後期実技試験が近づきました。

1月も終盤となり、後期実技試験期間が近づいてきました。文京・川越両キャンパスの練習室では、学生たちが熱心に試験曲の仕上げに取り組んでいます。

大学4年次生と短大2年次生にとっては、これが最後の実技試験になります。そして、試験曲の演奏に加えて、演奏曲についての「作品ノート」をまとめて提出します。
「作品ノート」では、自分の演奏曲について様々な視点から掘り下げて行きます。作曲家の生い立ち、特徴、作品が書かれた時代背景、作品の楽式分析や和声分析、演奏に対する抱負など、学生たちはそれぞれ工夫をこらしてこの文章をまとめます。

中には「論文」と言っても大げさでないような充実したものも多く、優秀なものは審査を経て図書館に収蔵されています。図書館に収められた作品ノートは、また来年度以降も後輩たちが熱心に閲覧することでしょう。世代を超えて伝統が引き継がれていきます。

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