今年も終わりに近づきました。

いよいよ12月。
今月は後期試験曲の提出に続き、短大2年次生と大学4年次生は、学生生活最後の実技試験曲についての「作品ノート」提出、また大学院生は修士論文の提出等、キャンパス内は年度末に向かって徐々に慌ただしい雰囲気に包まれています。

そんな中、12月10日にKonzertfach(演奏専攻)の学生による演奏会が、川越キャンパス・グランツザールにて行われました。現在、Konzertfachにはピアノ専攻生が6名在籍しています。彼らは前期・後期各1回ずつの公開演奏会が必修になっており、各学年の規定に従い約20分〜30分のプログラムを披露します。
今回の出演者と演奏曲をご紹介しましょう。

演奏専攻演奏会
王 成
S.ラフマニノフ:幻想曲ピアノ小品集 作品3 より
S.ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23 より

演奏専攻演奏会
長谷川 芽唯
W.A.モーツァルト:ソナタ 変ロ長調 KV333

演奏専攻演奏会
宇佐川 真由
S.プロコフィエフ:ソナタ 第6番 イ長調 作品82

演奏専攻演奏会
片山 瑶季
F.ショパン:24の前奏曲 作品28 より
L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78

演奏専攻演奏会
吉澤 木乃芽
D.ショスタコーヴィッチ:24のプレリュード 作品34 より
F.ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31

演奏専攻演奏会
安田 友利
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第20番 イ短調 BWV889
M.ラヴェル:ソナチネ
A.スクリャーピン:幻想曲 ロ短調 作品28

どの学生も、コンサートの場にふさわしい真剣な演奏を聴かせてくれました。1年を通して演奏を聴いておりますと、それぞれの学生の成長ぶりが伺え、大変充実した、また濃密な時間を味わうことができます。
Konzertfachの学生たちは、来月末から今年度2回目のウィーン研修に旅立ちます。正味10日間、文字通りレッスン漬けの日々が待っています。