【ご報告】7月9日(日)、東邦音楽大学グランツザール(本学川越キャンパス)にて、「南古谷ウインド・オーケストラ 第7回定期演奏会」が開催されました。
「南古谷ウインド・オーケストラ」は、埼玉県川越市の南古谷地区と本学との連携によって平成17年に発足しました。南古谷地区の3つの中学校を中心に、中学生、高校生、地域の方々、本学の附属高校の生徒、そして本学の学生で構成されており、学生は、各パートの指導も行っています。また本学の加古勉先生(東邦音楽大学大学院教授)、百瀬太智先生(東邦音楽大学研究員)、鶴澤綾先生(東邦音楽大学研究員)が全体指導及び指揮を行っています。現在約130名もの団員が在籍し川越市を代表する文化芸術団体に成長いたしました。平成26年にはこれまでの活動が高く評価され、埼玉県より「埼玉・教育ふれあい賞」が授与されました。
演奏会当日は梅雨の合間の快晴となり多くのお客様がご来場くださいました。
ご来場されたお客様をまずお迎えするのは、お揃いの団オリジナルTシャツを着た中学1年生の団員たち。笑顔で迎え入れました。
演奏会は、同楽団長の櫻井晶夫氏のご挨拶。
ご来賓の川越市長 川合善明様、川越市教育委員会教育長 新保正俊様によるご挨拶をいただき開幕しました。
第1部は、演奏会の幕開けにふさわしく、華やかな金管楽器のファンファーレから始まるマーチ「ベストフレンド」。美しく清らかな旋律のザ・ウォーター・イズ・ワイド。
吹奏楽愛好家の中で人気の高い作曲家のひとり、スウェアリンジェン作曲「コヴィントン広場」。
誰もが一度は耳にしたことのある名曲がメドレーになっている「サウンド・オブ・ミュージックよりハイライト」の4曲が演奏されました。
客席いっぱいのお客様からは中学生のソロ・パートが披露されるごとに、そして各曲の演奏が終わるごとに、大きな拍手が送られました。
第2部は、同オーケストラで指導している本学の学生と高校生による演奏をお楽しみいただきました。
2曲目に演奏された「ジャパニース・ランドスケープ」は、日本の誇る各地の民謡の中から抜粋された
5曲で構成されています。和太鼓、締め太鼓などの和楽器も多く活躍し、お客様は、日本の情景を思い
浮かべているかのようにじっくりと聴いていらっしゃいました。
第3部では再び南古谷ウインド・オーケストラが登場。
ここからは、団員全員がオリジナルTシャツ姿で登場し、舞台上は一気に明るいムードに。
「小さな世界」「リトルマーメイド」「君の瞳に恋してる」など多くの方に馴染みのある曲を披露すると、
リズムに合わせ手拍子をしたり、身体を楽しそうに揺らしていらっしゃるお客様の姿も見受けられました。
アンコールで演奏した、「恋」では、ご来場されたお客様を元気に迎え入れた中学1年生たちが客席通路にならび“恋ダンス”を見事に披露し会場は大盛り上がり。
指揮の鶴澤先生、百瀬先生、中学生にダンスを指導した本学学生も舞台に登場し会場はさらなる盛り上がりをみせました。
この演奏会のためにグランツザールに足をお運びくださいました皆様に、心より御礼申し上げます。
東邦音楽大学
◆プログラム
[第1部]
♪マーチ「ベスト・フレンド」/松浦 伸吾
♪ザ・ウォーター・イズ・ワイド/スコットランド民謡
♪コヴィントン広場/J.スウェアリンジェン
♪サウンド・オブ・ミュージックよりハイライト/R.ロジャース
[第2部]
♪ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス/D.ギリングハム
♪ジャパニーズ・ランドスケープ/日本民謡
[第3部]
♪L-O-V-E/ナット・キング・コール
♪小さな世界/R.M.シャーマン&R.B.シャーマン
♪リトルマーメイドメドレー/A.メンケン
♪君の瞳に恋してる/B.クルー&B.ゴーディオ
[アンコール]
♪恋/星野 源
♪【全員合唱】Tomorrow/杉本 竜一
≪司会≫
鎮波真琴(東邦音楽大学 管弦打楽器専攻生)