陸上自衛隊東部方面音楽隊との合同演奏会を開催しました。
平成29年1月21日(土)、東邦音楽大学グランツザールにて、「TOHOコンサート2017~陸上自衛隊東部方面音楽隊&東邦音楽大学・東邦音楽短期大学ウインドオーケストラ合同演奏会~」を開催しました。
本コンサートは、陸上自衛隊東部方面音楽隊と東邦音楽大学・東邦音楽短期大学ウインドオーケストラによる合同演奏会で、昨年の第1回につづき、今年は第2回の開催となりました。
この日は朝から冷たい風が吹っていたこともあり、昼間もあまり気温が上がらなかったにもかかわらず、開場前から多くのお客様が並んでいました。そのため、予定よりも少し早めに開場いたしました。開場とともにお客様はお目当ての席へと進まれ、会場はほぼ満席となり、コンサートが幕開けしました。


第1部は、本学ウインドオーケストラの演奏を披露しました。
3曲目の「シング・シング・シング」では、陸上自衛隊東部方面音楽隊 石川晋次2等陸曹をドラムソロにお迎えして共演しました。石川さんは本学卒業生であり、大学卒業後、本学園で初めて自衛隊音楽隊に入隊された方で、現在もご活躍されていらっしゃいます。
「シング・シング・シング」は華やかでダンサブルな曲ですが、石川さんが奏でる切れの良い、アドリブ満載!のドラムソロが会場を大いに盛り上げてくださいました。指揮を務めた福田洋介特任准教授も出演した学生たちもリズムに合わせて体を動かし、笑顔を見せながら楽しく演奏している姿が印象的でした。
ドラムを演奏してくださった石川晋次2等陸曹
ベースを演奏してくださった倉田賢一郎2等陸曹


クラリネット専攻とトランペット専攻の本学学生も曲中のソロを演奏しました。
演奏中に笑い声が溢れた瞬間。とても楽しそうですね!
第2部は、陸上自衛隊東部方面音楽隊の皆さまが演奏を披露しました。
『サクソフォンとバンドのためのメモリー~ミュージカル「キャッツ」より~』では、
本学4年次生サクソフォン専攻の堀田和磨さんがソロを演奏しました。
音楽隊の皆さまの素晴らしい演奏に支えられて、のびのびと気持ちよさそうに演奏する堀田さんのサクソフォンの音色が合わさり、ロマンチックで少し切ない、大人な演奏をお送りしました。
ソロを演奏した大学4年次生サクソフォン専攻 堀田和磨さん
会場の皆さまから大きな拍手をいただきました。
同じく第2部の「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」では、
陸上自衛隊東部方面音楽隊 トランペット奏者の林克成2等陸曹が素敵な歌を披露してくださいました。
林さんのあたたかく胸に響く歌声に、会場にお越しのお客様はうっとりと酔いしれているようでした。
素晴らしい歌声を披露してくださった林克成2等陸曹
第3部では、本学ウインドオーケストラと陸上自衛隊東部方面音楽隊の合同演奏を披露しました。
1曲目は、P.スパーク作曲「ジュビリー序曲」を福田洋介 特任准教授が指揮し、
2曲目は、樽谷雅徳作曲「マードックからの最後の手紙」を隊長 加藤良幸3等陸佐が指揮しました。
その後アンコールを2曲演奏し、会場にお越しの皆さまから盛大な拍手が送られ、名残惜しい中コンサートは終演しました。





コンサート終了後、握手を交わす指揮者たち
(左)加藤良幸 隊長、(右)福田洋介 特任准教授
自衛隊音楽隊の皆さまと同じステージで、しかも間近で演奏できた本コンサートは、学生たちにとって大きな刺激となり、たくさんの収穫があったことと思います。この貴重な経験を生かして、今後の音楽活動のさらなる発展につなげてくれることを願っています。
今回のコンサートには、本学在学生や卒業生、近隣にお住まいの地域の方など、数多くのお客様がお越しくださいました。ご家族でお越しくださったお客様も多く、コンサートを楽しみにしていてくださったようです。足をお運びくださった皆さまには心より感謝申し上げます。
また、本コンサートの実現にご尽力くださいました陸上自衛隊関係者の皆さま、地域の皆さまに、この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました。
~プログラム~
【第1部】
海を越える握手/J.Pスーザ
吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による/大栗 裕
シング シング シング/L.プリマ 編曲 岩井直溥
吹奏楽のための「風之舞」/福田洋介
【第2部】
ツェッペリン伯爵/K.タイケ
ミュージカル「キャッツ」よりメモリー/A.ロイド=ウェバー 編曲 岩井直溥
タイム・トゥ・セイ・グッバイ/F.サルトーリ
吹奏楽のための第1組曲/G.ホルスト
【第3部】
ジュビリー序曲/P.スパーク
マードックからの最後の手紙/樽谷雅徳
【アンコール】
アルセナール/J.ヴァンデルロースト
吹奏楽のための第1組曲~ギャロップ/A.リード
◆本学のコンサート情報はこちらからご覧ください。
【ご報告】川越キャンパスにて第49回東邦祭実行委員への感謝状贈呈式を挙行いたしました。


