第3回東邦ピアノセミナー報告

第3回東邦ピアノセミナー報告

講座当日のスケジュール ~平成21年7月26日(日) 会場:文京キャンパス
午前
全体会 10:30~12:00
  • 「時代様式に基づいたピアノ演奏とは‐3」 担当:上田 京
午後
テーマ別分科会13:00~14:30
  • 「児童期におけるピアノ指導教材の研究 ~音楽性と表現技術を育てるレパートリー~」 担当:國谷 尊之
  • 「シューマンからのメッセージ ~楽譜から見えてくるもの~」  担当:大場 文惠
  • 「身体とピアノ演奏 ~自分の音楽を表現するために~」 担当:春日 洋子
  • 本学教員によるピアノ個人レッスン15:00~17:15(1人45分)

今年の東邦ピアノセミナーの様子を全体会および分科会を担当された3人の先生にお伺いし、皆さんにご報告したいと思います。春日先生上田先生國谷先生よろしくお願いいたします。

今回も申込開始当日からたくさんの方の参加申込を頂き、レスナーの方々の音楽に対する熱意を強く感じましたが、セミナーの主旨、手ごたえ、当日の様子をお聞かせください。

春日:
このセミナーは、平成19年に大学という教育機関から様々な情報を発信することで、テーマを共有し、問題意識を高めようということで出発いたしました。今年は約230名というたくさんの方が参加してくださいました。卒業生以外の自宅指導者の方々も多数参加して頂きました。どの講座も定員を満員となり、担当の先生方の熱意ある講義に対し「とても興味深い内容で、多くのことを吸収できた」「自分の演奏、生徒指導に生かしたい」という声がたくさん寄せられました。今日は、上田先生と國谷先生に来て頂きましたので、講義をなさっての感想、また参加者の様子などをお聞きしながら話を進めたいと思います。
まず、上田先生。全体会「時代様式に基づいた演奏-3-」ということでスポットをあてられたのが、調を意識するということですね。調律法の異なる2台のピアノを置いて講義なさいましたが、主旨と手ごたえを聞かせてください。
上田:
ピアノは時代と共に改良されて、現代では楽器の王様と言われる素晴らしい楽器になりましたが、その反面、自分で音程を創る作業がいらなくなりました。そのため、音程や調性を感じる興味が薄れてきているように思います。ピアノを弾く人々にその点をもっと感じて頂きたいと思い、お話をさせて頂きました。少し音響学的な難しい話も入ってくるので、2台のピアノ、コンピュータ音源などを使い、なるべくわかりやすく、楽しんでいただけるように心がけました。私たちが当たり前に受け止めている「平均律」、これが定着するまでには長い年月の中で試行錯誤があったことがわかります。その結果、24の調が演奏できるようになりました。バロック期頃までは全部の調が演奏可能というわけではなかったので、当時の人々にとって調というものがいかに微妙なものであり、それを最大の関心事としていたか、それが有形、無形で後の時代の作曲家に受け継がれていった様子、作曲家が調性格というものを非常に大切に考えていたということをお伝えできたと思います。

当日は調律法がことなるピアノを準備されていましたが、生で聴く機会の少ないベルクマイスターの調律法で調律されたピアノを聴かれた方の感想はいかがでしたか?

