2023年度第1回の定例研究会を行いました

音楽療法専攻では、音楽療法の臨床等について検討する研究会を授業外で実施しています。
2023年度第1回目の定例研究会は7月21日(金)17:45から、対面とオンラインのハイブリッドで実施しました。
発表者は教員である私木下容子で、「精神科音楽療法の実際」というタイトルで発表いたしました。

コロナ禍、精神科での音楽療法実習が出来ていない現状から、精神科領域の疾患や症状、そしてそのような対象者たちへの音楽療法実践をお伝えしていきました。初めて精神疾患を学ぶ学生も、既に授業で学んだ学生たちも、疾患や症状の話を真剣に聴いていました。そして、その領域での音楽療法を想像しながら、熱心に学んでくれました。
学生たちは主に対面で参加しましたが、ハイブリッドでの開催だったため卒業生など学外の方々もオンラインで参加して頂き、盛会となりました。
質疑応答では、素朴な疑問から核心をつくような質問まで幅広く話題が上り、学生たちも実践経験のある音楽療法士たちも一同に議論に参加することが出来ました。
精神科疾患のある方々にとっての音楽は、心癒やし、自分を見つめるのに有効な媒体です。また、自己表現のために大切なツールであり、他者と繋がるためにも必要なものであるといえます。学生たちには、精神科領域でも大いに活躍する音楽療法士になって欲しいと切に願います。