平成29年1月11日(水)川越キャンパスにおいて、去る平成28年4月29・30日両日に行われた第49回東邦祭を支えた、東邦祭実行委員への感謝状贈呈式が挙行されました。
今回感謝状が贈呈されたのは、東邦音楽大学東邦祭実行委員20名の学生たちです。
東邦祭は、附属中学・高校・第二高校、そして短大、大学、大学院まで学園の総力を挙げて行います。また、大学の立地する川越市およびふじみ野市をはじめとする地域の皆様方とともに作り上げるイベントとしても伝統を重ねており、多くの卒業生、地域の皆様がご来場されます。
このような大きなイベントを作り上げるために、実行委員の学生たちは力を合わせて連日献身的な取り組みを続けてきました。
今回の贈呈式では、三室戸東光学長より、東邦祭の成功と音楽文化の発信を通じた社会貢献に対して、実行委員の学生たちへの高い評価とねぎらいの言葉が贈られた後、20名の学生たち一人ひとりに感謝状が手渡されました。
会場には東邦音楽大学の在学生が集まり大きな拍手が贈られました。
次回、第50回東邦祭は、2017年4月29日(土・祝)・30日(日)を予定しています。
詳細は決まり次第、本学ホームページ等にてお知らせいたします。
打楽器専攻生による「クリスマス ハンドベルコンサート」が行われました。
クリスマスを間近に控えた平成28年12月14日(水)、文京シビックセンター(東京都文京区)にて、東邦音楽大学 ハンドベル隊による、第241回シビックコンサート「クリスマス ハンドベルコンサート」が行われました。
河野怜子先生(東邦音楽大学大学院講師)の指揮のもと、本学の打楽器専攻1~4年次生で構成されるハンドベル隊は『もろびとこぞりて』『星に願いを』『プリンク・プランク・プルンク』『ジングルベル』『赤鼻のトナカイ』『ホワイトクリスマス』などクリスマスの名曲を演奏しました。
曲にあわせた振り付けやクリスマスの衣装に扮した楽しいコンサートとともにm、ハンドベルの大きさによる音色の違いやハンドベルを台に打ち付け音を奏でる「プルック」という独特の奏法など、河野先生による楽器解説も行われました。
アンコールではご来場の皆様も歌で参加していただき『きよしこの夜』を演奏しました。優しい歌声が会場にあふれ、あたたかい雰囲気に包まれるクリスマスコンサートとなりました。
開演前からお待ちくださっていた皆様、演奏がはじまると足を停め演奏を聴いてくださった方など、多くの皆様にご来場いただきましたことを、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
【プログラム】
♪もろびとこぞりて(賛美歌)
♪L.ハーライン作曲/星に願いを
♪L.アンダーソン作曲/プリンク・プランク・プルンク
♪J.ピアポント作曲/ジングルベル
♪J.マークス作曲/赤鼻のトナカイ
♪I.バーリン作曲/ホワイトクリスマス
河野怜子先生と東邦音楽大学ハンドベル隊
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次回、本学学生の出演予定は
2017年2月22日(水)第243回シビックコンサート「サクソフォンアンサンブル」です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
【ご報告】第49回東邦祭実行委員への感謝状贈呈式を挙行いたしました。


