学内演奏会「ピアノの部」

秋の空気が感じられる季節となりました。
東邦音楽大学川越キャンパスの木立ちや芝生も陽光に映え、穏やかな気分をもたらしてくれます。
そのような中、令和3年度後期が無事に始まり、全10回からなる学内演奏会もスタートしています。

学内演奏会とは大学3年次カリキュラムの一つです。
東邦音楽大学グランツザールを会場として、学生たちはそれぞれの専攻毎に舞台上で日頃の勉強の成果を発表し、また観客として客席から仲間たちの演奏を応援し、あるいはスタッフとして演奏会の裏方を支えるというものです。
また、立会いの審査員3名による講評用紙が、後日、各出演学生の手元に配布されます。
講評にドキドキワクワクする一瞬もおそらくあることでしょう。

さて、去る9月24日には第3回「ピアノの部」が開催され、熱演が繰り広げられました。
既に数回の定期試験を経験して成長してきた3年次生たちが、さらなる大きな飛躍を遂げている様子を目の当たりにして、聴き手の胸にも熱く迫り来るものがありました。
出演者全員がそれぞれの演奏後、グランツザールに響き渡る大きな拍手に包まれて、晴れやかな表情を浮かべていたことが何より嬉しく感じました。
今後も引き続き、学内演奏会第4回・第10回にて「ピアノの部」が開催されます。
学生の皆さんの活躍に期待したいと思います。

ところで、コロナ禍という誰もがかつて経験したことのない状況下では、演奏と「ワクチン接種後の副反応」との兼ね合いも新たな懸念材料となり得ます。
今年の夏以降、大学関係者や学生たちもワクチン接種の様々な機会に恵まれていますが、残念ながら必ずしも都合の良い日程が自由に選べるというわけではありません。
少なからず何かしらに支障のある日程を選択せざるを得ない場合に、不安や焦りを覚える人もあろうかと思われますが、何よりもまず日々体調を整えて自分の持てる力を存分に発揮していくことが大切でありましょう。