専任講師
- 役職 :
- 専任講師
- 専攻 :
- 声楽
- 担当科目 :
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- 大学院:声楽
- 大学:声楽/東邦スタンダード
- 短期大学:声楽
●プロフィール
東京都出身。東京藝術大学及び同大学院修了。二期会オペラ研修所優秀賞受賞。第五回日本国際モーツァルト音楽コンクール第三位受賞。文化庁オペラ研修所20周年記念公演出演。大学院在学中よりミュンヘンにてE.ヘフリガー氏に師事。古典バロック唱法オラトリオ・ドイツリート解釈法をベルン音楽院J.デーラー氏に学ぶ。チューリヒ・ルツェルンにて研鑽を積み、日本声楽家協会の派遣によりウィーン留学。二期会本公演「魔笛」にてオペラデビュー。東邦音楽大学60周年記念特別演奏会、イスラエルに於ける国際NGO連盟協議会主催演奏会出演。00年世界的ソプラノのE.マティス氏の代役としてバッハ「ロ短調ミサ」ソリストに抜擢され「澄明な声」「詩と音楽の内面性表現」と評される。11年東北震災復興支援CD「すみれ」に続き、13年東京文化会館にて「ドイツ歌曲の軌跡シリーズ~ゲーテの詩による歌曲~」リサイタルを開催。15年シリーズ第2弾「新ウィーン楽派」は各誌にて高評を得ている。草津夏期国際音楽祭招聘アーティスト。日本H.ヴォルフ協会会員。日本演奏連盟会員・日本声楽家協会会員。二期会会員。
●レッスン・授業における指導方針
全ての学生に対して個々の能力に応じた作品を通じた声楽実技の体得、専門性を生かした芸術に対する美意識と作品への深い洞察力を備えること、自らの肉体と声でオペラ作品・歌曲を表現する喜びを享受できるよう力を注いでいる。美しい言葉の学びと豊かな響きで歌い伝える声楽の演奏表現には、忍耐と努力を要するため、4年間興味を持って学び続けることができるように配慮している。同時に卒業後専門家として舞台での演奏・教育の場で国際社会に貢献できる人材となれるよう、各自の方向性を引き出し、必要とされる普遍的な価値観や豊かな人間性を培うことも重視している。授業レッスンを通じて真摯な姿勢で音楽を学び、相応しい人間性を育んでほしいと願い指導している。
●メッセージ
音楽の基礎力に個人差はありますが、そこからどこまで自分が努力し向上できるか、が学びの中に問われていることに違いはありません。美しさへの感性、より良い響きで歌う音楽的な技術力、舞台での総合的な表現力…皆さんの中の小さな心の動きが表出し相手に伝わった時、そこに初めて音楽の真価が発揮されます。自分が目の前の作品のどこに共感し感動しているかが判らなければ、相手には何も伝わりません。作品を音にする前にその手がかりを得ることが重要です。どうぞ作品の理解を深め、自分の感動温度を高め、伝える!という高いモチベーションをもって授業レッスンに取り組んでください。