平成28年12月21日(水)文京キャンパスにおいて、去る平成28年4月29・30日両日に行われた第49回東邦祭を支えた、東邦祭実行委員への感謝状贈呈式が挙行されました。
東邦祭は、実行委員を中心に長い時間と労力をかけ、学園全体で作りあげていくのが東邦スタイルです。
今回感謝状が贈呈されたのは、東邦音楽短期大学東邦祭実行委員4名の学生たちです。
三室戸東光学長より、東邦祭の成功と音楽文化の発信を通じた社会貢献に対して、実行委員の学生たちへの高い評価とねぎらいの言葉が贈られた後、4名の学生たち一人ひとりに感謝状が手渡されました。
会場には東邦音楽短期大学の在学生が集まり大きな拍手が贈られました。
尚、大学の実行委員への感謝状贈呈式は、日程の都合上、1月に行う予定です。
東邦音楽短期大学
短大・コンポージングアーティスト専攻生が「ライブ実践」を行いました。
11月28日(月)、ライブハウス「Welcome back」(豊島区南大塚)にて、本学園短大 コンポージングアーティスト専攻生による「第4回 ライブ実践 My Song My voice for you~世界の音楽シーンを彩るベテラン奏者達との共演~」を行いました。
会場となったライブハウス「Welcome back」。
開場前から多くのお客様がお待ちくださっていました!
「ライブ実践」は、コンポージングアーティスト専攻の「専攻実技」の一環として行われるものです。クラシックの芸術性とポップスの文化を学びながら音楽創作および表現の研究を目的とする同専攻の2年次生が学びの集大成として、プロミュージシャンの方々と同じステージに立ち、お客様の前で自身が作詞、作編曲した作品を発表します。
「学生ではなく、今日はあえて『アーティスト』と皆さんを紹介します。本日出演する11組のアーティストは、プロミュージシャンに演奏でサポートしていただきながら2年間の学びの成果を発表いたします。どうぞ皆様、手拍子や声援などでこのアーティストたちを応援していただけますようお願いします」との城之内ミサ特任教授の挨拶で、ライブは幕開けしました。
城之内ミサ特任教授。教授の明るく楽しいMCで、
お客様も、ステージの奏者の方々も、笑顔があふれて……!
先生からは、音楽以外のこともたくさん学べます!!
独唱、デュエット、弾き歌い、ソリストとして楽器を演奏……と、学生各自の研究によって発表形態はさまざま。また、楽曲の制作意図も多様で、自身の思い出に刻まれた実体験をもとに、また、特定の誰かに伝えたいメッセージを込めて、あるいは、フィクションの情景・ストーリーから楽曲を創造し……など楽曲にまつわる興味深いエピソードも、演奏の前後に学生自らが紹介しました。
演奏やMCにお客様がおおくりくださった声援、手拍子、盛大な拍手を受け、出演者の学生は皆、お客様に、そして演奏でサポートしてくださるミュージシャンの方々に向けた感謝の想いと、自身の達成感や充実感とが入り混じったような表情を見せてくれました。
「共演してくださっているプロの奏者の方々は、学生たちの楽曲を、今日、初見で演奏してくださっています。プロフェッショナルの世界では、こういった瞬発力が求められることも学んでほしい。」
「プロになると、自分が100パーセント望むとおりの楽曲制作というのはなかなかできません。自身の希望に沿わない書き直しをしなければならない場面もあります。ですが、この『ライブ実践』は、純粋に自身の望む創作・表現ができる非常に貴重な機会であり、出演している学生たちはそのことを理解したうえで、今日までの準備をしてきました。」
会場では、コンポージングアーティスト専攻1年次生も先輩たちの演奏を鑑賞していましたが、城之内特任教授が司会の合間に伝えたこれらのメッセージは、来年、自らが舞台に立つ日を迎えるまでに学ぶべきことへの意識をよりいっそう強くさせたのではないでしょうか。
最後の出演者の演奏が終わっても会場は熱気に包まれたままに、ライブの幕は下りました。
この日に向け、学生たちは各自の発表の準備だけではなく、同専攻の仲間同士サポートをし合い準備を進めてきました。このような舞台をつくりあげるには、多くの方々の多くの時間と高い専門性、参加し合う者同士の円滑なコミュニケーションが必要であること、またそれらがいかに重要であるかを、出演した2年次生も、鑑賞した1年次生も、理解を深められたことでしょう。
学生に貴重な経験を与えてくださいました奏者の皆様、音響や照明等にご尽力くださいました「Welcom back」のスタッフの皆様、そして、会場に足をお運びくださいました多くの皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
最後は全出演者でお客様にご挨拶。
皆さん、おつかさまでした!
水野 美佐子(東邦音大 アドバンスコース生)
♪For You ♪ Change
野村 理世奈
♪恋花歌 ♪月と星の遊戯
青木 美妃
♪いのいちの種 ♪Bare foot
小川 翔太
♪ambivalence syndrome
沓澤 万莉
♪桜色の風 ♪サボテン
永井 麻美
♪風韻 ♪φιλία(フィリア)
大脇 大貴
♪たんぽぽの野原で
吉居 成美
♪feeling ♪オービット
米田 優美
♪sexual freedom
金子 彩音
♪L’Arc~en~Ciel lunaire ♪Everasting ties
齊藤 紗耶可
♪アイバラ~愛を知る赤い薔薇~ ♪Happy birthday
ヴィート・クレメンテ先生による声楽公開講座を開講しました。
平成28年11月24日(木)、川越キャンパス スタジオBにて、ヴィート・クレメンテ先生による声楽公開講座を開講しました。
ヴィート・クレメンテ先生
ヴィート・クレメンテ先生は、世界各地の歌劇場や管弦楽団の音楽監督、客演指揮を務められ、日本でも新国立歌劇場、東京文化会館など各地の主要劇場にて客演指揮をしていらっしゃいます。イタリア・オペラを中心に宗教音楽の他、現代音楽初演など、幅広いレパートリーをお持ちで、世界的にご活躍されている先生です。
本講座は、「イタリアでの伝統に基づいた音楽作りを、感覚的に『こんな感じ』で歌うのではなく、知識に基づいた解釈ができるように、またそれを表現できるようになる為の基礎が学べる講座」と題して、本学園にて声楽を専攻する学生3名(短大生、大学生、大学院生)を対象に、公開レッスン形式で行われました。
クレメンテ先生は、各レッスン生に対して、イタリア語の「B」と「V」の発音や、息の使い方、歌詞の意味を聴き手に伝えるための重要なポイントなど、たくさんの貴重なアドバイスをしてくださり、また、時おり自ら歌いながら、そして指揮をしながら、ダイナミックな動作を交えたわかりやすい指導をしてくださいました。
レッスン生も受講生たちも、クレメンテ先生の一言一句を熱心にメモを取りながら解説に耳を傾けていました。



