短大・コンポージングアーティスト専攻生が「ライブ実践」を行いました。

11月16日(月)、ライブハウス「池袋FIELD」(豊島区西池袋)にて、本学コンポージングアーティスト専攻2年次生による「第3回 ライブ実践 My Song My voice for you~世界の音楽シーンを彩るベテラン奏者達との共演~」を行いました。

「ライブ実践」とはコンポージングアーティストの「専攻実技」の授業の一環で行われるもので、同専攻2年次生がプロミュージシャンの方々と同じステージに立ち、学生自身が作詞、作編曲を手がけた作品を発表するというものです。

客席を埋め尽くすほど多数のお客様がご来場くださり、会場は開演前からすでに熱気にあふれ……。MCを務めた城之内ミサ特任教授による挨拶、さらに、出演学生全員でステージをサポートしてくださるプロ奏者の皆様への御礼の挨拶を経て、いよいよライブは幕開けしました。

学生各自の研究によって、作品の発表形態はさまざま。歌唱する者、楽器演奏とともに歌唱する者、ソリストとして楽器演奏をする者、ほかの同専攻生をボーカリストに立て自身は楽器演奏を行う者がおり、また発表者が演奏する楽器もキーボード、アコースティックギター、クラリネット……と多彩でした。

各学生は作品の創作にまつわるエピソードや、このステージに向けた意欲などをお客様に向けて語りましたが、学生それぞれの思いをお客様に感じていただくことができたのか、曲に合わせて手拍子をされたり、リズムをとられたりと、お客様自身も楽しんでくださっている様子で、また、各曲の演奏が終わるごとに盛大な拍手をおくってくださいました。

終始、熱気、迫力にあふれる会場でしたが、緊張でいっぱいの表情の学生に対し城之内教授がインタビュアーとなって話しかけることでその学生の緊張を解こうとした時や、別の学生が課題提出期限ギリギリで作品づくりを仕上げたたいへんさをユーモラスに語った時など、お客様の笑い声が響き和やかなムードに包まれる場面もありました。

この「ライブ実践」に向けて、学生たちは各自の作品発表の準備だけではなく、同専攻の仲間同士サポートをし合って準備を進めてきた部分も多くあります。プロの方にとっては当たり前のことといえるのでしょうが、このようなステージをつくり上げるには、自身の準備に加え、多くの方々の多くの時間と高い専門性、また参加してくださる方々との円滑なコミュニケーションが必要であること、またそれらがいかに重要であるか、学生たちはこの実践的な機会をもって、理解を深められたことでしょう。

コンポージングアーティスト専攻生にとって短大2年間の集大成ともいえる今回の経験を今後の活動の礎とし、学生それぞれが羽ばたいてくれることを願っています。

ステージを支え学生に貴重な経験を与えてくださいました奏者の皆様、音響や照明等にご尽力くださいました「池袋FIELD」のスタッフの皆様、そして、会場に足をお運びくださり多くの声援を送ってくださいました皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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池袋駅から徒歩すぐのライブハウスが会場に。

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MCを務めた城之内ミサ特任教授の挨拶と、
学生によるプロの奏者の皆様への御礼の挨拶とで、ライブはスタート!

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水野 美佐子(東邦音大アドバンスコース生)  ♪あなたといた場所で ♪風がかわったら

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白沢 実希  ♪ワルツ ♪記憶

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佐藤 美咲(東邦音大アドバンスコース生)  ♪Magnolia ♪藍玉

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奈義良 実名恵  ♪月夜と君 ♪あの日へ

 
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礪波 茉衣  ♪水面

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上石 柚衣  ♪泣き空 ♪さよなら

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小坂 怜加(東邦音大アドバンスコース生)  ♪雪化粧の立山 ♪お母さん

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坪田 修平  ♪STREAM ※「R」の表記は左右反転  ♪Top of tank

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髙橋 利奈  ♪2F ♪10分間

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岡田 里紗子  ♪ぱろすぽっと ♪もーにんぐ

東京都議会芸術文化展 オープニングセレモニーにて本学 弦楽四重奏団が演奏を行いました。

11月5日(木)、東京都庁内 都政ギャラリーにて行われた「東京都議会芸術文化展」のオープニングセレモニーにおいて、東邦音楽大学が演奏を行いました。

「東京都議会芸術文化展」は東京都芸術文化振興議員連盟によるもので、会員の方々による幅広い芸術作品の展覧会として、毎年開催されています。そのオープニングを飾る演奏の機会をいただき、東邦音楽大学 弦楽四重奏団が出演いたしました。

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絵画、立体造形、写真、書をはじめさまざまな芸術作品が展示された空間に、弦楽器特有の暖かみ、せつなさを感じさせるような音色が響きわたり、会場はまさに”芸術の秋”のムード一色に。ご来場くださったお客様はしっとりした雰囲気を楽しんでくださっているご様子でしたが、「小さい秋見つけた」「もみじ」「見上げてごらん 夜の星を」など多くの方が慣れ親しんでいる曲の演奏では、演奏に合わせ口ずさんでおられるお客様もいらっしゃいました。

