2009年度東邦音楽大学卒業 江口さんの卒業演奏旅行レポート

2009年度東邦音楽大学卒業 江口さんのレポート

期間 :
2009年10月13日~10月20日
場所 :
オーストリア
演奏 :

■ オーストリア アイゼンシュタット(カルチャーセンター カンファレンスホール)
■ 器楽アンサンブル(管打楽器のための日本の情景)
■ 女声合唱(日本の歌風景)
■ L.v.ベートーヴェン 交響曲第九番(合唱付き)
  管弦楽:スロヴァキア国立放送管弦楽団.ブラティスラヴァ

大学4年生のメインイベント、卒業演奏旅行に行ってきました。 6泊8日で、オーストリアの小さく落ち着いた町並みの残る古都「アイゼンシュタット」、街全体が世界遺産に登録されているスロバキア共和国「ブラチスラヴァ」、ハンガリー共和国「ブダペスト」の3ヵ国です。どんな演奏旅行になるのかと期待を胸に、成田空港を飛び立ちました。

ウィーンに着き、バスでブラチスラヴァをめざし出発しました。夕食を食べ、ホテルに泊まり、次の日から始まる旅にワクワクしながら1日目を終えました。
翌日は午前中にブラチスラヴァ市内をグループに分かれ観光。午後からはいよいよ練習の開始です。慣れない土地と飛行機移動などでの疲れから、初めは練習にいまひとつ身が入りませんでした。しかし本番まで残りわずかなのでそんな甘いことを言っていられる状況では決してありません。練習が進むにつれだんだんとみんなのモチベーションも上がり、とても良い雰囲気で練習に取り組むことができました。
2日目、3日目と練習を積み、いよいよ本番の日がやってきました。今回の卒業演奏の会場は、ハイドンゆかりの地であるオーストリア、アイゼンシュタットのカルチャーセンターです。会場は古い建物でありながらとても温かみのあるホールでした。4月から練習に励んできましたが、海外での大舞台に実感がわかず、正直卒業演奏旅行が間近に迫るまでは緊張感に欠けていました。また全員の演奏に対する意識が統一できていなかったので、この演奏会が果たして成功するのか不安でもありました。しかし藤井先生はじめ諸先生方の温かいご指導のおかげで無事演奏会を成功させ幕を閉じることができました。みんなが一丸となって一生懸命演奏できたことが私はとても嬉しく、また達成感と満足感で胸がいっぱいになりました。

今回の演奏で苦労したのは、ドイツ語の発音。第九はなかなか難しく大変でした。音程でも苦戦しました。何度も何度もやり直し・・・。どうしても音程がぶら下がってしまうのをしっかりとキープすることは容易ではありませんでした。しかし、その難題も繰り返し練習し、パートごとの工夫したそれぞれの練習によって最終的には解消し良い演奏ができたと思います。また、器楽アンサンブルでは加古先生のご指導の下、とてもまとまりのある仕上がりで本番も楽しみながら演奏することができました。

私たちは、本場ヨーロッパの地でこのような素晴らしい経験をすることができ、とても幸せだなと実感しました。この演奏会を行うにあたって関わった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。この卒業演奏旅行に参加できたことで、人生でとても貴重な時間を過ごすことができて良かったです。

練習
これは本番のホールでの器楽アンサンブルの練習風景です。ホールの響きもちょうど良く、合唱の練習も順調にできました。

本番前
本番前にパシャリ。みんなどこかリラックス気味? 本番頑張ろう!

観光
エステルゴム大聖堂にて。加古先生と一緒に

パーティー
演奏会も無事に終え、演奏旅行打ち上げパーティーをしました。みんな綺麗にドレスアップして素敵でした。ブラスの演奏をしたり、藤井先生が歌ったり、みんなで写真撮ったりと大盛り上がりでした。

学生のレポート

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