学生たちによるボランティア・コンサートを行いました。

しっとりとした、いかにも梅雨らしい気候になってまいりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今月は学生の地域貢献活動についてご紹介しようと思います。
東邦では大学・短大共に、定期的に学生によるボランティア・コンサートを行っております。先日、5月23日には、文京キャンパスのほぼお隣にあります都立大塚病院にて、短大2年の瀬山夏海さん、曽根原真理さん、智葉未夢さんの3名による4手連弾のコンサートが開催されました。

~当日のプログラム~
1. G.フォーレ: 《組曲ドリー》より 子守歌
2. J.ブラームス: ワルツ
3. Jブラームス: ハンガリー舞曲No.4
  ハンガリー舞曲No.6
4. A.ハチャトゥリアン: オペラ《仮面舞踏会》より ワルツ
5. A.ドヴォルザーク: スラヴ舞曲 ハ長調 Op.46-1

このボランティア・コンサートはプログラムを立案するところから学生が行います。そのコンサートにはどの様な曲がふさわしいのか、プログラム全体の流れはどうか?など、学生たちは真剣に、でも嬉々として話し合いを重ね、プログラムを組み立てていくと同時に、コンサートそのもののイメージを膨らませていく様子が見てとれます。

当日は病院にいらっしゃる患者様たちや付き添いのご家族、入院されている方、医師や職員の方々、大勢の聴衆が集まって下さいました。

いよいよ本番が始まり、学生たちの一生懸命な熱演が披露され、聴衆の方々からは盛大な拍手を頂きました。学生たちは心から演奏を楽しんだ様子で、終始生き生きとした明るい表情でおりました。お客様方も大変喜んで下さり、晴れやかな雰囲気の中、コンサートは幕を閉じました。

大塚病院ミニコンサート
大塚病院ミニコンサート
大塚病院ミニコンサート
大塚病院ミニコンサート

コンサート終了後、アンケートを通して様々な感想、講評を頂きました。その中には「気持ちが明るくなった」「久しぶりに生の音楽を聴くことができ、心が洗われた」「ピアノ連弾を初めて聴いたが、とても良いものだと思った」また、「演奏の間中、ずっとお腹の中で赤ちゃんが動いていた」等、心温まる内容のものがたくさんありました。学生たちも皆1枚ずつ丁寧に眼を通し、感激ひとしおの様子でした。

学生たちにとって、やはり演奏の機会を頂けることは何よりも嬉しいことだと思います。この様なボランティア・コンサートを通して演奏に対するしっかりとした手応えや達成感を得ることで、大変貴重なよい経験をさせて頂いていることに心からの感謝の念を抱いております。