大学院修了生・木村優太さん:ザルツブルク音楽祭2018に出演

附属東邦第二高等学校から東邦音楽大学に進学、同大学院・修了生の木村優太さんが、
2018年夏に開催される「サルツブルク音楽祭」に合唱団員として出演予定との情報が現地から届きました。
ウィーン国立歌劇場内でのオーディションにより選ばれ、歌劇場合唱団員として期間限定で契約を結び出演が決定しました。
ご出演予定の演目はチャイコフスキーのオペラ「Pique Dame」など4作品です。

SALZBURGER FESTSPIELE 公式サイト
http://salzburgerfestspiele.at/

演目:Pique Dame
指揮:Mariss Jansons

演目:Bassariden
指揮:Kento Nagano

演目:Zauberflöte
指揮:Costantinos Carydis

演目:Schubert Messe Es-Dur
指揮:Riccardo Muti

本学大学院生:廣田亮さん「第71回全日本学生音楽コンクール」声楽部門で本選に進出

10月18日、東京都港区のサントリーホール・ブルーローズで開催された、第71回全日本学生音楽コンクール(主催=毎日新聞社、後援=NHK)東京大会本選「声楽部門大学の部」において、東邦音楽大学大学院生の廣田亮さんが全国大会出場者に選出されました。全国大会は12月6日、横浜市の横浜みなとみらいホールで開かれます。

関連記事:
【ご報告】「第71回全日本学生音楽コンクール」全国大会:本学学生が声楽部門・大学生の部・第2位を受賞いたしました。

第5回『東邦声楽セミナー』を開催しました

平成29年8月26日(土)、文京キャンパスで第5回東邦声楽セミナーを開催しました。
このセミナーは声楽指導者や合唱に興味がある方などを対象に毎年夏の終わりに開催しています。本学声楽教員による個人レッスンと講座から構成されており、個人レッスンでは
毎年同じ先生に見てもらうことで1年間の成長を確認している方も多くいらっしゃいます。
今回の講座では初めて「オペラ」をテーマに取り上げ、舞台でも活躍中の佐藤泰弘教授が担当いたしました。

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個人レッスンで指導する大島洋子声楽主任教授

■講座「オペラの現代事情とアンサンブル体験」

第一部「オペラの成り立ちからオペラ事情」では、受講者の方にも考えて発表していただく形で話を進めました。「オペラ制作にはどれくらいの人が関わっているでしょう?」「劇場支配人→芸術監督→音楽監督→演出家(演出助手2~3人)、指揮者・・・・・」。
本番中のアクシデントなどを救う役割がある「プロンプター」は、欧米では非常に重要とされていることを、実際にミラノで会った凄腕のプロンプターを例に説明しました。

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受講者の皆さんと一緒に考えていきました

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講座の中で、佐藤先生おススメのオペラをDVD映像で紹介しました。

お金をかければ天井知らずといわれるオペラの例として、1998年に原作の舞台である中国北京の紫禁城で中国政府文化省協力のもと公演されたプッチーニ作曲《トゥーランドット》を挙げました。城内の宮殿にステージが組まれ、その前に作られた観客席は5000席、手縫いの出演者衣裳が1500着とまさに豪華絢爛。映像からもその壮大さが伝わり、見ていた受講者からもため息がもれました。

お金をかけなくても工夫次第で舞台が面白くなる例としてドニゼッティ作曲《劇場における都合と不都合》を紹介しました。佐藤先生と旧知の仲というヴィート・クレメンテ氏が指揮をした2009年、イタリア・ファーノにあるフォルトゥーナ歌劇場でのライヴ映像。佐藤先生は‘12年にヴィート・クレメンテ氏とオペラ彩公演ドニゼッティ作曲《マリア・ストゥアルダ》で初めて共演し、三菱UFJ信託音楽賞を受賞しています。

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喜劇のような演出に受講者から思わず笑い声が・・・

第ニ部「オペラの重唱・合唱を歌う」

G.ヴェルディ作曲オペラ《ナブッコ》より“行け我が想いよ”、
M.P.ムソルグスキー作曲オペラ《ボリス・ゴドゥノフ》より“泣け泣け人民よ”、
G.ヴェルディ作曲《椿姫》より“乾杯の歌”、
オペレッタ《メリー・ウィドウ》よりワルツ“唇は語らずとも”

の4曲を楽しく合唱しました。

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まずは、いい声が出るように準備体操!

