2018年度 東邦音楽大学 安田さんのレポート

2018年度 東邦音楽大学 安田さんのレポート

期間 :
2018年10月19日(金)〜10月24日(水)
場所 :
ハンガリー・ブダペスト

 2018年10月19日から24日まで、ハンガリー・ブタペストにて演奏旅行に行って参りました。
今回は4年生全員で行けることやハンガリーのお客様の前で演奏会が出来ることなど、3年次でのウィーン研修とはまた違った経験や学び、思い出づくりができました。

 今年の10月のハンガリーは晴れ間のない日もあり、とても寒い日が多いと感じました。晴れている日は皆買い物や散歩に出かけるなど、ハンガリーを満喫しているようでした。

 演奏会場は音の響きが上によく飛んでいき、ホールの装飾も豪華な造りになっていました。初めて会場に入った時は、ここで演奏出来るのか、と震えるほど嬉しさが込み上げました。

 私は1部のトップバッターとして、荻久保先生作曲の連弾を演奏させて頂きました。双子の姉と演奏できることや、荻久保先生の曲を演奏できること、素晴らしい会場で演奏できること、またハンガリーのお客様の前で演奏できることなど、私にはもったいないほどたくさんの素晴らしい機会を頂けました。心からの感謝と感動でいっぱいです。本番での暖かい空気、お客様の拍手、笑顔…一生の宝物になりました。

 2部では合奏と合唱に分かれての演奏でした。入場の音楽は浴衣を着て、お客様の後ろから歌い出す演出でした。歌い終わったあと拍手が鳴り止まず、ハンガリーのお客様の暖かさに感動しました。最後のアンコール曲「エスティダル」は泣いているお客様、一緒に歌ってくださるお客様がいました。言語の違いがあっても音楽でここまで繋がれるのか…と感動し、同時に音楽の素晴らしさを改めて実感することができました。

 残りの日は観光を楽しみました。Hard Rockカフェや、ドナウ川の散歩など、ヨーロッパならではの建物や風景に浸ることが出来ました。刺繍が有名ということで、刺繍が施されたティッシュケースや帽子、巾着を買いました。

 とても短く感じた6日間でしたが、その中で多くの感動、人に触れることができました。
この貴重な経験を胸に刻み、これから残り少ない学生生活を大切に過ごしていきたいと思います。


 
 





2018年10月21日(日) 15:00 開演
会場:Duna Palota ブダペスト

第1部【ソロの部】
1、ピアノ連弾
安田英利、安田友利
荻久保和明 作曲 「ゆめ」
荻久保和明 作曲 「即興曲」
荻久保和明 作曲 「トッカータ」

2、バリトン独唱
菅谷南海人(ピアノ石川祐梨子)
木下牧子 作曲「物語」
さくらさくら

3、サクソフォン四重奏
高澤沙季(Sop)、岩井彩(Alt)、下村真子(Ten)、櫻井翔太(Bar)
櫛田映之扶(くしだ てつのすけ)作曲「万葉」より
「序」「恋歌」「酒歌」「春に寄せて」

4、パーカッション・アンサンブル
相崎里奈、海老原楓季、中島嘉徳、宗石月海
荻久保和明 作曲 「黒い典礼」


第2部【含奏合唱の部】
指揮:荻久保和明
ソプラノソロ:武藤直美
テノールソロ:柿崎真央
編曲:荻久保和明
コダーイの作品「Túrót Eszik A Cigány」
コダーイの作品「Ènek Szent 1st ván Kir ályhoz」
日本古謡によるパラフレーズ
ずいずいずっころばし(わらべうた)
斎太郎節(宮城県民謡)
南部牛追唄(岩手県民謡)
村祭り(文部省唱歌)

アンコール
コダーイ・ゾルタン 作曲「エスティダル」


学生のレポート

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