S-20 世紀の巨大変奏曲(全3回) その2 19世紀:ベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》


日時 3/2(土)(全1回)
14:00 ~ 16:30
会場 文京キャンパス
受講料 3,300円
*公開講座の入会金は不要です。
*受講料には、消費税が含まれております。
*定員に満たない場合は、開講できないことがございます。
*開講日程や時間については、変更になる場合がございます。
定員 50名
内容 変奏曲とは、ある主題を少しずつ装飾、変形させていくという、最も古くからある楽曲の形式のひとつです。ある種即興的に、無限に続けていくこともできる形式なのですが、そこに秩序やコンセプトを持ち込み、見上げるほどの大伽藍を築き上げた作曲家がいます。バッハ《ゴルトベルク変奏曲》(18世紀)、ベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》(19世紀)、ジェフスキ《不屈の民変奏曲》(20世紀)。各世紀を代表する演奏時間約1時間の巨大変奏曲を、各回一作ずつ取り上げ、その全容をお話と演奏によって紐解いていきます。

第2回目である今回は、ベートーヴェン後期の大作《ディアベリの主題による33の変奏曲》です。彼の32曲のピアノソナタはもちろんどの曲も独創的ですが、ディアベリという「他者」の作った主題からベートーヴェンがいかにそのエッセンスを切り出し、自己の深奥に潜む「創造の魔物」と向き合いながら独自の世界を描いたか…それは彼がこの作品を実際には変奏曲ではなく「変容」と名付けたことからも分かります。綺麗事におさまらない、アンバランスな傑作。是非一度体験していただきたい作品です。

目的 名作の演奏を楽しんでいただくと同時に、その成り立ちや背景についての話に触れていただくことで、より作品や音楽への理解を深めます。
講座日程 3/2(土)
第1部 ディアベリ変奏曲についてのお話(約75分)

・多くの作曲家に自分の主題による変奏を委嘱した A. ディアベリ
・初めは申し出を断ったベートーヴェンが、変奏を書く気になった理由は?
・33の変奏 ― どのように構造を読むか、アンバランスの魅力

休憩 10分

第2部 講師による、ディアベリ変奏曲の演奏(約50分)

持参物 簡単な資料を当日配布します。
担当講師 山田 剛史(やまだ たかし)
ピアニスト
国立音楽大学非常勤講師
東京学芸大学非常勤講師
東京藝術大学大学院修士課程を首席で修了、クロイツァー賞受賞。ローム ミュージック ファンデーションの奨学生としてケルン音楽大学に留学、国家演奏家試験に合格。クラウディオ・ソアレス、迫昭嘉、ニーナ・ティシュマン、アントニー・シピリの各氏に師事。2007年第5回東京音楽コンクールにて第1位および聴衆賞、ソリストとして秋山和慶氏指揮東京交響楽団はじめ共演多数。室内楽・歌曲伴奏においても多くの演奏家から信頼を得ており、東京オペラシティ『B → C』、東京・春・音楽祭等に出演。
とりわけ、バッハと近現代作品に親しみを持つ。ニコラウス・アーノンクールのアシスタントであったアントニー・シピリと学んだことで、古楽の基本理念や、その応用方法を身に付けた。イギリス組曲全6曲、ゴルトベルク変奏曲、平均律クラヴィーア曲集(全2巻)など、J.S.バッハの演奏解釈に定評がある一方、テッセラ音楽祭「新しい耳」での一連の巨大変奏曲の演奏、CD「モダン・エチュード」(レコード芸術誌特選盤、チェロ:高橋麻理子)等、多彩な活動を展開。
現在、国立音楽大学及び東京学芸大学非常勤講師。秋吉台ミュージック・アカデミーにてマスタークラス講師。
受付は終了しました

次回の講座に関してはエクステンションセンターにお問い合わせください。

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