7月の定例研究会報告

7月21日は、大勢のお客様が、東邦音楽大学川越キャンパスの音楽療法研究室に来室され、にぎやかな1日になりました。

朝は、共同研究のプロジェクトのお話をご提案いただいた、音楽療法士・音楽療法研究者の先生がが来室され、打ち合わせをいたしました。

午後には、日本で音楽大学を卒業されたのち、米国で音楽療法を学ばれた先生が来室され、日本と米国の音楽療法の状況などについて、いろいろなお話をさせていただきました。

夕方には、定例研究会のゲストスピーカーである木下先生が来室され、定例研究会でお話いただきました。

定例研究会後には、恒例となっている会食(飲み会?)を、南古谷駅近くの居酒屋で行いました。研究会には卒業生も参加しましたので、木下先生、卒業生、研究員、学生交えて、とても楽しい会食となりました。

ただ、音楽療法関係者の「飲み会」は、どういうわけか、いつも話題は音楽療法になってしまいます。音楽療法という職業は、仕事もプライベートも、いつでも話題が音楽療法になってしまう…そんなとても魅力的な領域なのであります。

音楽療法専攻の受験を考えている人へ

音楽療法専攻の受験を考えている人へのアドバイスとしては、まず、音楽療法関係の本を何冊か読むことをおすすめします。推薦図書を以下に挙げておきます。これらの本の全てに一応は目を通して、音楽療法とは何なのか、自分が将来取り組む仕事としてどうか、ということをよく考えてみていただければ幸いです。いくつかの本には、付録としてCDやDVDがついているので、それを聴いたり見たりすることで、現場の状況がイメージできると思います

1)音楽療法士のしごと 生野里花(春秋社)
 著者がどのようにして音楽療法に出会い、それを仕事とするようになったかが正直に描かれていて、読みやすく、また大変興味深い本です。最初に読むとよいかもしれません。

2)音楽療法士3つのオキテ 二俣泉(音楽之友社)
 職業としての音楽療法について書かれた本です。これも、読みやすい本です。

3)音楽療法の実践 加藤美知子ら(春秋社)
 高齢者、精神科、終末期ケアの音楽療法の実際について、具体的に書かれています。また、実践場面を録音したCDも添付されています。

4)音楽療法の設計図 二俣泉(春秋社)
 発達障害の子どもの音楽療法について書かれた本です。この本も、実践場面を録音したCDが添付されています。

5)DVDブック 歌の翼に―緩和ケアの音楽療法― デボラ・サーモン著 生野里花訳(春秋社)
 終末期の患者さんへの音楽療法のドキュメンタリーDVDと、その解説本のセットです。本に掲載されている論文は、少し専門的かもしれませんが、DVDはだれがみても圧倒的に説得力のある素晴らしいものなので、ぜひご覧になることをおすすめします。

このブログを執筆している私(東邦音楽大学の音楽療法専攻、准教授の二俣と言います)は、音楽療法士として病院や福祉施設などで音楽療法の実践をしてきました。私自身は、音楽療法士という仕事を大変気に入っております(その理由については、上記に挙げた私の著書「音楽療法士3つのオキテ」に書いてあります)。なので、一人でも多くの人たちが、この分野に挑戦してくれるとうれしいなあ、と強く思っています。

第13回世界音楽療法会議(2)

学会発表には、口頭発表と、ポスター発表とがあります。

口頭発表は、部屋に集まった聴衆の前で、スライドを使いながら話して発表をします。

ポスター発表では、自分の研究を1枚のポスターにまとめ、それを会場にはります。ポスター発表の会場では、大勢の発表者が自分のポスターの前に立ちます。参加者は、ポスターをみてまわり、興味を抱いたポスターのところで、発表者に質問したり、議論したりするわけです。

今回の世界音楽療法会議では、東邦音楽大学音楽療法専攻の卒業生がポスター発表をおこないました。写真の2人とも音楽療法専攻の卒業生で、左の人が発表をした人、その奥に見えるのがポスターです。

今後もどんどん、卒業生が世界を舞台に活躍していってもらいたいものです。

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7月の抄読会のお知らせ

以前にも書きましたが、東邦音楽大学音楽療法専攻では、毎月1回の木曜日の放課後、川越キャンパスで定例の研究会を開催しています。

2011年7月の研究会は、21日(木)の17時45分から行われます。

内容は、

1)二俣泉(東邦音楽大学准教授、この記事の執筆者):第13回世界音楽療法会議の報告

2)木下容子先生(東京武蔵野病院):自閉症児のピアノ指導とその保護者のストレスについて(仮題)

今回お話いただくゲストスピーカーの木下先生は、発達障害、精神科の領域で多くの経験をお持ちの音楽療法士です。音楽療法士として経験を積まれた後、東京学芸大学の大学院に進まれ、大変素晴らしい修士論文を執筆されました。今回は、その修士論文の内容についてご紹介いただく予定です。

在学生、卒業生、教員だけでなく、すべての方にオープンな研究会ですので、ご興味のある方は、どうぞふるってご参加ください。場所は、東邦音楽大学川越校舎の16号館(部屋は未定です。16号館1階の音楽療法研究室の前の掲示板で、当日に部屋を掲示しておきます)。参加費は無料です。

