2015年度 東邦音楽短期大学 早乙女さんのレポート

期間 :
2015年10月5日(月)~8日(木)

場所 :
沖縄 

1年生の時、演奏演習という授業があるという事は認識していましたが、正直どの様な授業を行うかまではわかりませんでした。
2年生になり初めて授業を受け沖縄の小学校に行き演奏をする事を知りました。
私は小学生の前で演奏する機会は何回かあったのですが、この様な大きな演奏会をするのは初めてでした。
小学生がどの様な反応をするか楽しみでもあり、不安でもありました。
「少しでも楽しんでもらう」「少しでも音楽がいいな」と私たちの演奏を聴いて思って頂ける様に小学生にあったプログラムを澤先生と私たち学生で話し合い、様々な意見を出し合いました。
代々先輩方が演奏会の中で行ってきた、合唱はもちろん、ハンドベルやボディーパーカッションを取り入れ、伝統を守りつつ私たちの色を出し、私たちにしか出来ない演奏会を目指しました。
私は今回の演奏会で司会を務めさせて頂いたのですが、小学生の元気な声とパワーを受け驚きました。
8手ピアノでは、演奏をする学生のほかダンスをしたり、プロジェクターを利用して演奏者の手の動きを映し出すという演出を行いました。
今年はサクソフォン科が私を含め2年次生は4名在学しており、サクソフォンの紹介と4重奏曲の「ドレミの歌」を演奏させて頂きました。
誰もが知っている曲なので、小学生のみんなが口ずさんだり、手を叩いてくれたりと楽しんでくれている様子でした。
ブラスバンドでは、私たちのみの演奏と今回演奏会をさせて頂いた、中の町小学校の金管バンド部と共に「アップルパイマーチ」「線路は続くよどこまでも」を私たちの先輩でもあり、同小学校の音楽の先生でいらっしゃる中村先生指揮のもと演奏をさせて頂きました。
小学生の楽器に対する思いが演奏に表現されていて、私にとってとても貴重なブラスバンドの演奏になりました。
オペレッタでは「ブレーメンの音楽隊」を演奏しました。
グリム童話の物語を題材にし、小学生によりわかりやすく、またコメディー要素も取り入れつつ、内容を少し変え脚本を新たに作り直しました。
劇中に流れる音楽はコンポージングアーティスト専攻の学生が作曲し、ブラスバンドのプログラムに出演した学生が引き続き演奏をしました。
振り付けや衣装、背景、細かい道具なども全て1から私たち学生で考え作りあげました。
本番前日まで試行錯誤を練り、演奏だけではなく、演出にもこだわり小学生と実際に触れ合い共に演奏会を作りあげ、共に音楽を楽しみ、共に様々な事をお互いに学んだ、そんな演奏会が出来たのではないかと思います。
  
  
<演奏会プログラム>

日時:2015年10月6日 10:35開演  
会場:沖縄市立 中の町小学校
  
♪中の町小学校 校歌(作詞・作曲:中山興真)
♪東邦の歌(作詞:植村敏夫 作曲:服部正)
♪ハンドベル:星に願いを、PLINK PLANK PLUNK
♪ボディーッパーカッション:ROCK TRAP 
♪8手ピアノ:軍隊ポロネーズ、エレクトリカルパレード、アラジン、ミッキーマウスマーチ、
 ルージュの伝言、ねこバス、人生のメリーゴーランド 
♪サクソフォン4重奏:ドレミの歌
♪ブラスバンド:ディープパープル、ジャパニーズグラフティ、アップルパイマーチ、
 線路は続くよどこまでも
♪オペレッタ「ブレーメンの音楽隊」
 脚本:石井望、望月春佳、中村茉由、牧野美沙季
 音楽:坪田周平、上石柚衣
  

学生のレポート

PAGE TOP