第10回東邦ピアノセミナーが行われました。

去る2016年7月24日、文京キャンパスにて、毎年恒例の東邦ピアノセミナーが開催されました。第10回という節目の今回も、全国からたくさんの熱心な方のご参加をいただきました。

「心に響く演奏表現をめざして」と題した講座1(大場教授)では、不協和音にスポットを当て、様々な時代の作品を通して、楽譜を読み込んだ楽曲に如何に息を吹き込んでいくかを学びました。

講座2(國谷教授)では、「J.S.バッハ:ニ声インベンションと、そこに至る指導法」と題して、インベンション各曲について、原典版を用いての解釈・装飾法・調性や和声の表現等々を通して特徴を再確認し、またそこに至るまで無理無く学べる教材や活用法についても学びました。

講座3(藤原講師・福原講師)は「知っておきたいリズムの基本とリトミック」と題したワークショップで、実際にピアノに合わせてリトミックを体験しました。最初はぎこちなかった皆さんも、段々笑顔になり身体全体で感じ表現する事の大切さを実感し、ピアノレッスンにどのようにリトミックを取り入れていくかを考えました。


例年の様に講座と並行してレッスンも行われ最後に懇親会も持ちましたが、今回は初めて在学生のコンサートも開かれ、ラヴェルとサン=サーンスのフレッシュな演奏を聴いて頂きました。


今年も参加して下さった方々からは「すぐにでもレッスンに活かせそうな内容で充実した時間だった」と好評を頂きました。

ご参加下さった皆様有難うございました。来年もまた、共に学ぶ時を持ちましょう!