東邦音楽大学Konzertfach(演奏専攻)学生による演奏会が開催されました。

2018年11月10日(土)川越キャンパスグランツザールにて、東邦音楽大学Konzertfach(演奏専攻)学生による演奏会が開催されました。

演奏家を目指すためには、ホールでのステージ経験を積むことが非常に重要です。
演奏専攻の学生たちは、川越キャンパスの本格的な音楽ホールであるグランツザールにて年に2回演奏を披露します。この演奏会は「奏」というタイトルのもと、学内外に向けて公開され、本学演奏専攻における主要なカリキュラムの一つとなっています。

演奏専攻の実技カリキュラムは、大曲を研究するにふさわしい毎週90分のレッスンに加え、年に2回、4年間で計8回のウィーンアカデミー研修が必修単位となっており、日本とウィーンのダブルティーチャー制を実践しています。
今回の演奏会では、9月に行われた演奏専攻ウィーンアカデミー研修で研鑽を積んだ曲を中心にプログラムが組まれました。ウィーンにおいて学んだことを日本でのレッスンでさらに約2か月かけて熟成させた成果が披露されました。

ピアノを専攻する学生のプログラムを、出演順にご紹介しましょう。

宇佐川 真由(大学2年)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第12番 へ短調 BWV857
F.リスト:メフィスト・ワルツ第1番
Konzertfach(演奏専攻)コンサート

長谷川 芽唯(大学2年)
F.J.ハイドン:ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:49
J.ブラームス:2つのラプソディより ト短調 Op.79-2
Konzertfach(演奏専攻)コンサート

片山 瑶季(大学3年)
F.ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
ピアノ編曲によるオーケストラパートは、9月に行われた「第13回トライアルコンサート~オーケストラとの共演」にて、この協奏曲を東邦音楽大学管弦楽団と共演した片寄拓海さん(大学3年)が演奏しました。
Konzertfach(演奏専攻)コンサート

吉澤 木乃芽(大学3年)
R.シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
Konzertfach(演奏専攻)コンサート

安田 友利(大学4年)
F.ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
O.メシアン:幼な子イエスにそそぐ20の眼差し 15. 幼な子イエスの口づけ
Konzertfach(演奏専攻)コンサート

数々の大曲が演奏され、13時に開演したコンサートが終わるころにはホールの外では晩秋の短い日はすでに暮れ、まさに芸術の秋を堪能する一日となりました。
今後もこの演奏会「奏」は年2回開催の予定です。ぜひ演奏家を目指して研鑽を重ねる学生たちの熱演を聴きにいらしてください。