地域で音楽療法を実施させて頂きました

音楽療法専攻は、3年生から実習に取り組みます。学内・学外において複数の教育機関・福祉施設・医療施設で、対面・遠隔の音楽療法を実施しています。
今回、実習とは別で、川越市内の高齢者入所施設と精神科通所施設において、音楽療法を実施させて頂きました。
写真は、音楽療法中に学生が演奏を披露している姿です。

学生たちの演奏に、ご参加下さった皆様は熱心に耳を傾けてくださいました。そして、活動の前後には学生に積極的に話しかけてくださる方々もいらっしゃいました。

各実習において、継続的に関わる音楽療法対象者から学ぶことは非常に多いです。
ただ、初めて会う方々への音楽療法活動において、学生たちは「この方に話しかけても大丈夫かな?」と考えたり、「音の刺激はこのくらいで伝わっているだろうか?」と音楽療法の本質に迫る検討をさせて頂いたことで、普段とは違う学びがたくさんあったことと想像します。

音楽療法活動を通して大学と地域が繋がり、たくさんの方々に喜んで頂けること。そして学生も普段とは異なる気づきを得ることが出来ること。この充実した活動は、今後も継続的に実施していきたいと考えています。

日本音楽療法学会学術大会(岐阜)に参加しました

第23回日本音楽療法学会学術大会が2023年9/1~9/3まで、岐阜県の長良川国際会議場で開催されました。
大会テーマは「多様性社会における音楽療法 ~いま、そしてこれから~」という現代ならではの興味深いテーマでした。
音楽療法は、その内容もアプローチ方法も多岐に渡ります。多様性あふれる現代社会において、音楽療法が人々の健康や幸福にどのように寄与していくのか、たくさんの研究発表やシンポジウムで熱気あふれる報告や討論が繰り広げられました。

本大会は、長良川での対面開催と併せてオンデマンドでも開催されました。本学の学生たちは、対面・オンデマンドの両方で参加しました。写真は、現地で参加した学生たちです。初めて学術大会に現地参加した学生もいましたが、学外の様々な音楽療法士たちの英知を目の当たりにして、とても刺激を受けたことと思います。
また、現地では卒業生たちとも再会しました。音楽療法専攻の学生と卒業生が一堂に学術大会で学ぶ姿は、とても感慨深いものでした。
 
本学教員の二俣泉先生は、複数のシンポジウムのシンポジストとして素晴らしいご発表をされました。また、私木下容子も、二俣先生との共同研究で口演発表を行わせて頂きました。

今年も大変充実した3日間でした。来年の大会は北海道で開催されます。北の大地で、本学の学生や卒業生たちが活躍してくれることを楽しみにしています!

現地参加した音楽療法専攻生たち