[城之内 ミサ]

特任教授

城之内 ミサ
城之内 ミサMissa Johnouchi
役職 :
特任教授
専攻 :
パフォーマンス総合芸術文化、
シンガーソングライター・アーティスト
担当科目 :
  • 大学:-
  • 短期大学:サウンドクリエーション/THEプロフェッショナル/スタジオワークエクスプレッション
  • その他:-
個人Webサイト :
http://www.oursongs-creative.jp/johnouchi/

●プロフィール

(国連機関ユネスコ パリ本部任命ユネスコ平和芸術家・音楽家・東邦音楽大学特任教授)
  
東邦音楽大学附属中学〜高等学校(ピアノ科)を経て東邦音楽短期大学音楽科作曲楽理専攻在学中よりプロとして映像音楽作曲を手がける。ピアノを宮島敏、指揮を秋山和慶、作曲と指揮を片柳英男、フランスの音楽家ジャン・クロード・プティ各氏に師事。平成1年、洗足学園大学指揮研究所第一期生入学。指揮を秋山和慶氏(東京交響楽団・バンクーバー交響楽団音楽監督(現在桂冠指揮者)に師事。

82年、シンガーソングライター部門としてNHKヤングミュージックフェスティバル東京大会で銀賞受賞。 「3年B組金八先生」「毎度おさわがせします」、ベストセラーとなった安部譲二氏著書「塀の中の懲りない面々」、秋元康監督の映画「マンハッタンキス」、文化庁芸術祭参加作品など、数々のドラマ、映画、映像の音楽や主題歌を手掛ける一方、報道番組「TBSイブニング5」BS朝日「いま日本は」のメインテーマ、エンディングテーマ曲など担当。

CMとしては「旭化成(全日本CM大賞受賞・出演と音楽)」「日本香堂(出演・音楽)」「伊勢丹春秋キャンペーン」「雪印」「キューピー」などの音楽も手掛け、メデイアでは映像音楽の作曲家として『ゲキバン(劇伴奏)の女王』の異名を持ち、当時、男性作曲家ばかりだった映像音楽の分野に於ける女性作曲家の門戸を開いた第一人者。

編曲や楽曲提供なども手がけ、谷村新司、森山直太朗、林明日香、小田茜、ジャーパンファン、シャオロン、ジャンシャオチン、高桑英世(敬称略)など、コンサートやTV、CD等で提供。

またトークの評判も高く、FM東京では「ハート オブ サンデー」の初代パーソナリティとして活躍、その後もTBSラジオ「城之内ミサの音楽工房」、また同局「チョっと無理して生きてます」、Bay-FM「パワーフライデー」のパーソナリティとしてアナウンサーの福留功男氏と名コンビを組んだ。現在はFMコミュニティラジオにて「ユネスコ平和芸術家:城之内ミサのPeace of mind」のパーソナリティをつとめている。

テレビではゲストコメンテーターで数々の番組に出演。
また音楽を担当したドラマで役者としても出演。
*ポーラ連続テレビ小説「朝の夢」
*東芝日曜劇場「あんちゃんの恋逃げた」同「空港」
「3年B組金八先生」「母をたずねて三千里」「スクラップ」「目撃者」など。

テレビドキュメンタリーのナレーターや出演も数多い。
* WOWOW「地球街道住番地」
* MBS「真珠の小箱」
* 読売テレビ「白き炎の舞」等

エッセー執筆も多数あり、NHK出版「H2O」やエールフランス機内誌「ボンボヤージュ」など、温かい文体には定評がある。

またNHK「トップランナー」では城之内ミサの特集が組まれ,映像と自作音楽のリンクを体現。番組内にて指揮と演奏を実践し「神業」と評価された。

88年より国立パリ・オペラ座、パリ管弦楽団と共演のオリジナルアルバムを発表。93年ブザンソン国際指揮者コンクール本選出場。99年よりアジアの音楽を手掛け自作アルバムは欧米諸国でアルバムチャート上位にランクイン。花博オープニングイベント、興福寺・東金堂(国宝)でのコンサートや、09年話題になった『興福寺・阿修羅展』ではVR映像の音楽を担当するなど、活動は多岐に渡る。