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ロシア語は佐藤先生が一語ずつ読み、受講者は一生懸命メモを取っていました

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山崎明美先生がドイツ語の発音を丁寧に指導しました

オペレッタ《メリー・ウィドウ》よりワルツ“唇は語らずとも”は、発音が難しいとされるドイツ語。最初に日本語で歌ってメロディをつかみ、ドイツ語の発音練習もしたため、受講者の皆さんは迷いなく大きな声で歌っていました。発音練習を指導した山崎先生は受講者の方たちの仕上がりに「素晴らしい!奇跡かと思います!」と大絶賛していました。

佐藤先生は、「受講者の方が興味を持って大いに笑いながら楽しんでくださって、私も嬉しい」と話していました。

講座終了後は、声楽教員と受講者の皆さんで懇親会を行い、大好きなオペラの話を存分に楽しみました。

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講座を担当した佐藤先生には次々に質問が寄せられました

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熱く語り合う姿があちらこちらで・・・

東邦声楽セミナーに参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

【ご報告】7月9日(日)、東邦音楽大学グランツザール(本学川越キャンパス)にて、「南古谷ウインド・オーケストラ 第7回定期演奏会」が開催されました。

「南古谷ウインド・オーケストラ」は、埼玉県川越市の南古谷地区と本学との連携によって平成17年に発足しました。南古谷地区の3つの中学校を中心に、中学生、高校生、地域の方々、本学の附属高校の生徒、そして本学の学生で構成されており、学生は、各パートの指導も行っています。また本学の加古勉先生(東邦音楽大学大学院教授)、百瀬太智先生(東邦音楽大学研究員)、鶴澤綾先生(東邦音楽大学研究員)が全体指導及び指揮を行っています。現在約130名もの団員が在籍し川越市を代表する文化芸術団体に成長いたしました。平成26年にはこれまでの活動が高く評価され、埼玉県より「埼玉・教育ふれあい賞」が授与されました。

演奏会当日は梅雨の合間の快晴となり多くのお客様がご来場くださいました。
ご来場されたお客様をまずお迎えするのは、お揃いの団オリジナルTシャツを着た中学1年生の団員たち。笑顔で迎え入れました。

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演奏会は、同楽団長の櫻井晶夫氏のご挨拶。
ご来賓の川越市長 川合善明様、川越市教育委員会教育長 新保正俊様によるご挨拶をいただき開幕しました。

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南古谷ウインド・オーケストラ櫻井晶夫楽団長によるご挨拶。
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川越市長、川合善明様によるご挨拶。
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川越市教育委員会教育長、新保正俊様によるご挨拶。
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総合司会は、本学の学生が務めました。

第1部は、演奏会の幕開けにふさわしく、華やかな金管楽器のファンファーレから始まるマーチ「ベストフレンド」。美しく清らかな旋律のザ・ウォーター・イズ・ワイド。

吹奏楽愛好家の中で人気の高い作曲家のひとり、スウェアリンジェン作曲「コヴィントン広場」。

誰もが一度は耳にしたことのある名曲がメドレーになっている「サウンド・オブ・ミュージックよりハイライト」の4曲が演奏されました。

客席いっぱいのお客様からは中学生のソロ・パートが披露されるごとに、そして各曲の演奏が終わるごとに、大きな拍手が送られました。

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第2部は、同オーケストラで指導している本学の学生と高校生による演奏をお楽しみいただきました。

