音楽療法専攻オリエンテーションと定例研究会をオンラインで行いました。
新型コロナウイルスの影響により開催が延期されていた音楽療法専攻オリエンテーションと定例研究会を、9月27日にオンラインで開催しました。
オリエンテーションでは、学生と教員が簡単に自己紹介し、東邦ならではのアットホームな雰囲気でした。
その後の定例研究会は、昨年度卒業生の牛田悠貴さんのご発表でした。その内容について、4年生の遠藤環さんが感想を書いてくれました。
「卒業研究論文の執筆についての経験談や所見について、卒業生の牛田悠貴さんからお話を頂きました。11月に行われる卒業研究中間発表に向けて、意識すべき点やモチベーションの保ち方など実際の経験をお話しくださいました。
昨年先輩方が臨床実習や音楽療法士(補)試験と並行しながら、論文執筆に取り組む姿を近くで見ていたからこそ、論文を書き上げることの大変さは認識していたつもりでしたが、今現在実際に取り組む中で予想以上に悩んだり行き詰まったりすることが多く、改めて自分自身との闘いであることを実感しています。
お話しいただいた中でも、『言語化に慣れる』という点は音大生ならではの課題であると感じました。私たちは言葉にできないことやニュアンスを音や音楽として扱い、他者から受け取ったり逆に届けたり、コミュニケーションを図ったりします。頭の中にあるものを音楽に変換してアウトプットすることに慣れているからこそ、言葉を用いて他者に何かを伝えることに躓きやすいと考えます。研究を進める中で得た知識や情報を自分の中で理解したりそれぞれを繋げられたりしても、読み手が考察に結び付けられなければ“良い論文”とはならないので、研究の先にある“何が読み取れてどのようなことが考えられたのか”ということを誰が読んでも理解し納得できるよう、推敲を重ねながら丁寧に取り組んでいくべきだと感じました。
お話しいただいた内容は卒業研究だけでなく、3年次に取り組む学内研究発表にも活かせることであり、1,2年生も研究テーマの選び方やどのように研究を進めていくのかなど、大枠を捉えられ今後の参考になったのではないかと思います。これから中間発表、本発表、資格試験と卒業に向け段々と忙しくなっていきますが、同期と助け合い励ましあいながら今回学んだことを活かし、それぞれの目標に向け日々努力していきたいと思います。 音楽療法専攻4年生 遠藤環」
どの学年の学生たちも、後期も頑張っています!! 木下容子