学会での研究発表にむけて

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医師や臨床心理士は、臨床実践を行なうものであると同時に科学者である専門職、「サイエンス・プラクティショナー」です。そして、音楽療法士もまた、そうした専門職のひとつです。研究活動は、音楽療法士に課せられた仕事のひとつだと言えます。

今日は、音楽療法専攻の卒業生の一人から、その人のおこなう研究発表に向けての相談をうけ、その助言と指導を行ないました。

2011年9月9日~11日まで、富山県富山市で、第11回日本音楽療法学会学術大会が開催されますが、今日相談に来た卒業生は、その研究発表に応募したところ、口頭発表で採択されたのです。

取り組んでいる研究は、発達障害児のグループ音楽療法におけるグループ編成に関するものです。音楽療法実践においてとても重要なテーマなのですが、これまできちんと研究されてこなかった内容で、とても面白い視点の研究になっています。

今日は、その研究発表で使用する予定のパワーポイントのスライドを見せてもらいながら、発表原稿を読み上げてもらい、内容について検討しました。

卒業生が、研究者としても着々と活躍しているのをみると、とても頼もしく感じます。

8月27日(土)に川越キャンパスで開催される音楽療法「夏フェス」では、新進気鋭の研究者として活躍する卒業生が、自分の取り組んでいる研究について発表をします。ご期待ください!