第11回『東邦ピアノセミナー』が開催されました

梅雨明けを迎えて間もなくの7月23日(日)、本学文京キャンパスにおいて、第11回東邦音楽大学『東邦ピアノセミナー』が開催されました。

この『東邦ピアノセミナー』は、ピアノ指導ならびに音楽に携わる方々や本学卒業生を対象に、回を重ねてまいりました。毎年大勢の方々が本セミナーにご参加くださり、リピーターの方々も多くいらっしゃいます。

今年から新タイムテーブルが導入され、お昼の12時30分スタートとなりました。最初に、短いオープ二ングセレモニーに続けて学生によるコンサートが行われました。本学の現役学生たちの勉学の成果を参加者の皆さまにご覧いただき、たくさんの応援の拍手をいただきました。

pianoseminar2017_1
S.ラフマニノフ /
ソナタ 第2番 変ロ短調
作品36(1931年版)より
第1楽章
pianoseminar2017_2
N.カプースチン /
8つの演奏会用エチュード 作品40より
4.回想
5.冗談
6.フィナーレ

 

次に13時15分より、小林律子准教授による講座1「心に響く演奏表現をめざして〜リズム感〜」が行われました。古代ギリシャ時代まで遡ってリズムの定義を再確認するところから始まり、誰もが知っている楽曲を例に、拍節や拍子について詳しく解読していきました。

pianoseminar2017_8
pianoseminar2017_3

 

続いて15時より、野田説子専任講師による講座2「シンギングトーン〜響き歌う音〜を求めて」が行われました。歌う音や歌う響きを作り出すことの意味やレガート奏法、そして音でしか表現し得ない音楽への深い理解へと繋がる、有意義な学びの時間となりました。

pianoseminar2017_4
pianoseminar2017_5

 

毎年好評の個人レッスン枠は、今年は午前中と午後の時間帯に講座と並行して設けられ、多くの卒業生や一般の方々のご参加により白熱したレッスンが繰り広げられました。

pianoseminar2017_7

 

最後に、恒例の懇親会では、一日を振り返り互いに労いつつ、一同飲み物で乾杯、軽食をつまみながら笑顔と会話の花が咲き、楽しい時間はあっと言う間に過ぎていきました。実り多きセミナーと相成りました。

pianoseminar2017_6

東邦ピアノセミナーにご参加くださいました皆さまへ、この場をお借りして心より感謝申し上げます。