学長メッセージ【特別支援緊急奨学金給付等について】

新型コロナウイルス感染拡大に伴う本学の対応について

新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡大し、日本においても4月7日に全国を対象に緊急事態宣言が発出された後、未だに収束の目処がたっておりません。学生の皆さまも不安を抱えていることと案じております。

特に新入生の皆さんとは、教職員や在学生とともに入学のお祝いをすることを楽しみにしておりました。しかしながら皆さんの健康と安全を第一に考え、入学式を中止せざるを得ない事態になったことを、どうかご理解をいただきたいと思います。

また、このような中でも過酷な医療業務などに就いている方々に、心より敬意と感謝の意をお伝えしたいと存じます。

学生の皆さんの健康、安全確保と、感染拡大防止という社会要請を果たしながら、大学として学修機会の確保をするという大変難しい問題に直面をしています。このような困難な情勢の中、本学では学生の皆さんの学修の機会をできうる限り喪失しない様に教職員が一丸となって授業、レッスン開始に向けた準備を進めております。

その一環として5月18日よりオンライン授業をスタートいたします。また、レッスンについても順次、学生の皆さまの音環境を考慮しながら検討、開始をしてまいります。対面をできる限り回避しながら、同時に学修の時間の確保とカリキュラム・ポリシーに沿った教育の実践を進めるために、オンライン授業、レッスンのスタートを決定いたしました。

先般、学生の皆さまへ通信環境のアンケートをさせていただきましたが、通信環境が十分ではない学生もおられます。これら学生の皆さんへの支援とともに、学修継続する上で様々な費用にお役立ていただける様に「特別支援緊急奨学金」(原則申請者全員に一律5万円)を給付することといたしました。また、学納金(卒業関連諸費積立金含む)の延納につきましても、納付期限を8月末まで延長をいたします。各々の対象者、申請手続きの詳細につきましては、今後、ウェブサイト等を通じてご案内をいたします。

一日でも早く感染拡大が収束し、授業、レッスンが平常通り行える環境になることを願って止みません。学生の皆さんには、現在のこの様な厳しい環境をご理解いただき、ご自身、ご家族の健康と安全を第一に考え、感染拡大に繋がる不要不急の外出、三密に繋がる音楽演奏活動などの行動を控えていただくことを強くお願いいたします。

これまでに経験をしたことのない困難な状況の中での新学期のスタートとなりますが、学生の皆さんとともに、持てる知恵と手段をもちいてこの難局を乗り越えてまいりたいと考えております。

何卒、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

令和2年5月11日
東邦音楽大学大学院
東邦音楽大学
東邦音楽短期大学
学長 三室戸 東光

PAGE TOP