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2020年の東京オリンピック開催に向け、東京から、日本から、世界に誇れる芸術文化を発信していこうとする東京都庁でのこのような機会に本学も参加させていただけましたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。また、会場に足をお運びくださり、本学の演奏をご鑑賞くださいました皆様、誠にありがとうございました。

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≪プログラム≫
アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章/W.A.モーツァルト
ちいさい秋みつけた/中田 喜直
もみじ/岡野 貞一
見上げてごらん夜の星を/いずみ たく
情熱大陸/葉加瀬 太郎

塚田 佳男先生による声楽公開講座を開講しました。

11月5日(木)、川越キャンパス スタジオBにて、塚田佳男先生による声楽公開講座「日本歌曲研究」を開講しました。

塚田先生は東京藝術大学で声楽を学ばれた後、オペラや各種コンサートの伴奏、コレペティトゥーアを務められ、ドイツにてピアノ・オルガン・伴奏法も学ばれました。帰国後から現在にいたるまで多彩な音楽活動を続けられ、特に日本歌曲の研究、解釈、伴奏においては第一人者としてご活躍されています。日本歌曲の歌唱法、伴奏法の指導を全国各地で行われており、多くの歌い手とピアニストの育成にも尽力されています。

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塚田佳男先生

本講座「日本歌曲研究」では、本学にて声楽、ピアノを専攻する学生(学部生、院生)を対象に、塚田先生が公開レッスンを行ってくださいました。歌唱する学生、そのピアノ伴奏をする学生のペアで、4組の学生たちが日本歌曲を題材に演奏し、先生に学びました。

学生の歌唱、伴奏に対し、塚田先生は実践的にご指導くださいました。歌詞の意味内容や言葉の発音の解説に加え、歌詞にまつわるエピソードなどもお話くださり、また伴奏者に対しても、指や体の使い方なども含め、細かく丁寧に解説してくださいました。

塚田先生の具体的な指導、助言によって、声楽の学生は声の出し方、発音、表情に、また伴奏者の演奏にも変化が現れ、その様子を聴講する学生たちも、自身がレッスンを受けているかのようにメモをとったり、うなずいたりしながら、先生の説明に耳を傾けていました。

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実践的な歌唱指導により、学生たちの声の出し方、発音、表情にはどんどん変化が・・・・・・!

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多くの学生たちが真剣に耳を傾けました。

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ピアノ伴奏の指導をされる塚田先生。

日本歌曲の第一人者である塚田先生から直接学べた経験は、声楽、伴奏を学ぶ学生たちの研究意欲をますます高めてくれたことでしょう。講座の最後に、本学声楽主任 大島洋子教授が「日本歌曲は私たちにとって歌詞が理解しやすいものであり、また年齢を重ねるごとに、その理解がより深まっていくものです。多くの人に日本歌曲を歌っていただきたいですし、特に若い方は若い方なりに朗々と歌っていただきたいです」と挨拶されましたが、レッスン受講者のみならず、聴講した学生も含め、この講座によって、日本歌曲の新たな発見ができたのではないかと思われます。

大学 公開講座「日本歌曲研究」
◆講師  塚田佳男 教授
◆日時  平成27年11月5日(木) 14:30~16:30
◆会場  東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオB
◆本講座でとり上げた楽曲
  九十九里浜/北見志保子 作詞  平井康三郎 作曲
  からたちの花/北原白秋 作詞  山田耕筰 作曲
  ゆく春/小野芳照 作詞  中田喜直 作曲
  日記帳/藤田圭雄 作詞  小林秀雄 作曲
  この道/北原白秋 作詞  山田耕筰 作曲
  天の川/大木惇夫 作詞  別宮貞夫 作曲
  鐘が鳴ります/北原白秋 作詞  山田耕筰 作曲

中川 昌三特任教授による公開講座を開講しました。

10月28日(水)、川越キャンパス スタジオBにて、中川 昌三特任教授による公開講座「実践!アドリブをやってみよう」を開講しました。中川教授は本学の教員を務める一方、フルート奏者として国内外の数多くの著名な演奏家やオーケストラと共演されており、作曲活動、CDリリースなど、プロフェッショナルな音楽家としても幅広くご活躍されています。

クラシック音楽を学ぶなかでジャズミュージックの世界にも魅了された中川教授による本講座は、「アドリブ(即興)」がテーマ。ゲスト奏者を迎え、即興の実演も含めながら、即興に関する音楽理論面および演奏技術に関する説明、また即興をするうえで大切な考え方などを解説してくださいました。

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中川教授による「アドリブ」をテーマにした公開講座は今回で5回目。

毎回さまざまな楽曲を用いて、実践的に教えてくださいます!

