいと思います。

まず1つ目は、演奏時のマナーについてです。演奏は「演じて奏でる」と書くように、舞台に出てきたところから皆さんの音楽は始まっています。演奏場面によっても異なりますが、ここに一例を挙げますのでぜひ参考にしてください。
・舞台に出て演奏位置についたら、まずピアニストとともにお辞儀をしましょう。その後で、落ち着いて譜面や楽器の用意をします。
・チューニングは、ピアノにA(ラ)の音を弾いてもらい、その音を聴いてから、素敵な音色で行いましょう。例外もありますが、基本的にはクラシックのソロ演奏の場合、チューニングはAです。吹奏楽ではB♭(シ♭)でチューニングすることに慣れているかもしれませんが、ピアノと一緒にAの音でのチューニングも練習しておきましょう。
こうした一連のふるまいは、自分の演奏にも、またそれを見る人に対しても大きく影響します。演奏レベルが上がっているからこそ、その前後のことも気をつけられるとより良くなると思います。

2つ目は、自分の心を動かして演奏してほしい、ということです。教わっていることを自分のものにできている、まずこれはすばらしいことです。
皆さんにはさらに、その音楽に対する自分の感情、演奏している時の心の動きにも意識を向けてみてほしいと思います。
教わったことを生かしながら、より主体的な音楽表現に近づけるはずです。
もう一歩 深い音楽を求めて、以上のような課題にチャレンジしてみてください。本選での演奏を一同とても楽しみにしています。

中学生・高校生のための
第18回 日本管弦打楽器ソロ・コンテスト
【予選】結果 
埼玉予選・木管楽器の部 中学生部門 ・ 高校生部門
→ 本選の日程など「中学生・高校生のための第18回 日本管弦打楽器ソロ・コンテスト」ページはこちら

その他部門の結果につきましては、随時お知らせいたします。

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