上田:
ここ30年程は、古楽器や古典調律に関する興味も増え、演奏会でも古典の音律が使われることがありますが、それでもなかなか実際に耳にする機会は少ないと思います。ベルクマイスターの調律法は、古典の音律の中でも比較的、平均律に近い音律なので、皆さんの反応は少ないかなぁと思っていましたが、平均律で調律したピアノと聴き比べましたら、「全然響きが違う!」ということで反応が非常に大きかったので、かえってその点では私の方が驚きました。耳がとても豊かな方が多いと感じ、非常にうれしかったです。
國谷:
教室の後方から拝見していましたが、皆さん頷いていましたよね。
春日:
両方のピアノで弾き比べてくださったので、わかりやすかったですね。私も拝聴しましたが丁寧に分かりやすく説明なさりながら、両方のピアノを弾き比べてくださったので、高度な内容も皆さんよく理解されたのではないでしょうか。
國谷:
私が全体会で感じたことは、まず、ピアノが2台並んでいて、それが別の調律法で調律されていてこれからどういう話が聞けるんだろうという期待です。上田先生にたくさん弾いて頂いたので、さらに実感できました。こういうことを生で聴ける機会があまりないですから、皆さんとても楽しまれている雰囲気でした。私も楽しませて頂きました。あと、コンピュータ音源から出されたミーントーンは衝撃的で、皆さんどよめいていましたね。
上田:
あの様に、相性の悪い調は酔っ払ったような音になります。デジタルピアノの音でしたので、実際とは音が少し異なりますが、感じはつかんでいただけたと思います。ですから、当時はあの様な音になる調は選択しなかったし、曲としても存在しなかったわけです。
春日:
時代様式に基づいたピアノ演奏法シリーズは3回目も大成功に終りました。

それでは、分科会についてお伺いしたいと思います。

春日:
はい、ではまず國谷先生の講座について伺いたいと思います。「児童期におけるピアノ指導教材の研究」というテーマでお話し頂きました。毎回人気の國谷先生の講座です。レスナーにとって指導教材は、永遠のテーマといいますか、多くの情報が溢れていてどの様に選択したら良いのか迷っていらっしゃる方が多いと思うのですが、いかがでしたか?
國谷:
そうですね、昨年度から引き続いて受講していただいた方もたくさんいらっしゃったようで、そういう面では大変責任を感じました。たくさんの資料をお渡ししなければならないので、それをどう厳選しようかというところが事前の準備で一番悩んだところです。結果、かなりの分量になってしまいましたが、それでもご紹介しきれなかったなぁという印象はあるんです。しかし皆さんにアンケートや講座後の感想で「知らなかった教材もあって、大変参考になった」というご意見も頂戴できたことは大変ありがたかったです。
春日:
それだけ先生のご準備が大変だったのではないですか?教材は計り知れないくらいありますから。
國谷:
それでも教材を研究するのが好きなので、それを使ってレッスンした効果も多くの方々にお伝えしたいなという思いで取り上げました。特に今回主旨としてお話ししましたのが、4期別指導についてです。先程の上田先生の全体会とも繋がるところだと思います。バロック、古典、ロマン、近現代ということで、本学の学生達の試験もそのカテゴリーで行っているわけですけれども、そこにどういう意義があるのか、それぞれの時代のためにどのような知識やピアノ奏法の習得が必要なのかというところを理解することで、もっと充実感をもってピアノに取り組むことができるというところをお伝えしようと思いまして。
春日:
そうですね。楽器の変遷とも関わりますよね。
國谷:
100年ぐらい経て楽器がまったく別の楽器のように進化していくわけですけれども、同じ奏法のまま弾くとどうしても無理がでてしまうんですよね。では、「そういったことをどのように身につけたら良いのか」というと、なかなか体系的に勉強する場は少ないと思うんです。そこでこうした機会にぜひ興味をもっていただいて、取っ掛かりでも掴んでいただければと思いました。
春日:
アンケートを拝読しましても「非常に参考になった。すぐに自分にも自分のレッスンにも生かしたい」という声が多く寄せられていましたね。
國谷:
全体的に見て我が国の児童期のレパートリーは古典期以前の作品に相当比重が置かれていますが、ロマン期の作品の演奏技術、表現するための知識を得るということは、ピアノを弾く場合において大変重要なことなんです。近現代期も同様のことが言えますね。それに加えて近現代期の作曲家は他のバロック期、古典期、ロマン期といった他期の演奏をするためのメソードとしても大変有効ですので、そういった面もお伝えできればと思いました。但し、やはりお伝えしたい内容に対して、時間は限られていますので、あまり盛り込みすぎても主旨がぼやけてしまうのでは…と毎度のことながら私の反省点です。
上田:
ソナチネアルバムを、私たちが幼少期に使っていた当時日本で普及していた版とは異なる版で、その違いを実際に弾いてくださったのが新鮮でした。皆さんの「こんなに違うものか」「考え直さなくては」という声が聞こえてくるような印象でした。
國谷:
そうですね。古典期のレパートリーは、様式に従っているとは考えにくい学習版も多くありますので注意が必要です。必ずしも学習版を使用するといいというわけではありませんね。

