今年で10回目を迎える弦楽合奏団の合宿(2016)

東邦音楽大学 弦楽合奏団 合宿は、今年で10回目を迎えました。今回も学生(大学院生、大学生、短大生、附属高校生)、卒業生、研究員、教員が一丸となり、河口湖で充実した4日間を過ごすことができました。

8/22(月)
参加者37名は、新宿からの高速バスと乗用車3台で、台風の中、河口湖へ向かいました。車1台を除いて、無事昼過ぎに合宿所「合唱の家おおば」に到着。(車1台は途中でタイヤがパンクしてしまいました……)

午後2時から河口湖畔にある、円形ホールで合奏練習の予定でしたが、「おおば」から徒歩10分の円形ホールへの移動も雨風で危ぶまれたため、「おおば」で室内楽の練習に変更。各グループに分かれ、先生や研究員の指導を受けながら24日夜の室内楽発表会のための練習に取り組みました。
途中でパンクした車もようやく到着して、夜には全員揃うことができました。

8/23(火)
快晴。台風の影響でお天気がすぐ崩れるかもしれない、との予報を聞いて、朝6時に富士山を見に散歩に出る人達もいました。(結局、富士山が綺麗に見えたのは、この日の朝だけでした)

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午前中、9時半~12時は円形ホールで合奏の練習。今年のプログラムは、ヴォルフ「イタリア組曲」とチャイコフスキー 弦楽四重奏曲 第1番(弦楽版)です。
午後2時~5時は、円形ホール、「おおば」 に分かれて室内楽の練習。
夕食は「おおば」の庭でバーベキュー!みんな代わる代わるに焼いて、美味しく頂きました。
夜7時半~10時は、円形ホールで合奏練習。さすがに夜の練習はキツイ。

8/24日(水)
今日は夜7時~円形ホールで室内楽発表会です。
午前中に合奏の練習をし、午後は室内楽発表会のゲネプロをしました。
室内楽発表は、過去最多の12組。全員が弦楽四重奏などの室内楽に挑戦しました。高校生から大学院まで、卒業生や研究員も入り混じった縦割りの編成で、グループ内の先輩格のメンバーが若いメンバーの指導をしながら、力を合わせて音楽を作り上げていきます。今年も若々しい力強い演奏をたくさん聴くことができました。
終演は10時20分。後片付けを終え、「おおば」に戻った時はくたくたに疲れていたにも拘らず、最後の夜を楽しむために、語り合ったりゲームをしたり。一段と親睦が深まりました。

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8/25日(木)
最終日。昨夜の本番の疲れもあり、朝食はいつもより静か。
朝食後に、荷造り、部屋の片付けをしてから、円形ホールで合奏のゲネプロです。
昼食後に、円形ホール近辺で観光客にチラシを配り、2時に開場。チェロアンサンブルでお客様をお迎えしました。

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2時半に開演。今年も合宿最後の力を振り絞り、集中力の高い演奏をすることができました。
終演後は、全体写真、また友人や先生と思い思いに写真撮影。協力参加してくださった研究員、卒業生、先生方に感謝の気持ちを言葉にし、また運営、会計をしてくれた仲間にもお礼を言いました。
帰りは順調に帰途につき、全員無事に帰宅。

今年も、音楽漬けの4日間でした。それぞれの成長が見られたことを感謝いたします。
支援してくださった学園、色々なカンパをしてくださった方々、毎年合宿準備のために、現地河口湖で労を執ってくださる卒業生の石澤さんに、この場を借りて御礼申し上げます。

東邦音楽大学 管弦打楽器主任教授
宮野 陽子