【ご報告】「日本の伝統音楽概説A」川越まつり事前学習
「日本の伝統音楽概説A」
川越まつり事前学習 報告書
6月18日(日)に川越まつり会館に見学に行きました。参加者は、学生4名、引率者1名(黒川)の合計5名でした。
13時にJR川越駅に集合し、まずはバスで氷川神社まで行きました。川越まつりは、氷川神社の例大祭として行われるもので、神幸祭の行列や神輿の出発点になります。神楽が奉納される舞殿や、本殿の周囲を見学したのちに、徒歩で川越市役所まで移動しました。
川越市役所では、川越ゆかりの武将、太田道灌の銅像を見学しました。川越まつりの際は、市役所前の駐車場を広場として利用し、山車の曳っかわせが行われることを確認しました。
その後、市役所前から「札の辻」まで徒歩で移動し、途中で元町一丁目の長屋を外側から見学しました【写真1】。元町の長屋は、川越まつりの際は「会所」になりますが、普段は「NPO法人 川越 蔵の会」の事務所として使われており、川越の町並み保存・活用のためのさまざまな取り組みが行われています。
14時過ぎに川越まつり会館に入館しました。係員の方による解説を聞いてから、囃子の実演を見学しました。演奏は「幸町囃子連」の方々でした【写真2】。獅子舞のときは獅子が客席まででてきて、お客さんの頭を魔除けにかんでいきました。学生も頭をかんでもらい、びっくりしたようでした。演奏後は、舞の方々と記念写真を撮りました【写真3】。また、囃子連のとりまとめの方に、普段の稽古などについてお話を伺いました。山車の展示や、囃子の展示パネルを見たのちに、15時過ぎに川越まつり会館をあとにしました。
その後は、川越のシンボルである「時の鐘」周辺を散策したり、お土産を買ったりしました。16時に「一番街」からバスに乗り、JR川越駅で解散しました。
天候にも恵まれ、参加者が体調を崩すこともなく、無事に終えることができました。実際に川越の町を歩いて体感することで、川越の町と文化、まつりを理解するための有意義な学習になりました。
黒川 真理恵(東邦音楽大学 講師)