2曲目に演奏された「ジャパニース・ランドスケープ」は、日本の誇る各地の民謡の中から抜粋された

5曲で構成されています。和太鼓、締め太鼓などの和楽器も多く活躍し、お客様は、日本の情景を思い

浮かべているかのようにじっくりと聴いていらっしゃいました。

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第3部では再び南古谷ウインド・オーケストラが登場。

ここからは、団員全員がオリジナルTシャツ姿で登場し、舞台上は一気に明るいムードに。

「小さな世界」「リトルマーメイド」「君の瞳に恋してる」など多くの方に馴染みのある曲を披露すると、

リズムに合わせ手拍子をしたり、身体を楽しそうに揺らしていらっしゃるお客様の姿も見受けられました。

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アンコールで演奏した、「恋」では、ご来場されたお客様を元気に迎え入れた中学1年生たちが客席通路にならび“恋ダンス”を見事に披露し会場は大盛り上がり。

指揮の鶴澤先生、百瀬先生、中学生にダンスを指導した本学学生も舞台に登場し会場はさらなる盛り上がりをみせました。

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アンコール2曲目として、「Tomorrow」を出演者全員で合唱し終演を迎えました。

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この演奏会のためにグランツザールに足をお運びくださいました皆様に、心より御礼申し上げます。

東邦音楽大学

◆プログラム

[第1部]

♪マーチ「ベスト・フレンド」/松浦 伸吾

♪ザ・ウォーター・イズ・ワイド/スコットランド民謡

♪コヴィントン広場/J.スウェアリンジェン

♪サウンド・オブ・ミュージックよりハイライト/R.ロジャース

 

[第2部]

♪ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス/D.ギリングハム

♪ジャパニーズ・ランドスケープ/日本民謡

 

[第3部]

♪L-O-V-E/ナット・キング・コール

♪小さな世界/R.M.シャーマン&R.B.シャーマン

♪リトルマーメイドメドレー/A.メンケン

♪君の瞳に恋してる/B.クルー&B.ゴーディオ

 

[アンコール]

♪恋/星野 源

♪【全員合唱】Tomorrow/杉本 竜一

 

≪司会≫

鎮波真琴(東邦音楽大学 管弦打楽器専攻生)

【ご報告】東邦音楽大学FELLOW倉持武志先生による特別講座

平成29年7月14日(金)、文京キャンパス50周年記念館で、株式会社IZENEの代表取締役社長で、東邦音楽大学FELLOWとしても活躍している本学卒業生、倉持武志先生による「MUSIC VENTURE PROJECT」と題する特別講座を開催いたしました。

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倉持武志先生 プロフィール
1981年、千葉県生まれ。東邦音楽大学附属東邦高等学校トランペット専攻を経て、東邦音楽大学音楽療法専攻を卒業後、恵まれない国をはじめ世界中を旅しました。KONAMIグループで2006年から10年間勤務し、作曲家として多くのタイトルに関わり、世に送り出してきました。15年に独立、16年に音の総合結社「株式会社IZENE」を設立しました。

この講演会には大学、短期大学生の興味を持った学生が専攻問わず参加しました。

「この時代を生きる君は、どうやって音楽を仕事にする?」と問いかけから始まり、参加した学生たちの頭に次々と刺激を与えていきました。さらに「働く場所を自分で作る、ないものは自分で作ればいい」という考え方の一環として、倉持先生が最初に紹介したのは「有楽町」をテーマにした音の制作でした。

そこにしかない音を使って街のPRができないかと考え、有名な有楽町マリオンのからくり時計の音をメインにした音、さらにその街を歩きながら出会った音、モップをバケツの水に浸す音や音響式信号機の音声などを集めて作品にしていきます。

既に本企画で市町村のPRプロジェクトにも関わっており、今後もかなりのスピードで事業展開があるだろうと話しました。

 

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―You Tubeでセルフプロデュースして世界に発信できる時代―

