オーケストラVol.2 : アンサンブルとは何か?

7月に入り、前期授業も残りわずかとなりました。

オーケストラでは、毎年6月に音楽鑑賞教室を行っていましたが、緊急事態宣言下の感染状況を踏まえ、今年は 中止 となりました。
同じ空間で、みんなが安心して音楽を楽しめる日々が早く戻ってくることを願うばかりです。

授業では、チャイコフスキーの交響曲第5番をはじめ、
秋冬に予定されている演奏会のプログラムを並行して勉強しています。

分奏では、楽器の先生から具体的な奏法の指導を受けたり、同じメロディを一緒に演奏している楽器群のニュアンスを揃えたり…
プロオーケストラの現場を知る先生方の生の声が飛び交っています。



合奏は、そうして準備されたパーツを持ち寄って、
ひとつの音楽に形作る場所です。

オーケストラという大人数の集団で演奏するにあたり
一人ひとりがどのような準備を、どのくらいする必要があるのか。
「周りを聴く」「合わせる」ってよく言うけれど、
実際どういうことなのか。

分かっているようで、実は分かっていなかった。
学生たちはそれぞれに壁にぶつかりながら、
アンサンブルの難しさ、そしておもしろさを感じ始めています。




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