ピアノ:太田幸子先生の教員レポート


[音楽芸術の歴史的神髄を再現された、東邦ウィーン研修を引率して]

歴史的建造物と文化遺産が息づくオーストリアの首都ウィーンは、人口160万人、国連第三の都市で、音楽の都、世紀末芸術の都として形容されております。 640年間の栄華であったハプスブルク家、夏の離宮、シェーンブルン宮殿に隣接している所に、東邦ウィーンアカデミーの研修所があり、今回18人の学生を二週間、引率いたしました。

授業として


・オーストリア事情:
ヨーロッパの歴史、地理を主眼とした、ウィーンの音楽家、芸術について学ぶ。
・楽曲解釈:
レッスン時において、特に必要な記譜法と和声の講義。
・時代別の音楽様式について学ぶ:
1.ルネッサンス/バロック 2.古典派 3.ロマン派 4.印象派 5.表現主義 6.近代、現代は個々の作曲家の響きを大切に。
・ピアノ教育法:
子供と初心者のための教育法、学生と大人のための教育法。
・音楽史跡研究:
偉大な作曲家、ベートーヴェンの史跡を辿り、ハイリゲンシュタットへ。
・文化史体験:
ヨーロッパ三大美術館の美術史博物館へ。
有名なルーベンスの作品を筆頭にドューラー、アーチンボルド、ラファエロの遠近法と音楽の結びつき、また、圧巻のブリューゲル等、時間の経過を忘れてしまう。
・音楽鑑賞:
ルネッサンス様式で重厚感のある国立オペラ劇場で「マノン・レスコー」のオペラ鑑賞。また、黄金色に輝き、ニューイヤー・コンサートで有名な、楽友協会でのポッリーニのピアノリサイタル等、音楽を志す者にとって、正に魅力的なコンサートであった。
・レッスン:
ウィーン国立音楽大学教授、ウィーンフィルハーモニーのメンバー、元ウィーン国立歌劇場専属歌手、グラーツ国立音楽大学教授等、より指導。
学生達は、初め不安と緊張の中で堅くなっていたが、先生方の熱心で厳しさの中にも、ユーモアと優しさにふれ、修了演奏会後には先生と抱合い、涙を流して別れを惜しんでいました。
ウィーンのシンボルである、ゴシック様式のシュテファン寺院の壮大さに驚き、ウィーンの文化、建築、絵画、コンサート等、総合芸術を目のあたりに触れることができ、今までの音楽感の違い、将来の音楽家への指針に大きなパワーとなり、また、ウィーン再訪問を強く希望しておりました。

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