また自ら主宰する「世界遺産トーチランコンサート」はNY・カーネギーホールを初め五大陸で実施され、各国のオーケストラ、奏者との共演で、チャリティコンサートや日本と各国を結ぶ記念事業コンサートを実施し再演の呼び声も高い。これらの国際的活躍を評価され、2006年8月に国連機関ユネスコ本部よりユネスコ平和芸術家に任命され、作曲部門では日本人初となる。

「世界遺産条約採択35周年記念・世界遺産トーチランコンサート」では、パリ・サンジェルマン・デ・プレ教会で、また09年にはユネスコ本部大ホール公式セレモニーでも全て自作曲で国立パリ・オペラ座管弦楽団、フランス国立管弦楽団との共演にてピアノと指揮を担当し、大絶賛を博した。また平城遷都1300年記念祝典「城之内ミサ・平城宮から繋ぐ平和の讃歌コンサート」を演出し自作曲にてピアノと指揮。岩手県・平泉が世界遺産登録され話題になった「第35回世界遺産委員会」のクロージングでは、日本を始め各国を代表し、バーレーン王国のオーケストラの演奏で自作曲の指揮とピアノを担当。アフガニスタンでも日本人初のコンサートを実現した。オリジナル作品『Peace of mind』がユネスコ公式ソングになるなど、今後も自作曲と演奏を通し、国連機関ユネスコ・パリ本部のメッセンジャーとして世界でも期待されているアーティスト。世界遺産トーチランコンサートは、2009年8月よりユネスコ本部とパートナーシップを締結している。

<ユネスコ平和芸術家とは>:世界で活躍する著名な芸術家にUNESCOパリ本部より与えられる称号。国際貢献や人道的支援への実績が顕著な芸術家に、それぞれユネスコから授かった役割のもとで活躍。城之内ミサは「世界遺産保護(環境、教育含む)」と、ユネスコ憲章の前文にある「人の心に平和の砦を築く=心の平和」の重要性を、自作品と演奏で世界各国に訴えることを任務として授かった。世界中で70名あまりがこの称号を与えられ、セリーヌ・ディオン氏、指揮者のゲルギエフ氏、歌手のサラ・ブライトマン氏も任命されている。

「世界遺産トーチランコンサート」ホームページ:http://www.wh-trc.org/

●レッスン・授業における指導方針

授業としては、主にポップス的要素の曲を作るにあたり、どのような過程で創造していくのかを一緒に考える授業を目指しています。自身の感性やイメージを、言葉の変わりに「音符」というツールを使ってどう表現してゆくのか。メロディとコードの関係性や、様々なドラマの台本などを使って音楽と芝居の世界を体感することも取入れています。また、今の音楽業界の中で「実践」では何を要求されているのか等、私自身の経験も踏まえてお伝え出来ればと思っています。現場的な感覚が少しでも学生の皆さんのお役に立てればと思います。

また、レッスンでは新しく『コンポージングアーティスト(自身で作ったものを自身で表現する)』を担当させて頂きます。ポップスの作曲とはどういうものなのか、また作った曲をリスナーにどのように伝えたいのか、どう表現したいのかを一緒にディスカッションし、学生さん自身の目指す方向に少しでも近づけられるよう一緒に研究して行きます。一人一人、感性やセンス、なりたいアーティスト像が違うので、その人にあったレッスンを目指しています。

●メッセージ

「音楽で何を伝えたいのか」が大事なのだと思います。その問いをいつも自分自身が持ち続けることにより、「だからこういうふうに表現したい!」、「こういう演奏がしたい!」、「こういう気持ちをこめて作曲したい」、ということに繋がってゆき、どういう勉強方法をすれば、そのテクニックや表現力が身に付くのか、自分自身の心の腑に落ちて来るのではないかと。。。。自分がどの方向をめざしたいのか、どんなスタイルを持って表現したいのか、自分自身に常に問う気持ちこそが、辛いレッスンを克服する唯一の光なのではないかと思います。そういう私自身も、いつもいつも闇の中にいて、暗中模索です。「音楽で何を伝えたいのか」。今も、私は自問自答の日々でございます。笑。

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