東邦音楽大学主催「第35回・36回 管打楽器実技講習会」を実施しました。

6月13日(土)・14日(日)、本学・川越キャンパスにて、「第35回・36回 管打楽器実技講習会~ブラスクリニック~」を実施しました。

毎年実施するこの講習会は、本学が所在する埼玉県を中心に関東圏の中学校・高等学校の吹奏楽部に参加募集をし、ご応募くださった団体の中学・高校生を対象に、本学にて行っているものです。楽器ごとに初級、中級のクラスを編成し、本学教員、選抜学生、研究員など60名以上が講師となり、グループレッスン形式で専門楽器の知識、および基礎奏法・アンサンブルなどの技術が習得できるよう指導します。さらに、講師陣によるミニコンサートも行っており、参加者の皆様からは毎年好評をいただいています。

講師を務める本学の学生にとっても、指導者としての経験が積める貴重な機会であることから、この講習会に参加できることを楽しみしている学生も多くいます。

13日、14日の二日間で、延べ850人を超える中学・高校生が講習を受けました。楽器ごと、レベルごとにクラス編成されるため、さまざまな制服の生徒たちが同じクラスの受講者となり、ともに学びました。

梅雨時期でありながら、幸い、両日とも恵まれた天候となりました。講習会場となった講義室やスペース(グランツザールの広々としたエントランスロビーも講習会場となりました)の窓からは明るい日差しが差し込み、心地よい空間の中で各楽器の実技指導が行われ、それぞれのクラスの生徒はみな、講師の指導を熱心に聴き、真剣な表情で演奏に取り組んでいました。

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楽器ごとのクラス編成のため、各クラスは異なる制服の生徒たち
で構成されています。制服は異なっても、指導する講師に向ける
熱心な表情はみな同じです!

講習会の実施にあたり、埼玉県教育委員会、川越市教育委員会、埼玉県吹奏楽連盟、川越市吹奏楽連盟の皆様からご後援をいただきました。ご関係者の皆様へ、この場を借りて御礼申し上げます。

当日、早朝から生徒の皆さんをご引率くださいました先生方、保護者の皆様にも心より御礼申し上げます。

ご参加くださった生徒の皆さんにとって、この講習会での経験が実りあるものとなり、今後の演奏活動に役立てていただけることを願っています。

今回の講習会も例年同様、先着順での受付のため、お申込みくださったもののお受けすることができなかった皆様には、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。管打楽器実技講習会は来年も実施いたします(決定次第本学ホームページにてご案内申し上げます)。次回も皆様のご応募をお待ち申し上げます。

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各日の最後には、講師陣が舞台に立つミニコンサートを開演。
より高い演奏技術の習得をめざす中学・高校生たちは舞台の
奏者たちに、未来の自分の姿を重ねているかもしれません。