実演では、中川教授の「遊んでみよう!!」という呼びかけとフルート演奏とを皮切りに、ゲスト奏者の方々が順々に即興で共演していくという流れを披露してくださいました。フルートの即興にドラムが加わり、次にコントラバスが加わり、最後にピアノも加わって……。それぞれが即興でありながら、音の重なりが徐々に厚くなるにつれ独特な魅力に満ちた響きとなっていく様に、聴講する学生たちも興味深く鑑賞していました。

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各楽器の即興による音色が重なっていき・・・・・・まさに音楽が”創られていく”過程を体感!

「時には譜面を離れて、『音楽をつくる』という意識を持つことが、クラシックでも必要。」
「自分でイメージできないものは、演奏できない。考えずとも、いろいろなイメージが出てくるよう、たくさんの音楽を自分のものにしていくことが大事。」
「演奏家というのはクリエイティブな仕事。クラシック音楽を演奏するときも、『自分の音楽』にしていってください。」

「即興をするときは、クラシックの学びから培った知識・技術が”ストレージ”となっている」とおっしゃる中川教授の解説は、ご自身の実体験によるお話が多かったり、また演奏家として国内外で活躍されるなかでのエピソードもお話くださったりと、学生にとっては貴重な学びの機会、新しい発見につながる機会となったのではないでしょうか。

聴講した学生の専攻はさまざまでしたが、それぞれの専攻における今後の研究で、「即興」について学び、考えた90分間のこの体験をどう活かしていくのか、期待したいです。

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学生一人ひとりに語りかけるように解説してくださる中川教授。

アドリブの面白さ、魅力を改めて認識できた90分間でした。

大学 公開講座「実践! アドリブをやってみよう」
◆講師  中川昌三 特任教授
◆日時  平成27年10月28日(水) 16:00~17:30
◆会場  東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオB
 [ゲスト奏者]
 Flute/田部井 雅世さん 板東 沙耶さん 笠井 柚花さん
 Pian/小太刀 のばらさん
 Bass/春日井 慎一郎さん
 Drum/坂本 暁良さん

短大生によるエレクトーンコンサートが文京シビックにて行われました。


10月28日(水)、文京シビック 区民ひろばにて行われた「シビックコンサート」に、東邦音楽短期大学 電子オルガン専攻生が出演し、「エレクトーンコンサート」を行いました。

文京区が主催する「シビックコンサート」は、クラシックからポップス、ジャズにいたるまで多彩な演奏会をランチタイムに開催し、区民の皆様に楽しんでいただこうとするものです。東邦音楽短期大学生、および東邦音楽大学生は毎年数回、出演のご依頼をいただき、さまざまな形態のコンサートを実施しています。短大・電子オルガン専攻生による「エレクトーンコンサート」はこれまでにも実施しており、毎回、数多くのお客様がご来場くださっています。今回も小さなお子様からご高齢のお客様まで、幅広い年齢の方々が足をお運びくださいました。

出演した学生がコンサートの冒頭に、「今日の演奏会を、私たち自身も楽しみにしておりましたので、ぜひ皆様にもお楽しみいただけましたら、嬉しいです」とご挨拶しましたが、電子オルガン独自の音色に、特に小さなお子様たちは大はしゃぎ。音楽に合わせてその場で踊り出すお子様の姿も見受けられました。

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「夢路より」「明日に架ける橋」など、多くの方になじみのある曲で構成したプログラムでしたが、電子オルガンならではのアレンジが施された演奏を披露しました。聴き慣れた曲でありながら新鮮なムードを感じ取っていただけたのか、体を揺らしながらリズムをとって、楽しそうに歌詞を口ずさむ方もいらっしゃいました。学生3名が交代でMC、演奏を行い、およそ30分の舞台を務め上げました。最後の曲の演奏が終わったときには、より一層大きな拍手の音が会場に響き渡りました。

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「シビックコンサート」はオープンスペースで開催され、どなたでもご来場いただけるコンサートです。公演前からお待ちくださっていたお客様だけでなく、会場前を通り過ぎようとされていたのに、電子オルガンの華やかな音に足が止まり、しばし鑑賞されるといったお客様も多くいらっしゃいました。

聴いてくださる方が体を動かしたくなるほど楽しんでくださる演奏、通り過ぎようとされていた方が思わず立ち止まって耳を傾けたくなるような演奏が行えた今回のコンサートは、学生たちにとって有意義な学習機会となっただけではなく、それぞれに思い出深い体験となったことでしょう。

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≪プログラム≫
 ザッツ・エンターテインメント/A.シュワルツ
 夢路より/S.フォスター
 華麗なる大円舞曲/F.ショパン
 明日に架ける橋/P.サイモン
 ひょっこりひょうたん島/宇野 誠一郎
 シング・シング・シング/L.プリマ

次回、本学学生が出演する「シビックコンサート」は、12月9日(水)に東邦音楽大学生による「ハンドベルコンサート」を予定しております。皆様お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。