コロナ後、初のボランティアに参加して

新型コロナウイルスの感染拡大以前は盛んに行われていた音楽療法専攻学生のボランティアですが、感染症対策のために外部の立ち入りに対する規制が厳しい施設が多くなり、当面の間、ボランティア活動ができずにいました。
今回、卒業された先輩からお誘いがあり、コロナ以前にもボランティアに行かせていただいていた高齢者のデイサービスにボランティアに行くことができました。
昨年度から音楽療法実習で高齢者のデイサービス施設と遠隔でのセッションはさせていただいていましたが、実際に対面してセッションを行うという経験は私にとってほぼ初めての経験でした。緊張ももちろんありましたが、「やっと直接対象者の方々と会ってセッションができる」という期待が大きかったです。
実際にセッションをやってみて、Zoom越しでは感じ取れなかった対象者の表情や目線、その場の空気を感じることができ、同じ空間で同じ音楽を楽しめることの喜びを改めて感じました。
またセッション以外の普段の様子を見ることができたり、セッション後にほんの少し直接お話することができた時間が、遠隔では作りにくい時間であるためもどかしくも感じますが、対象者の方を知るきっかけになる大切な時間だと思いました。
今後も感染症対策を充分に行いながら、積極的にボランティアに参加し、経験を積んでいきたいです。

(4年生 木村紗彩)