新年度スタート。安全・安心な学生生活のために

4月も下旬に入り、前期レッスン・講義が本格的にスタートしています。
新型コロナウイルス感染症は未だ終息が見えず、今年度も様々な感染防止対策を行いながらの学生生活ですが、キャンパスではあちこちから音楽が聴こえ、行き交う学生たちの姿は生き生きしています。

気を付けなければいけないのは感染症だけではありません。今回のピアノダイアリーでは、ピアノそのものからは少し離れますが、安全・安心な学生生活のための本学の取組みをご紹介します。

大学生、短期大学生になると高校より通学距離も長くなり、活動範囲も広がります。世界が広がることにより新たな出会いや発見があれば素晴らしいことですが、その中で安全に学生生活を送るためには様々な知識も必要です。本学では、そのための様々な機会を設けています。

たとえば必修科目「東邦スタンダード」においては、成人を迎える学生たちが消費者トラブル等を回避し、万が一トラブルに巻き込まれた際には適切に問題を解決するための「消費生活講座」、在学中や卒業後に安全に仕事・活動を続けていくために必要とされる知識を得る「労働法講座」、通学や日常生活の安全のための「防犯講座」などを、全ての学生が受講します。
思う存分練習や研究に打ち込み、学生時代ならではの充実した楽しい時間を過ごすために、安全に学生生活を送るための知識と心得を身に付けることがその基盤であると私たちは考えています。

先日は文京キャンパスにて避難訓練と防災講話が行われました。人々の注意が感染症対策に向いている日々においても、いつどんな自然災害が起きるか分かりません。コロナ禍で活動に制約がある中でも本学では避難訓練と防災教育を引き続き行っています。

また、若い学生たちは、大規模な自然災害が発生した際の地域防災の担い手としての役割も期待されています。東邦音楽大学も参加している「埼玉東上地域大学教育プラットフォーム(TJUP)では、教育に関わる大学間連携とともに、地域交流の取組みのひとつに「地域の防災活動、環境保全活動」を挙げています。本学在学生・卒業生が、地域の担い手として音楽を通じて貢献するのはもちろんのこと、人々の安全・安心にも貢献できることを願って教育活動を進めて行きます。

『埼玉東上地域大学教育プラットフォーム(TJUP)』
https://www.tjup.taibokudo.jp/