音楽業界は自己発信の時代へ

1、素晴らしいと思うことを仕事にできる技術

2、それを誰よりも美しく見せる為の表現力

3、それを拡散するための情報発信力

「自分の仕事を作りたいと思っていました。何もない時代からビルだって何だって作ってきたのだから、作るものがいっぱいあった時代は仕事がたくさんあっていいな」と幼少期に考えていた倉持先生。「これからは、固定概念を捨てて情報を集め、価値を合わせて新しいものを作る時代」と話しました。

♪東邦音楽大学とのコラボレーション企画を発表!!!
社会貢献をしながら、そのすべてを学べるプロジェクト
「手話 MUSIC VIDEO PROJECT」

演奏・音楽企画→東邦音楽大学
映像制作・撮影→東京工芸大学 学生が協力
音楽制作・制作進行→株式会社IZENE

子どもたちが真似して踊りたくなるような踊りと手話の音楽と映像作品を作り発信。
具体的には女性3人組みの音楽ユニットPerfumeのような世界観を作り、手話を行う手にはLEDやレーザーなどを仕込み、歌詞は字幕のミュージックビデオを作成する。学生たちと一緒に組織を作り、本プロジェクトを運営。制作プロセスを通じて、音楽の新しい価値を見出し、それを具現化していく技術を学ぶ。演奏する場所は自分で作れば良い、ということを知ってほしいと話しました。

スケジュール
8月3、4日 東邦音楽大学で集中講義 「仕事を作るにはどういうことが必要か」
9月  合同企画プロジェクト 東京工芸大学の学生と一緒に企画を考え手話団体と連携
10~1月  制作
3月  全世界配信を発表

◆著作権は「クリエイティブ・コモンズ」を採用します
情報社会は音楽著作権のあり方も変えました。著作権=使用料、つまり音楽を使用料としてお金に換算していましたが、インターネットを使うすべての人が情報発信者となる現代、使用料は情報発信力を鈍化させてしまいます。これからは著作権を解放し「自由に使っていいよ!」を宣言することで、世界中から発信可能な無限の情報拡散力を味方につけて自分の価値を高めることに役立てます。

「音楽を継続するには音楽を仕事にしてお金を稼がなくてはなりません。そのために必要な術を具体的に僕と考えていきましょう」という倉持先生。今後は東邦音楽大学の課外講座「Music Venture」の授業でも学生に話をしてくださいます。
興味がある学生のみなさん、8月3、4日の集中講義に参加してみてください。

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【ご報告】学校法人 三室戸学園 東邦音楽大学 学園創立80周年に向けて“卒業生の集い”を行いました

平成29年7月17日(月・祝)、東京都上野公園内にある「精養軒」で“卒業生の集い”を行いました。卒業生が172名、名誉教授や退職教員、現職教員・教諭などを含め総勢約230名が一堂に会し、母校を懐かしむ楽しい集いとなりました。

~式次第~

  1. 開会の辞
  2. 三室戸学園理事長挨拶
  3. 来賓祝辞
  4. 演奏
    ヴァイオリン独奏
    近藤さくら(東邦音楽大学附属東邦高等学校3年)
    ピアノ 浅井和音(東邦音楽大学4年)
    J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番 ト短調 BWV1001 第1楽章 Adagio
    C.サン=サーンス ワルツ形式のカプリス Op.52 No.6
  5. 乾杯
  6. 演奏
    ・城之内ミサ先生よりビデオメッセージ
    ・国連機関ユネスコ・パリ本部よりトーチランスライドショー
    ・合唱 東邦音楽大学附属東邦中学校・東邦高等学校合唱団有志
    指揮 寺島雅春校長  /  ピアノ 髙嶋志織(東邦音楽大学1年)
    城之内ミサ“Peace of mind” (国連機関ユネスコ・パリ本部:公式ソング)
  7. 卒業生祝辞
  8. 学園の歩みと現在(いま)  ―スライドで紹介―
  9. 「東邦の歌」斉唱
    指揮 粕谷宏美教授 / ピアノ 浅野和子講師
  10. 卒業生より花束贈呈
  11. 閉会の辞
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佐浦國雄名誉教授より祝辞をいただきました

 