3名のレッスンが終わった後には、聴講生からの質問に答えてくださいました。その中でも言葉の解釈についての質問には、「解釈というのは、その言葉のニュアンスを表します。言葉のひとつひとつにアイディア、イメージを持つことが大切」とお話してくださり、質問をした学生は、クレメンテ先生と直接お話できたことにも感激した様子で、大きく頷きながら聞き入っていました。


最後に、クレメンテ先生より「自由であるということはどうでもいいことではありません。すべてを勉強したうえで初めて自由が手に入ります。どうぞみなさん、たくさん勉強してください。」とお話があり、クレメンテ先生と各レッスン生へのたくさんの拍手が響きわたるなか、講座は終了しました。
指揮者の見解でのレッスンは、普段声楽の先生を中心にレッスンを受けている学生たちにとって、それとはまた違った新しい視点から楽曲に向き合うことができたのではないかと思われます。今回の講座が学生たちのさらなるステップアップに繋がることを願っています。
クレメンテ先生は2016年12月10日、11日に和光市民文化センターにて開催されます、第33回オペラ彩定期公演 プッチーニ「ラ・ボエーム」で指揮をされる予定です。そのオペラの合唱は、本学園附属第二高校生徒と大学・短大の学生が務めます。
皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください。
♪第33回オペラ彩定期公演 プッチーニ「ラ・ボエーム」の詳細はこちら
大学 声楽公開講座「イタリア・オペラ表現・解釈」
◆講師 ヴィート・クレメンテ 先生
◆日時 平成28年11月24日(木) 14:30~16:30
◆会場 東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオ B
◆講座でとり上げた楽曲
W.A.Mozart/オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」より 岩は動かぬ様に
G.Puccini/オペラ「ラ・ボエーム」より あなたの愛の呼ぶ声に
G.Donizetti/オペラ「愛の妙薬」より 人知れぬ涙
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団員のルネ・スタール教授によるヴァイオリン公開講座を行いました。
平成28年11月17日(木)、川越キャンパスにて、ルネ・スタール教授のヴァイオリン公開講座(二日目)として公開レッスンを行いました。
ルネ・スタール先生はウィーンフィルハーモニー管弦楽団員としてご活躍されており、本学の東邦ウィーンアカデミー教授でもいらっしゃいます。今回の公開講座は、前日の文京キャンパスでの特別講座、附属中高生の公開レッスンに続き、本日は川越キャンパスにて公開レッスンを行いました。
(11月16日(水)の講座の記事はこちらをご覧ください)
本日の公開レッスンは、本学園の短大、大学、大学院の学生、卒業生を聴講対象として行いました。今回は、ヴァイオリンを専攻する大学生2名、大学院生1名がスタール先生のレッスンを受けました。
スタール先生のご指導は、「波のようなクレッシェンドで!」「ここは、好きな女の子が通り過ぎた時の胸がドキドキする感じをイメージして」「賛歌を歌うように!ハレルヤ!!」など、ユーモアにあふれており、受講生たちが笑顔になるような場面もありました。レッスン中は先生自ら演奏しながら細かく丁寧にアドヴァイスをしてくださいました。
また、各レッスン生のこれからの課題やその課題を解決するための的確な練習方法もご指導してくださいました。
これからウィーン研修に臨む学生も受講していたため、スタール先生の一言一句に耳を傾け熱心にメモをとったり、うなずきながら聞いていました。
本日の講座も予定時間をオーバーするほど盛況でした。