私たちがソナチネを勉強した約20年前から使われている版と、今出版されている版は異なるということですか?

國谷:
そうですね、いわゆる原典版に近い本来の古典期の音楽の魅力を味わえる版が、この10年ぐらいの間にたくさん出版されています。古典の曲って試験でもしばしば弾かなければならないし、イン・テンポで弾かなくてはというようなことで大変等々マイナスなイメージを持っている方もいるようですが、そうではなくて古典の音楽って本当に魅力的なのだというのことを味わえるチャンスも最近は増えているなぁと感じています。
春日:
今回私が分科会を担当していましたので、上田先生が駆け足で3講座をお回りになったと思いますが、いかがでしたか?
上田:
そうですね、大場先生は「シューマンからのメッセージ~楽譜から見えてくるもの~」というテーマでお話しされていました。シューマンは、執筆や評論と様々な活動をしていたのですが、彼が自ら執筆したいろいろな記述の中から、シューマンがとても大切に思ったこと等をお話しされました。その中で、シューマンの音楽は記号によってその意味する表情に違いがあり、それをどのように弾けばいいのか、実際に曲を演奏しながらお話ししてくださったところが、とても印象に残っています。
春日:
アンケートでも「記号の付け方、捉え方が非常に興味深かった」とありましたし、それがまたシューマンの魅力に通じたと多くの方が感じられたようですね。
國谷:
大場先生に終了後どういう内容の講座をなさったのか直接伺うことができたのですが、その中でも執筆活動を盛んにしていたことが有名なシューマンが手掛けた「新音楽時報」が今もまだ発刊されていて、なお且つ本学の図書館にあるということを伺って、恥ずかしながらそれを存じませんでしたので、やはりヨーロッパの歴史はものすごく継続性があるのだなぁと改めて思いました。

春日先生の講座の様子はいかがでしたか?

春日:
私の講座は、実践かつ参加型の講座でしたから、動きのある雰囲気だったと思います。自由に感じられる心、精神こそが多くの分野において“基礎”につながると思っています。ただ、とても感覚的なものですから、とにかく感じて頂くしかない…。それで音に合わせて動いて頂こうと思いました。安達先生の美しい動きに誘われて皆さんだんだん自由になられた様に思いました。
上田:
ピアノは非常に大きな楽器なので、身体力学的な側面からも理解した方が、より上手く操れると思います。私は講座の最初の方を聞かせて頂きましたが、非常に大切な中心となる部分の講義だったと思います。最初に春日先生がピアノを弾くための腕や肩の筋肉の仕組みを説明してくださり、その後、実際にそれがどのように動いていくのか、そして安達先生が全身の動きでとてもきれいにそれを見せてくださいましたので、非常にわかりやすかったです。また、聴衆の方々と一緒に身体を動かす場面で、最初はとてもぎこちない動きをしていた皆さんが、自然な動きになっていくのを見て、やはりこのようなことを常に実践していくことが大切なのではないか、と感じました。
春日:
そうですね、現代のモダンピアノは、演奏者の感情が音に反映される楽器ですから、想いを指先に届かせるためには、身体のことを意識することは大切ではないでしょうか。

実際にどのような音楽に合わせて身体を動かされたのですか?

