2007年度東邦音楽短期大学 川元さんのレポート

期間 :
2007年10月2日~10月6日

場所 :
沖縄

私たちは、4月の後半から演奏旅行にむけて動き始めました。それまで全員で何かをしたことがなかったので、意見がなかなかまとまらなくて、初めはとても先が見えませんでした。2ヶ月以上も時間を使い、何度も話し合いをしてプログラムを決めました。ブラスのメンバーにかたよりがあり、吹奏楽のスコアを自分たちで編曲しました。大まかな部分は例年通りでしたが、メインのオペレッタは初の試み、オリジナルストーリーになりました。オペレッタの伴奏の指揮をした時。台詞のタイミングに合わせて伴奏隊に合図を出さなければいけなくて、慣れるまで何度も失敗しました。通し練習ができるようになったのは9月に入ってから。先生たちをヒヤヒヤさせていたと思います。

演奏会は、たくさんのアクシデントがあったけれど大成功でした。印象に残っていることは、恩納小中学校で吹奏楽部との合同演奏。子供たちが純粋に音楽を楽しんでいる姿を見て、自分たちも初心に戻ることができました。嘉手納町立屋良小学校では、演奏会終了後子供たちが合唱を聞かせてくれました。そのきれいな歌声に感動し、皆で泣いてしまいました。たくさんの時間をかけて、苦しい思いをしたりしたけれど、子供たちの拍手と「ありがとう」で、そんなこと忘れてしまいました。真剣に取りくんできて本当によかったと思いました。

この演奏会は、私たち学生の力だけでが成功しなかったと思います。手探りの状況だった私たちをまとめ、時には怒り、支えてくれた先生方に感謝しています。

学生のレポート

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