「第15回トライアルコンサート ~オーケストラとの共演~」が開催されます。

オーディションで選ばれた学生がオーケストラと共演する「トライアルコンサート」の開催が近づいてまいりました。
今回はソプラノ、コントラバス、ピアノの3名がソリストとして選ばれました。
ピアニストとしてこのステージに立つのは、Konzertfach【演奏専攻】3年、平林大翔さんです。東邦音楽大学管弦楽団とグリーグ作曲《ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16》を共演します。

本番と同じ会場である川越キャンパスグランツザールにて、オーケストラとの練習がスタートしました。
ピアノを志すものにとって、オーケストラとの共演は大きな目標であり、憧れでもあります。ピアノ協奏曲という分野には大作曲家たちが力を入れて書き上げた名曲がずらりと並んでおり、その多くは非常に高い表現技術と音楽性が必要とされます。また、実際にオーケストラと共演するステージに立つチャンスはめったに巡ってくるものではありません。本番に向けての練習はその一瞬一瞬がすべて貴重なものとなります。

ノルウェイを代表する作曲家エドヴァルド・グリーグ(1843~1907)は、《ピアノ協奏曲Op.16》を25歳の時に完成しました。
当時のグリーグは新婚ということもあり、生活の糧を得ることに追われて多忙かつ落ち着かない日々を過ごしていました。そんな中、1868年夏にグリーグは都会の喧騒を離れ、郊外の田舎町スレレズにて短い休暇を過ごします。共に滞在した大切な友人たちとの語らいの中から作曲へのエネルギーとインスピレーションを得たグリーグは、ほとばしるような情熱を持ってこの傑作を書き上げたと言われています。
平林さんは、本学Konzertfach【演奏専攻】の充実したカリキュラムのもとで3年間にわたって研鑽を積んできました。来るコンサートではその成果を充分に発揮し、このピアノ協奏曲に相応しいスケールの大きな演奏を聴かせてくれることでしょう。

第15回 トライアルコンサート ~オーケストラとの共演~
2022年2月26日(土)13:30開場 14:00開演
会場: 東邦音楽大学グランツザール(川越キャンパス)
チケット: 事前申込制(全席指定)

詳しくは こちら をご覧ください。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

※本公演は、新型コロナウィルス感染防止の観点から、政府・自治体・関係団体のガイドラインに基づいた対策を講じた上で開催いたします。ご来場のお客様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。