春日:
グリークの『ボヘミアの時代』から「リゴードン」、ラヴェルの『メヌエット』、シューベルトの『スケルツォ』等です。特に3拍子系の音楽では、最初動きにバラつきを感じましたが、反復するうちに皆さんとてものって来られたと思います。
國谷:
滅多にないことですが、ピアノを弾いていて自分の思ったように身体が動いて、その上出てきた音も自分のイメージどおりだったという時にとても満足感や表現する喜びを感じますが、そのことと身体のコントロールが繋がっていますでしょうか。
春日:
はい。人間は太古の時代から身体のつくりは変わっていません。歩いて、跳んでという潜在的にそういうリズム感は、具わっていると思うんですね。私たちはピアノという楽器を媒体にして表現するわけですが、何かのきっかけで、身体のどこかがロックされ固まってしまうと、そこから先へ自然なエネルギーは伝わりませんものね。そこで、コントロールが必要になってきます。ただ、意識しなくても自然にできる方っているんですよね。とにかく自分の身体を意識するきっかけになって頂けたら嬉しいです。

講座を受けた方とは実際にお話しされたりしましたか?

春日:
終了後に「分かりやすかった。身体がこういう動きをしていたんだということを再認識した」という話を聞きました。
國谷:
こういった想いを表すことに敏感に応えられるようにピアノが改良されてきたということから考えると、時代様式に基づく演奏法や指導法の研究はますます重要ではないでしょうか。ピアノの前に座った時点で必要以上に固く構えてしまうことが多いと思いますしね。

レッスンについてはいかがでしたか。

國谷:
2人の方のレッスンを担当しましたが、日頃お仕事や家事で大変お忙しくされているのに大曲を準備されて勉強されている姿に非常に感動しました。
上田:
私が担当した方はピアノの講師をしながら子育てもされている方お2人でしたが、とてもよく練習されていて、熱心にレッスンを受けられている様子を拝見し、すばらしいなと思いました。
春日:
私も卒業生のレスナーの方で、とても熱心に勉強されていました。卒業生にこうやって勉強しようという場を提供できたということがすごく嬉しかったですね。

全体を通して当日、印象に残っていることはありますか?

國谷:
最近卒業された卒業生の方がたくさん受講されていましたね。在学中から存じ上げていた方の顔を拝見し、勉強する意欲に燃えていらっしゃるのを間近に感じましたし、とても嬉しく思いました。
上田:
このように卒業後も母校で、いろいろ勉強を続けられるというのは非常に幸せなことだと思いますので、そのためにも我々も頑張ってこの様な活動を続けていかなくてはならない、という責任を感じました。
春日:
そうですね。卒業されて仕事をなさると、学生時代とは違う意欲が出てきて「もっと勉強したい!」と、参加してくださるのはとても嬉しいです。また、卒業生以外の指導者の方々も年々増え、音楽に関わる者同士の輪が増々広がっていくことを願っています。

次回は決まりましたでしょうか?少し内容も教えて頂けますか?

春日:
2010年7月25日の日曜日に開催する予定です。内容につきましては、現在検討中ですが、1回目のアンケートから分科会が同時進行なので、どの講座も参加したいが選択が難しいというお声を多く聞きましたので、来年はその辺を工夫したいなと思っております。

当日の様子少しお伝えできたでしょうか。先生方、今日はありがとうございました。

全体会
「時代様式に基づく演奏 Vol.3」 講師:上田 京

今回は、楽曲の調性と様々な音律の歴史についてお話しました。なぜ作曲家はその調を選択したのか? 現代は「平均律」という音律が使われていますが、ドビュッシー以前は古典の音律が使われ、調の違いが顕著に出ました。当時は調の性格を多くの人がこぞって研究し、最大の関心事の一つでした。バロック期、古典期、ロマン期の3つの異なる時代の調性格の代表的な研究を紹介しながら、24の調を初めて使った作品の一つであるJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集Ⅰ巻」を実際に演奏して、それぞれの調の表情の違いを見ていきました。

