今年も「東邦ピアノセミナー」を開催します!

令和の時代が幕を開けました。大型連休は、皆様どのようにお過ごしになりましたか?
コンサートを聴いたり、あるいは自分で出演したり、時間をかけてレッスンや研究に取り組まれた方々もいらっしゃることでしょう。
連休後半には、東京・上野の「東京文化会館」大ホールにて、全国の音大を優秀な成績で卒業した出演者による「第89回読売新人演奏会」が開催されました。本学のピアノ卒業生では、この春にKonzertfach(演奏専攻)ピアノを卒業した安田友利さんがフォーレの作品を演奏し、大ホールの隅々にまで美しい音色を届けてくれました。

さて、時代は変わりましたが今年も恒例の「東邦ピアノセミナー」を開催いたします。
第13回を迎えた今年のセミナーは、以下の内容で行う予定です。

講座1 「心に響く演奏表現をめざして」
 ~表現を高めるためのテクニック・その2~
     講師:國谷尊之(東邦音楽大学教授)

昨年度のセミナーで大場主任教授が行った講座の続編です。このたび東邦が作成したオリジナルテキスト「表現を高めるための毎日のピアノエクササイズ」を用いて、多岐にわたるピアノのテクニックについて考察し「心に響く演奏表現」を支えるテクニックを身に付ける方法を探ります。
ご参加いただいた方にはテキストを進呈いたします。(昨年度この講座を受講された方にも、今年もさらに1冊差し上げます。)ぜひ講座の内容とともに、この新しいテキストをご活用いただければと思います。
毎日のピアノエクササイズ

講座2 「モーツァルトのピアノ・ソナタ解釈と演奏法」
 ~マンハイム・パリ時代のソナタKV309、KV310、KV311~
講師:浦川玲子(東邦音楽大学専任講師)

ウィーン古典派の天才的音楽家モーツァルトについての講座です。ご担当の浦川先生はウィーン国立音楽大学を首席で卒業され、オーストリア国家ピアノ教授資格を取得、ウィーンにゆかりのある作曲家についての研究と演奏活動を続けられ、日墺文化協会の会員として芸術文化交流にも参画されています。今回の講座では、20歳代前半の若きモーツァルトがマンハイム・パリ時代に書いた3つのピアノ・ソナタを題材に、モーツァルトを「モーツァルトらしく」演奏するための様々な要素を丁寧に解説していただきます。

2つの講座のほか、毎回好評の本学教員による個人レッスン(講座とのセットでのみお申込み可能)、本学学生によるコンサートも行います。
また、講座終了後には懇親会も行います(参加無料)。軽食をお召し上がりいただきながら、参加者の皆さまと本学教員の楽しい交流の機会を持ちたいと思います。ぜひお気軽にご参加ください。

『第13回 東邦音楽大学 東邦ピアノセミナー』
日時:2019年7月28日(日)9:30~17:30
会場:東邦音楽大学 文京キャンパス
対象:ピアノ指導者、音楽に携わる方、本学卒業生

ピアノセミナー

現在お申込み受付け中です。詳しくはこちらのページをご覧ください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。