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ヴァイオリンの近藤さくらさん(東邦音楽大学附属東邦高等学校3年)とピアノの浅井和音さん(東邦音楽大学4年)による演奏がありました。昨年12月、第70回全日本学生音楽コンクールの全国大会ヴァイオリン部門高校の部で第1位を受賞した近藤さんの躍動感あふれる演奏に先輩方が聴き入っていました

 

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旧友や先生方との再会を喜ぶようすがあちらこちらで見られました

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附属東邦中学校から東邦音楽短期大学までを本学園で過ごされ、現在は同短期大学特任教授の城之内ミサ先生からのビデオメッセージの後、附属東邦中学校・東邦高等学校合唱団13名が城之内先生作曲「Peace of mind」(国連機関ユネスコ・パリ本部公式ソング)を澄んだ声で披露しました

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卒業生からの祝辞を埼玉県川口市立安行中学校校長、磯奈保子様とピアニストの藤原新治様よりいただきました。
磯様からは、附属東邦第二高等学校時代から大学までを懐かしむスライドと思い出などのお話があり、ご自身や先生方の若い頃の写真が映し出されると会場から歓声が起こりました

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附属東邦高等学校卒業後、ハンガリー国費奨学金が授与されてハンガリー国立リスト音楽院、同大学院修士課程を最優等の成績で卒業された藤原新治様は、留学時代の楽しいエピソードなどを披露してくださいました。藤原様は東邦の歩みと現在を紹介するスライドショーに合わせてピアノの演奏をしてくださいました。温かみのある素敵な演奏でした

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東邦にすっかり浸っていただいた後、粕谷宏美先生指揮、浅野和子先生によるピアノ伴奏で「東邦の歌」を参加者全員で声高らかに歌いました。

平成30年に学園創立80周年を迎える東邦は、これまで多くの卒業生を送ってきました。100周年、さらにその先の200周年に向かって世代が違っても同じ歌を一緒に歌える同窓の意識を強く感じていただいた集いとなりました。

足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

【ご報告】「日本の伝統音楽概説A」川越まつり事前学習

「日本の伝統音楽概説A」
川越まつり事前学習 報告書

6月18日(日)に川越まつり会館に見学に行きました。参加者は、学生4名、引率者1名(黒川)の合計5名でした。

13時にJR川越駅に集合し、まずはバスで氷川神社まで行きました。川越まつりは、氷川神社の例大祭として行われるもので、神幸祭の行列や神輿の出発点になります。神楽が奉納される舞殿や、本殿の周囲を見学したのちに、徒歩で川越市役所まで移動しました。

川越市役所では、川越ゆかりの武将、太田道灌の銅像を見学しました。川越まつりの際は、市役所前の駐車場を広場として利用し、山車の曳っかわせが行われることを確認しました。

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【写真1】

その後、市役所前から「札の辻」まで徒歩で移動し、途中で元町一丁目の長屋を外側から見学しました【写真1】。元町の長屋は、川越まつりの際は「会所」になりますが、普段は「NPO法人 川越 蔵の会」の事務所として使われており、川越の町並み保存・活用のためのさまざまな取り組みが行われています。

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【写真2】
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【写真3】

14時過ぎに川越まつり会館に入館しました。係員の方による解説を聞いてから、囃子の実演を見学しました。演奏は「幸町囃子連」の方々でした【写真2】。獅子舞のときは獅子が客席まででてきて、お客さんの頭を魔除けにかんでいきました。学生も頭をかんでもらい、びっくりしたようでした。演奏後は、舞の方々と記念写真を撮りました【写真3】。また、囃子連のとりまとめの方に、普段の稽古などについてお話を伺いました。山車の展示や、囃子の展示パネルを見たのちに、15時過ぎに川越まつり会館をあとにしました。

その後は、川越のシンボルである「時の鐘」周辺を散策したり、お土産を買ったりしました。16時に「一番街」からバスに乗り、JR川越駅で解散しました。

天候にも恵まれ、参加者が体調を崩すこともなく、無事に終えることができました。実際に川越の町を歩いて体感することで、川越の町と文化、まつりを理解するための有意義な学習になりました。

