Vol.04 稲飯 早苗

稲飯 早苗

励まし合い、助け合って今がある

4歳からピアノを始め、小学校の先生からの薦めと「音の世界へ早く行きたい」という思いから中学校から東邦の門をくぐった私。川越にある大学は、本当にのどかな場所で、良い空気の中で過ごす時間は幸せでした。現在はご退職なさっていますがヤーノシュ・ツェグレディ先生のピアノのレッスンでは、ハンガリー語とドイツ語、そして英語が混じっての会話。ドイツ語が好きだったので何とか通じていました(笑)。音の繊細さやテクニックを学び、練習の日々でしたが、先生方は優しく見守ってくださったので、大変幸せな大学生活でしたね。

大学時代の友人とは、今でもお付き合いをさせて頂いています。同じ夢に向かっている仲間がたくさんいたからこそ、励まし合い、助け合って今があるのだと感謝しています。私の宝物がたくさん増えた学園生活でした!

「仕事は縁とチャレンジと努力!!」

やはり、「仕事は縁とチャレンジと努力!!」の一言ですかね。 消防庁の専属になったのは、グランドピアノが一般市民から寄贈され、知り合いから弾きおろしを依頼されたのがきっかけです。 またピアノの他にもエレクトーンで、クラシック以外のいろいろなジャンルを勉強しアレンジも学びました。そのお陰もあり、音楽教室での指導に役立っています。生徒を指導することは、本当に大変なことです。何十年も経って結果が出ます。今は元教え子の子供も来ていますし、個々の内容に沿うよう指導内容も違ってきます。どちらにしても、技術面のアップや音の美しさ、弾ける喜び、細く長くでも続ける大切さ、親には言えない相談ごとなどなど、教えることの幸せを感じると共に教えることは自分を成長させてくれるものだと痛感しています。

朗読セラピー「Suimmy」では、作品にオリジナル曲を創りますが、これも大変楽しく、どんどん曲が出てきて面白いです。聴いた方々から「良かった」、「イメージが膨らんだ」、「新しい歌を覚えた」、「優しい気持ちになれた」など聞きますと、もっと頑張ろう!と意欲が出てきます。作曲する時は作品を何回も読み、いつも5線紙を持ち歩き、浮かんだら書き留めるの繰り返しです。

明日という日は来ない

今後の目標は、うう~ん、何でしょうか・・・私は「明日という日は来ない」と思っています。寝たら今日になる。なので「明日にしちゃおう!」と思うとその日はその日の用事ができるので、今までも「今日のことは今日やる!」と決めてきました。「迷ったら苦しい方を選ぶ」このことも、自分に言い聞かせてきました。苦しい道を選択し結果が悪くても納得がいくからです。なので、ず~っとこの気持ちで来ましたから、今後も同じですね。今の仕事に感謝しながらもっと頑張ろうと思っております。 後輩のみなさん、「あきらめない。けど、焦らない」「努力は必ず身につく」現在進行形の私から・・・。

プロフィール

稲飯 早苗

4歳からピアノを始め、東邦音楽大学附属中学校、高校、大学へと進む。 専攻はピアノ、副科にフルートを学ぶ。自宅教室では絶えず40名程の生徒さんを指導。 演奏内容は、東京消防庁消防協会専属演奏者、三越のイベント、多数ホテルでのパーティー・披露宴演奏、サンシャイン創立から4年間、南米レストラン「ガウチョ」にてラテン音楽を演奏、その他作曲、編曲をし、朗読セラピー「Suimmy」に於いては、現在偶数月の第二木曜日、目白にあるイタリアンレストラン「Mac’s Carrot」にてライヴを行っている。時間ができると好きな鎌倉・近郊の山へ行き、リフレッシュをしています。