第19回 日本管弦打楽器ソロ・コンテスト【埼玉予選】弦楽器・打楽器の部 審査結果発表

2022年10月23日(日)、本学主催の日本管弦打楽器ソロ・コンテスト【埼玉予選】弦楽器・打楽器の部が開催されました。
予選結果につきまして、下記の通りご報告いたします。

全部門審査統括委員長メッセージ~【埼玉予選】弦楽器・打楽器の部を終えて~

ファゴット奏者
東邦音楽大学特任教授 演奏部長

Kouei Asano
浅野 高瑛

今年もソロコンテストの季節がやってまいりました。
10月23日(日)に弦楽器・打楽器の部の予選が行われ、今年、弦楽器の部は文京キャンパス、打楽器の部は川越キャンパスと別会場での開催となりました。
辞退者もなく、無事に今大会の予選を始められたことに、関係するすべての皆様に感謝の思いでいっぱいでございます。

まず弦楽器の部についてです。
昨今、弦楽器を演奏する中高生の人数は減少の一途をたどっていますが、部活動の影響かコントラバスだけは一定数を保っているようです。
オーケストラや吹奏楽などの大編成アンサンブルはコロナの影響を強く受け、思うように練習が出来ない日々が続いてきました。
そうした影響が今回の予選での演奏から感じられる、という意見が審査員から聞かれました。特に楽器を始めたばかりの中学生にとって、練習や演奏の機会が失われてきたことが大きな影響を及ぼしているのではと懸念しています。
高校生においては、昨年以上にレベルが向上し、甲乙つけがたいほどだったとの意見が相次ぎました。
来年の第20回大会も、地の利も重視し弦楽器の部の予選は文京キャンパスでの開催を考えています。このソロコンテストを皆さんの演奏の場の一つとして、ぜひ活用してほしいと改めて願っています。

一方の打楽器の部では、参加人数も多く、盛大な予選会となりました。
皆さんの演奏は一生懸命ですばらしく、まずそこに拍手を送りたいと思います。その上に立って、審査員の先生方のご意見でお伝えしたいことが2点あります。
1つ目は、楽器の奏法やその曲についての知識を深め、音楽的に聴かせる演奏を目指してほしいということです。機会があれば、ぜひ楽器のレッスンを受けて、より良い音を鳴らすコツを教わってほしいと思います。
2つ目は、誰かに教わったことをそのままコピーして演奏するだけではなく、自分の表現を探し求めてほしいということです。
技術が高まってきているからこそ、皆さんの中にある音楽を、楽器を通して表現して聴かせてほしいと、より高いレベルへの成長を期待するご意見が相次ぎました。
いずれにしても打楽器の演奏人口が増えてきたことはとても嬉しいことです。

自分の楽器への理解を深め、楽器を通して皆さんの心を自由に表現してください。また演奏を聴かせてもらえることを楽しみにしてやみません。

中学生・高校生のための
第19回 日本管弦打楽器ソロ・コンテスト
【予選】結果 
埼玉予選・弦楽器の部 中学生部門 ・ 高校生部門
埼玉予選・打楽器の部 中学生部門 ・ 高校生部門
→ 本選の日程など「中学生・高校生のための第19回 日本管弦打楽器ソロ・コンテスト」ページはこちら

その他部門の結果につきましては、随時お知らせいたします。

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