学内実習発表会・卒業論文発表会を終えて

音楽療法専攻の学生は、3・4年次に音楽療法の実習に取り組みます。児童・成人・高齢者の各領域で実施される対面セッションや遠隔セッションに日々参加し、臨床の基礎を学んだり技術を高めたりしています。音楽療法専攻はこの「実践」とともに、音楽療法の「研究」にも取り組みます。「実践」と「研究」の両輪は、素晴らしい音楽療法士に近づくためにどちらも必要なものなのです。
2023年1月30日に、学内実習発表会(3年生)と卒業論文発表会(4年生)を合同で行いました。
学生たちは、音楽療法の中で興味のあるテーマを自分で探し、1年間リサーチを続けて論文を執筆していきます。テーマの探求はとても難しい作業ですが、学生たちは自分で先行研究論文を探したり質問紙調査を行ったりします。最終的にそれを論文としてまとめ上げ、専攻内で発表するという流れがあります。
今年度も、3・4年生全員が独自性のあるテーマで堂々と発表してくれました。
1・2年生は、先輩たちの発表を聞いて素朴な疑問を投げかけてくれたりと、有意義な質疑応答が行われました。後輩たちにも良い影響を与えてくれたこの発表会は、4年生が卒業後も研究を続ける礎となることでしょう。