第13回世界音楽療法会議

2011年の7月5日から9日まで、韓国のソウルで、第13回世界音楽療法会議が開催されました。

1000名を超える参加者(約半数は韓国から、あとは世界各国から。日本からは百数十名が参加)が集いました。

124の口頭発表、32のワークショップ、8のラウンドテーブル(座談会)、48のポスター発表、毎朝行われる講演、コンサートなどが行われました。

東邦音楽大学の音楽療法専攻からは、本稿を執筆している教員の二俣、学生が3名、また音楽療法専攻の卒業生が2名(うち1名がポスター発表を行いました)、参加しました。

ソウルは、日本よりも涼しく、過ごしやすい気候でした。

大会2日目の夕方には、野外での音楽イヴェント、大会参加者ならだれでも無料で参加できるパーティが開催されました。

そこでは、韓国の伝統楽器の演奏や、ハーモニカ・バンドの演奏があり、大変盛り上がりました。

とりわけ、踊りながら太鼓を演奏する「サムルノリ」のパフォーマンスは、圧倒的な迫力で大喝采でした。

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「夏フェス」開催

2011年8月27日(土)は、東邦音楽大学の川越キャンパスでオープン・キャンパスが開催されますが、同日、川越キャンパスで、音楽療法専攻主催の「夏のフェスティバル…通称、夏フェス(仮題)」の開催が予定されています。

在校生、卒業生、教員が、演奏をしたり、研究発表をしたり、意見交換をするシンポジウムをしたり…というようなことが企画されています(企画は現在検討中)。

詳細が決定しだい、またこのブログでお知らせしたいと思います。

さて、2011年7月5日~7月9日まで、韓国ソウルで「世界音楽療法会議」が開催されます。3年に一度、開催される、音楽療法の国際学会です。世界の音楽療法士、音楽療法研究者が集い、研究発表やワークショップが行われます。東邦音楽大学の卒業生も研究発表を行います。また、数名の在校生も参加します。

震災被災者への音楽による支援について

6月5日、東邦音楽大学文京キャンパスで、日本音楽療法学会主催の災害対策特別講習会が開催されました。

日本音楽療法学会では、東日本大震災発生後程なく、震災対策の特別委員会が組織されました。

この講習会は、この委員会の活動のひとつとして催されました。今後、東北のいくつかの県で、順次、災害被災者への音楽によるケアに関する講習会の開催が検討されているとのことです。

日本音楽療法学会東北支部の支部長・災害対策特別委員会委員長の智田邦徳先生と、同学会理事の鈴木暁子先生の講演がありました。

智田先生は、被災地域の数か所の避難所の音楽療法を継続的にボランティアで実施されています。その経緯が生々しく報告されました。混乱している避難所をめぐる状況の中で、繊細な配慮と大胆な創造性を駆使した、しなやかでたくましく智田先生のお仕事ぶりは、まさに「プロの音楽療法士の仕事」というべきものでした。

鈴木先生は、兵庫県在住の方で、阪神淡路大震災を経験されています。そのときの被災者への支援活動のご経験からと、災害被災者のケアの原則、活動のアイデアが紹介されました。やわらかい語り口で、学問とご自身の経験に裏付けられた説得力のあるお話は、まさに「腑に落ちる」ものでした。

智田先生の活動報告、また鈴木先生のレクチャーの内容は、日本音楽療法学会のホームページにも掲載されています。

定例研究会

音楽療法専攻では、ほぼ毎月に1回、午後6時45分~7時30分まで「定例研究会」を開催しています。

毎回、異なった発表者が、自分の取り組む研究や、海外文献の翻訳などを発表します。

発表者は、教員、研究員、学生、卒業生、またはゲスト・スピーカーです。

5月26日に、今年度の第1回の定例研究会が開催されました。この日は、准教授の馬場存先生が、ご自身が取り組まれている研究について発表してくださいました。

馬場先生の話の後には、参加した学生や教員からの質疑や感想が出され、大変充実した会になりました。

また、この研究会には、ときどき卒業生も参加しています。この日は、一昨年度の卒業生(仙台在住で、今回の震災では様々な困難を経験したそうですが、元気な顔を見せてくれました)が、久しぶりにやってきて参加しました。

歓送迎会


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5月1日には、音楽療法専攻の2010年度の卒業生、および1~4年生までが一同に会した歓送迎会が、池袋のレストランで開かれました。

例年ですと、年度末に卒業生の送別会、新年度に新入生の歓迎会があるのですが、震災の影響で送別会が延期になったため、今回は「歓送迎会」になったわけです。

5学年が集まり、学年を越えて様々な話に花が咲き、期せずして、とても良い会になりました。

皆、いい具合に「はじけて」いながら、決してハメを外しすぎない”大人な”ノリで、心地よい時間でした。

在学生たちも、就職して仕事(特別支援学校の教員、高齢者施設での音楽療法実践など)や大学院での学びをはじめた卒業生の話を聞くことができて、よい刺激になったようです。

東邦祭、1日目


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4月29日、30日は、東邦音楽大学の学園祭、「東邦祭」です。

以下に、29日の様子を報告します。

音楽療法専攻生の部屋では、午後から、学生たちのユニットやバンドの演奏、教員と学生のバンドの演奏、教員による音楽療法実践のデモンストレーションなどが行なわれました。

たくさんの人に集まっていただいて、とても盛り上がりました。

音楽療法で使う楽器の展示も行ない、多くの人が音楽療法で使う楽器に触れて音を出していました。

1年生から4年生まで、皆の結束も固く、すばらしいチームワークでした。