黒川 真理恵(東邦音楽大学 講師)

【ご報告】東邦スタンダードの授業で、卒業生の講演会が行われました。

平成29年7月5日、東邦音楽短期大学「東邦スタンダード」の授業において、卒業生を招いての講演会を行いました。

東邦スタンダードでは、授業の一環としてさまざまなゲストの方々をお招きしています。卒業生による講演は大学、短大とも毎年行っており、音楽と社会との関わりや、有意義な学生生活の送りかたについて考える機会となっています。

今回は、東邦音楽短期大学器楽専攻電子オルガンコースを卒業後、音楽教室講師として活躍中の中村茉由さんをお招きしました。

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最初に中村さんは電子オルガン演奏を披露。母校の後輩たちが大勢いる前での演奏は、普段のコンサート等とはまた違った緊張があったそうですが、華やかで優美な音楽を聴かせてくださいました。

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続いての講演はインタビュー形式で進行しました。現在の仕事の様子について、音楽を始めたころのお話、東邦音楽短期大学に入学しようと考えた経緯、在学中に取り組んだこと、講師採用試験に向けての取り組み、講師として採用になってからの研修について、普段のご趣味のことなど、色々なお話を伺うことができました。

この時期は就職活動の真っ最中の学生も多く、熱心にメモを取りながら聴く姿が見られました。

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終了後は学生たちが中村さんのそばに集まりました。電子オルガンコースの学生からは色々な具体的な質問もあり、中村さんはひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。卒業生が後輩たちをこうして応援してくれることは大変うれしいことです。中村さん、本当にありがとうございました。
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東邦スタンダードの授業では、音楽大学での学びと社会とを結びつけるために、これからもさまざまな機会を提供してまいります。

【ご報告】南古谷小学校にて授業参観と授業支援を行いました!!

6月9日(金)、12日(月)、19日(月)、川越市立南古谷小学校にて授業参観と授業支援を行いました。

6月9日(金)は教職入門として参観し、教職を志す学生(履修者全員37名)がスーツに身を包んで参加いたしました。冒頭、南古谷小学校校長の細谷先生より、本学学生に対して参観に関する心構えや注意事項等ご指導をいただき、身の引き締まる思いでありました。更に小学校側のご配慮により、すべての学年の授業を参観することが許可されましたので、時間いっぱい校舎内を回り、教育現場の様子を身を持って参観できる有意義な時間を持つことができました。翌週の授業では、参観の振り返りとして学生同士で討論を行い、参観だけに終わらせない深い学びができたと思います。

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大変丁寧なご案内を頂きました。
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細谷敏人校長先生より、参観の心構えを頂いております。
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粕谷教授から参観の趣旨説明。
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真剣に授業を参観し、そのまなざしが真剣でした。
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たくさんの掲示物から、子ども達の活動の様子がわかりました。

12日(月)、19日(月)は教職実践専攻3年生の学生が、南古谷小学校3年生の授業補助をさせていただきました。指導される担任の先生のもと、合唱の伴奏など即興演奏等を行う技術が要求される中、しっかり対応した補助ができていたように感じます。大学で修得すべき学問とは別に、実践の中でしか経験できない事柄はたくさんあります。ひとつひとつ経験を積み重ね、コミュニケーションをとり、自分の“引き出し”を多く創ることは、児童・生徒に対する対応の幅を広げることに繫がることと思います。

こうした貴重な経験をさせていただいた南古谷小学校 細谷敏人校長先生をはじめ、各諸先生方に深く感謝申し上げるとともに、これからも益々こうした地域連携を深めていきたいと考えております。

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事前打ち合わせ。授業補助するクラス発表されました。
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粕谷教授は、各学生の様子を視察。
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教職実践専攻3年生による授業支援。
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教職実践専攻3年生による授業支援。
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教職実践専攻3年生による授業支援。

平成29年6月30日
東邦音楽大学 教職担当