演奏には、当時の「ヴェルクマイスター」の調律法で調律されたピアノを使い、平均律のピアノの音との違いも検証しました。
ともすれば音程や調性感に興味が薄くなりがちなピアノを弾く人々に、調性が表す微妙な世界を感じて頂けたと思います。

テーマ別分科会
「児童期におけるピアノ指導教材の研究~音楽性と表現技術を育てるレパートリー」
講師:國谷 尊之

我が国のピアノ指導教材は、長らくソナチネアルバム等の古典期の曲が主に用いられてきました。しかし諸外国においては、古典期のみならず、バロック期の曲や、ピアノの機能が飛躍的に発達したロマン期の曲、良質な教育的作品が多数書かれた近現代期の曲を有機的に組み合わせて行く「四期別指導」が主流となっています。

実はヨーロッパにおいてこのような指導法が広まったのは20世紀初頭になってからでした。ところが日本が西洋音楽をとり入れ始めた時期はそれより少し前のことだったため、私たちは欧米における古い構成のレパートリーをとり入れることになってしまったのです。
最近日本においても、四つの時代にふさわしい知識や表現技術を身につけていく四期別指導の良さが、広く知られるようになってきました。この分科会では、こうしたピアノ指導の歴史と四期各々の様式、奏法上の特徴などを概観したのち、代表的な四期別指導のレパートリーについて具体的に研究しました。

テーマ別分科会
「シューマンからのメッセージ~楽譜から見えてくるもの~」 講師:大場 文惠

来年2010年は、シューマン生誕200年の記念の年です。音楽家として20歳という遅いスタートをきったシューマンは、作曲の傍ら、音楽雑誌『新音楽時報』を発刊し、そこに多くの著作を残しました。これらは、楽譜を通して音楽を考える上で、大きなヒントを与えてくれます。この講座では、『音楽の座右銘』の中から「幼少の頃から和声の基礎的なことを勉強しなさい」「音楽を楽譜から理解できるようになりなさい」の二つの項目に焦点をあて、シューマンの音楽のエッセンスが散りばめられている『子供のためのアルバムOp.68』を例に演奏を交えながら進めていきました。

この二つの事柄はドイツの伝統的な演奏スタイルの基礎であり、18世紀の三大名著であるC.P.E.バッハ(バッハの息子)、J.クヴァンツ、L.モーツァルト(モーツァルトの父)による『演奏論』にも著されています。ヴィルトゥオーゾがもてはやされる時代を迎え、価値観が変わっていくことに危機意識を持っていたシューマンは、「伝統的スタイルを守り、心をこめ、誠実さを持って演奏してほしい」というメッセージを、私達に送り続けています。 最後に『蝶々Op.2』を演奏し、この講座を終了しました。

テーマ別分科会
「身体とピアノ演奏~自分の音楽を表現するために~」  講師:春日 洋子

私達はピアノという楽器を媒体にし、自分のスキルによって楽譜を通して生じた感情を表現します。演奏していて疲れる、思うように音楽が流れない、リズムがきまらない等の経験を持たれる方は少なくないと思います。楽器の構造、トレーニング、奏法も考えなければなりませんがが、固まってしまった筋肉、機能しない関節を調整しコントロールすることで解決できることがあります。身体のどこかがロックされていると自然なエネルギーはその先へ伝わりませんし、呼吸も音楽が求めているものではなく、単に生きるための動作になってしまいます。当日は、ピアノを弾く際に必要な部位がどの様に機能するのかを確認し、音楽と合わせて実際に動かしながら、ご自分の身体と向き合って頂きました。現在のピアノはイメージを音に反映させることができる素晴らしい楽器です。音楽を指先へ届けるために、ピアノを演奏する身体を意識して頂けたと思います。

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