音楽療法専攻「夏フェス」報告(2)

「夏フェス」報告の続きです。

この「夏フェス」には、多くの卒業生が研究発表・シンポジウムの話題提供者・演奏者として協力してくれました。

いずれの卒業生も、音楽療法士として、また研究者として第一線で活躍している人たちばかりで、在校生にとっても大きな刺激になったようです。

今回の「夏フェス」の大トリは、第4期の卒業生3名からなる、2名のボーカルとピアノによるユニット「花うたぴあの」でした。3名は、東邦音大音楽療法専攻在学中の音楽ボランティアの活動がきっかけとなってこのユニットを結成し、多くのオリジナル曲を生み出してきました。ライブハウス、イヴェント、病院、施設、教会などで演奏活動を行なっています。

3名とも、音楽療法・心理臨床・発達臨床の最前線で活躍する有能な音楽療法士であると同時に、たいへん才能豊かなミュージシャンでもあります。

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音楽療法専攻「夏フェス」報告(1)

2011年8月27日、学生たちが準備してきた、音楽療法「夏フェス」が開催されました。
研究発表、シンポジウム、演奏と、バラエティに富んだ内容で、多くの方たち(多くの卒業生、他大学で音楽療法を学ぶ学生の方々、近隣の福祉施設のスタッフの方、同日に開催されていたオープンキャンパスにいらしていた高校生とその保護者、これから音楽療法を学びたいと思っている方々など)が集まり、大変盛況でした。
学生たちそれぞれが、自由に楽しくふるまいながらきちんと責任をもって動いて自分の役割を果たしていて、お見事でした。
上の写真は教員・学生によるジャズ演奏、下の写真は研究発表の風景です(撮影:徳富政樹先生)。

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エクステンションセンターでの音楽療法関連講座(1)

東邦音楽大学エクステンションセンターでは、音楽療法関連の講座が複数開講される予定です。

詳しくは、以下のホームページをご覧いただきたいと思います。

http://www.toho-music.ac.jp/extension/course/

この記事では、10月から開講される講座をひとつ、ご紹介したいと思います。

2011年10月15日(土)の13時~15時

「平田紀子の生き生き歌える!歌唱伴奏法」

音楽療法やそのほかの機会で役立つ、ピアノによる歌唱伴奏の技術やセンスを高める講座です。

講師の平田紀子先生(東邦音楽大学専任講師)は、音楽療法の世界では「歌唱伴奏の名手」として名高い上に、講義やワークショップが、ユーモアあふれる語り口でとにかく面白い!と評判の先生です。

音楽療法に興味のある方、すでに実践されていて伴奏をスキルアップしたいと思っている方には、最適の講座です。

場所は、文京キャンパス(東京都文京区、最寄駅はJR山手線大塚駅か、東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅です。

どうぞふるってご参加くださいませ。

・・・ところで、東邦音楽大学音楽療法専攻の「夏フェス」の本番がだんだん迫ってきました。

(2011年8月27日、場所は東邦音楽大学川越キャンパスです)

こちらも、どうぞふるってご参加ください。

学会での研究発表にむけて

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医師や臨床心理士は、臨床実践を行なうものであると同時に科学者である専門職、「サイエンス・プラクティショナー」です。そして、音楽療法士もまた、そうした専門職のひとつです。研究活動は、音楽療法士に課せられた仕事のひとつだと言えます。

今日は、音楽療法専攻の卒業生の一人から、その人のおこなう研究発表に向けての相談をうけ、その助言と指導を行ないました。

2011年9月9日~11日まで、富山県富山市で、第11回日本音楽療法学会学術大会が開催されますが、今日相談に来た卒業生は、その研究発表に応募したところ、口頭発表で採択されたのです。

取り組んでいる研究は、発達障害児のグループ音楽療法におけるグループ編成に関するものです。音楽療法実践においてとても重要なテーマなのですが、これまできちんと研究されてこなかった内容で、とても面白い視点の研究になっています。

今日は、その研究発表で使用する予定のパワーポイントのスライドを見せてもらいながら、発表原稿を読み上げてもらい、内容について検討しました。

卒業生が、研究者としても着々と活躍しているのをみると、とても頼もしく感じます。

8月27日(土)に川越キャンパスで開催される音楽療法「夏フェス」では、新進気鋭の研究者として活躍する卒業生が、自分の取り組んでいる研究について発表をします。ご期待ください!