ヴァイオリニスト、作曲家、指揮者など多彩にご活躍されるスタール先生の二日間に及ぶ特別講座は、学生たちにとって貴重な経験となり、さらなるステップアップにつながる機会となりました。
スタール先生(中央)、通訳を務めた林 特任教授(右)、レッスンを受けた学生たち
大学 ヴァイオリン公開講座
◆講師 ルネ・スタール先生(東邦ウィーンアカデミー教授)
◆日時 平成28年11月17日(木) 14:30~17:30
◆会場 東邦音楽大学 川越キャンパス スタジオB
◆本講座でとり上げた楽曲
無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 アダージョ フーガ / J.S.バッハ
ヴァイオリンソナタ ト短調 / C.ドビュッシー
詩曲 / E.ショーソン
平成28年11月16日(水)にルネ・スタール教授によるヴァイオリン特別講座を開講いたしました。
本学の東邦ウィーンアカデミー教授を務めるルネ・スタール教授は、国際的に活躍するヴァイオリニスト、作曲家、ピアニスト、指揮者であり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員、ウィーン国立歌劇場オーケストラ団員も務め、ヴァイオリンを学ぶ人のための教則本も執筆するなど、幅広い活動を行っています。
今回の特別講座は、ウィーンから来日中のスタール教授をお招きして、林千尋本学特任教授が通訳・ナビゲーターを務め、「初心者への指導法」として開講いたしました。
ヴァイオリンという楽器を初めて持つ方がリラックスできる方法をはじめ、子供たちに対するアドバイス。ソリストとオーケストラ奏者というそれぞれの視点で、立って演奏する時と座って演奏する時の姿勢や楽器の構え方の違い。弓を上手にコントロールし美しい音色を奏でる練習方法など、スタール教授の実演を交えた充実した講座となりました。
会場にはメモを取りながら熱心に聴講される方をはじめ、本学大学院生や短大生も参加し、自身の練習法や将来の指導者としての心得を学ぶことができる、たいへん貴重な機会となりました。


10月15日(土)「TOHO Saturday Concert」を開催しました。
平成28年10月15日(土) 文京キャンパスにて、「TOHO Saturday Concert」を開催しました。
「サタデーコンサート」は地域の皆様にも身近に演奏をお楽しみ頂ける場として年6~7回、土曜日の午後に開催しております。出演者は本学在学生をはじめ教員、研究員の中から選抜して行います。
当日は、近隣地域の方々や卒業生の方など多くの皆様にご来場いただき、今回は東邦音楽大学の在学生・卒業生と研究員による弦楽四重奏曲・フルート四重奏曲をお送りいたしました。第一線で活躍している卒業生や研究生と同じ舞台に立つ演奏会での経験は、学生たちにとって日頃のレッスンとともに、演奏家としての学びを深める実学の場となっています。
ご来場いただきました皆様にはこの場をお借りして深く御礼申し上げます。
東邦音楽短期大学
<当日プログラム>


W.A.モーツァルト作曲 / フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285
荒井 純一郎(フルート)
坂本 瑠美(ヴァイオリン)
藤本 未来(ヴィオラ)
坂田 桃子(チェロ)


L.v. ベートーヴェン作曲 / 弦楽四重奏曲 第7番 へ長調 Op.59-1「ラズモフスキー第1番」
坂本 瑠美(ヴァイオリンⅠ)
竹部 朱里(ヴァイオリンⅡ)
藤本 未来(ヴィオラ)
坂田 桃子(チェロ)
《ナビゲーター》荒井 純一郎
次回のサタデーコンサートは、
本学教授陣によるスペシャル編として、平成28年11月12日(土) 14時開演予定です。
皆様のご来場をお待ち申し上げます。→次回のコンサート詳細はこちら